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2021年6月13日 13:43
社会学者の宮台真司さんが、昔の朝ナマは「実存勝負」で見る価値あったが、今の朝ナマは「いかに賢くみられるかの勝負」になっていて一秒も見る気がしない、と言っていた。グローバル資本主義が浸透した現代、如何に賢そくみえるかに生きているかの争いになっている。いかに少ない労力で、大きな成果を得るか、で評価される。そして、その「成果」とは往々にして売上や利益である。より個人の生について言えば、年
2021年6月3日 12:55
斎藤幸平さんの『人新世の「資本論」』 からの引用。**引用開始アメリカのマルクス主義者ハリー・ブレイヴァマンの言葉を借りれば、社会全体が資本に包摂された結果、「構想」と「実行」の統一が解体されてしまったのである。どういうことか、簡単に説明しておこう。本来、人間の労働においては、「構想」と「実行」が統一されている。例えば、職人は頭のなかで椅子を作ろうと構想し、それをノミやカンナを使って実
2021年1月13日 01:07
私はかなり実存主義者である。実存主義って何かといえばいろいろな定義があるが、一言でいうと、自分の主観を最優先に考えるといえる。社会だったり、GDPだったり、他者だったりを主語にして物事を考えない、ということ。自分がハッピーならそれでいい、という発想。ただ、それは自己中のわがままであることを意味しない。家族や大切な人が幸せだったり、世界が平和だったりすることが条件で自
2020年11月15日 13:49
私は1986年で生まれで「失われた20年世代」なので、日本の明るいニュースを聞かずに育っている。また、世界的にもグローバル資本主義に疲れが出てきて、希望ある未来を手放しに待ち受けるムードもない。ただ、世界についての「心配とか、不安」を感じたことはない。マクロについてのことをいくら言われても、実感が全くない。そんなことは自分の心の持ちようでどうとでも解釈できる、と思うからだ。日本は一