合格した子　不合格だった子

やっと受験シーズンが終わった。
中学受験、大学受験、そして高校受験。
都道府県や学校の違いはあれど大体今年はこんな順番でやってきた。
今年はコロナもあって色々と大変だったと思う。

合格してはじめての授業

「はい、こんばんはー！」

画面越しに私は挨拶をする。
オンライン授業だ。

生徒「こんばんはー！」

私「まずは何より本当におめでとうー！！よく頑張ったね！」

そういうと、明るい笑顔で

「ありがとうございます！！」

そう言ってくれる。

今までで1番明るい表情。
画面越しでも分かる。

「こんなに明るくなれる子だったんだなあ。」

そう思った。
本当に合格してくれてよかった。
今年も生徒を応援し続けてよかった。

ゴールじゃない、スタートだ

毎年この言葉を最初にいうようにしている。
本当にそうだから。

過去に「合格がゴール」になってしまっていた子が何人かいる。

せっかく希望する学校にいけたのに、それから嘘のように燃え尽きてしまう子。
中学受験で多く、勉強嫌いになってしまう子もいる。
もったいない。
本当にもったいない。

でも、今年の新高1はなぜかみんな前を向いている。
「高校に入ってから頑張りたいから今のうちに勉強する。」とか、「高校入ってこんなことやりたい！」とか、一生懸命話してくれる。
希望に満ち溢れている彼らに心配はいらないかもしれない。

全員が合格したわけじゃない

特に中学受験と大学受験は本当に大変だ。
中学受験であれば、勉強する内容は3年先取りだから小学生が中3の内容勉強していることになる。
また、大学受験で第1志望にいける確率は10%以下だと言われている。

倍率も通常3倍以上。
友達2人と自分がいればそのうちの1人しか受からない。
厳しい。

結果と過去は変えられない

受験が終わった子は大きく4タイプに分けられる。

頑張って合格した子。
頑張ったけど不合格だった子。
あまり頑張らずに合格した子。
あまり頑張らずそのまま不合格になってしまった子。

頑張りは自分にしか分からないし、結果は変えられない。
過去の勉強も変えられない。
だから、この経験を活かしてほしい。
心の底からそう思う。

結果だけを受け止めるのはあまりにももったいない。
それぞれに学びは必ずある。
何か学べたならそれでいいと思う。

自分も他の学生や大人もそうしてきっと学んできた。
もうすぐ4月。
新しい門出を引き続き応援したい。








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