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大人のための「いたいの。いたいの。とんでいけ!」

あなたの目の前の状況を、私がすべて変えてあげることはできない。
でもね…。

人生を振り返って、たくさん、たくさん傷ついてきた私から…
前に向くきっかけとなる
「魔法の言葉」を、あなたに届けたい。

それは…。
小さい頃、転んでひざから血が出て泣いている時に
お母さんや幼稚園の先生に、かけてもらった『魔法の言葉』
「いたいの。いたいの。とんでいけ!!」

純粋で、無垢で、まっすぐだったあの頃
「いたいの。いたいの。とんでいけ!!」と、
背中や頭をさすられて…
膝から血が出ているけれど…、痛いのは変わらないけれど…
ほんの少し「ほっ」として、気持ちが和らぎ…
キューっとなった気持ちがほどけて、
下を向いて涙を拭いていた状況から
目線が変わり、前に向く。
そこには、優しいまなざしを向ける人がいる。
そして、泣くのをやめて、立ち上がれる。

あの頃のように…、
あなたの心に、この言葉が届くといいな…。

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大人のための『いたいの。いたいの。とんでいけ!!』

もう泣くのは、終わりにしようね。
さぁ、立ち上がる時だよ。
転んで、膝についた泥を、払おう…。
血が出たところを、優しく覆って、おさえてあげるよ。
「痛かったね。」と言えるのは、同じことを経験したから。
痛み、分かるよ。

ほら。顔が上がった。
目をギュッとつぶっていた時には、
分からなかった目の前の色が
涙でかすんでいたけれど、はっきり見えてきたね。

さぁ、手を出してごらん。
よし!もう立てる。

自分にもこの言葉をかけて、前に進もう。
それでいいんだよ。
転んでも、ゆっくりでいいから立ち上がれば…。
何度でも…。
何度でも…。

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自分の人生を振り返り…
楽しかったこと、嬉しかったこと、満足いく出来事
たくさんあったけれど…
誰もが経験しないような、悲しいこと、苦しいこと、逃げたくなること、
辛くて、辛くて、どうしようもないこと。
体や心が悲鳴をあげて、痛みが突き刺さったこと…
それらも、たくさん、たくさんあった。

『人は傷ついた分だけ、優しくなれる…』という言葉を聞いて、
悲しみ、苦しみの渦の中で、傷だらけになっている時には、
「そんな言葉で、私の心は前に向けない」と思っていた。

けれど…
人生も折り返し地点となり、
交通事故で亡くなった父の年齢を越えて生きている今、
振り返ってみると…
人の痛み、苦しみ、悲しみが、
全部は理解できないまでも、気づいて、相手に思いを巡らせ
心を寄り添わせることができるようになってきた。

これが…『人は傷ついた分だけ、優しくなれる…』ということなのか…

私は…
大人のための「いたいの。いたいの。とんでいけ!」を
「形」にしていきたい。

「自分だけじゃないか…こんな苦しさ、悲しみ、辛さは…」と
心がギュッと、硬くなって縮こまっている人が
大人のための「魔法の言葉」で
ほんの少し、頭をあげ
溢れた涙でいっぱいの瞳を前に向け、
そこに見えた景色に、「彩(いろどり)」を感じられるような
きっかけや手助けが出来れば…と考えている。

それは、まぎれもなく私がこれまで経験した
「マイナスな感情」から生まれる
『プラスの原動力』

透明度の高い湖に、私の投げた、
大人のための「いたいの。いたいの。とんでいけ!」という「小石」が
波紋のように、少しずつ大きくなって広がっていってくれることを
心から、願っている。

まずは、この投稿から…。
「いたいの。いたいの。とんでいけ!!」

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