やりゆきこ

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やりゆきこ

WEB企画編集、時々ライター/馬/フェレット/文鳥/野生動物/博物館ボランティア/永遠の馬場2級🔰/生物分類技能検定3級🔰/動物イラスト ※noteはほぼ趣味で書いています。 https://yariyukiko.com/

マガジン

  • ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える

    漫画・ゴールデンカムイに登場する馬まわりの考察

  • インド映画と馬 『インドの誇り』マルワリのこと

    インド映画に登場する馬『マルワリ種』について書いたものをまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

インド映画『RRR』で大活躍、誇り高き軍馬マルワリが好き

こんにちは。Pacallaという馬のWEBメディアで「Pacalla馬図鑑」という記事を連載している一介のライターです。その中で、過去に『マルワリ』という耳がくるんと湾曲したインドの在来馬を紹介させてもらっているのですが、最近その記事がTwitterでシェアされはじめたので、なぜ??と思っていたら、大ヒット中のインド映画『RRR』の中でマルワリが活躍していたとのこと。 マルワリはいつか乗ってみたい憧れの馬! これは見に行くしかない! ということで先日、映画館で見てきました。

    • ゴールデンカムイ 実写版映画の馬シーンまとめ

      先日、映画『ゴールデンカムイ』を観てきました。X(旧・Twitter )での前評判(高評価)をたくさん読んでから観に行ったので、正直ハードルが上がった状態での鑑賞だったと思いますが、それをしっかり飛び越えてきてくれる映画でした。とても面白かった! 二階堂兄弟が私のイメージに1mmの狂いもなかったことなど、いろいろ感想を述べたいところではありますが、この記事のテーマは「馬」なので、さっそく馬シーンについて少し書きたいと思います。 ※ネタバレ含みますので、ご注意ください。 ※

      • 【ズボラさん向け】QOLが地味に上がった買い物まとめ #1

        こんにちは。普段はWEBの企画や編集を生業としております、やりゆきこです。現在は、神奈川県で夫と二人暮らしをしています。突然ですが、ここ数年で自宅用に購入したものの中で、「地味だけどQOL向上に貢献してくれたな~」と思うアイテムを紹介していきたいと思います。今回はその第1弾です! ① 自立型・縦長 ランドリーバスケット大容量・縦長・自立型のランドリーバスケットです。取っ手がしっかりしており、家の中でも持ち運びしやすい。布製だけど自立してくれて、縦に細長いから、狭いところにも

        • 2023年に読んだ本の個人的ランキング発表

          私は毎年、Facebookにその年読んだ本の個人的ランキングを勝手に発表しています。今年はあまり多く本を読まなかったので書くか少し迷ったのですが、せっかく2020年、2021年、2022年と書いてきたので一応今年もやることにしました。 さっそくですが5位から発表していきます。 第5位 環境考古学への招待/松井章今年は「昔の人がどのように馬を扱っていたか?」というところを入り口に、環境考古学に関心を持った年でした。日本では、考古学って文系科目として扱われるのですが、理系的な

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        インド映画『RRR』で大活躍、誇り高き軍馬マルワリが好き

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        • ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える
          6本
        • インド映画と馬 『インドの誇り』マルワリのこと
          3本

        記事

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(7巻・苫小牧競馬場 編)

          こんにちは。馬のことを調べたり取材したりしているライターのやりゆきこです。『ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える』シリーズ、7巻の苫小牧競馬場編をお届けします。今回は馬についての考察というよりも、明治末期の競馬についての話がメインになりますがご容赦ください...!! ※このシリーズは個人の趣味で書いているものです。 ※漫画のコマ画像の使用については集英社公式サイトを確認の上、著作権法の範囲内で引用しております。 今回、1つ前の記事から2か月以上も間が空いてしまったのは、

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(7巻・苫小牧競馬場 編)

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(6巻編‐馬の大型化/第七師団と馬)

          こんにちは。馬のことを調べたり取材したりしているライター、やりゆきこです。『ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える』シリーズ、だいぶ間が空いてしまいましたが6巻編です。 ※5巻は馬に関する特筆事項がなかったのでスキップしました。 ※本シリーズは個人の趣味の範囲で書いているものです。 ※漫画のコマ画像の使用については集英社公式サイトを確認の上、著作権法の範囲内と考えられる形で引用しておりますが、指摘等あれば削除いたします。 ◆◆◆ 軍馬増強のための大型化。ト書きにも説明が

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(6巻編‐馬の大型化/第七師団と馬)

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(4巻編‐土方歳三と馬)

          こんにちは。馬のことを調べたり取材したりしているライターのやりゆきこです。最近は趣味の範囲で『ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える』シリーズをnoteにちょこちょこ書いています。今回は4巻の内容をお届けです。 ※漫画のコマ画像の使用については集英社公式サイトを確認の上、著作権法の範囲内で引用しておりますが、指摘等あれば削除いたします。 ◆◆◆ 馬わらじが一番よく見えるのは4巻だったさて、4巻で最初に馬が登場するシーンは33話、呪的逃走の回ですね。 街で牛山と偶然出く

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(4巻編‐土方歳三と馬)

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(3巻後編‐馬わらじ)

          こんにちは。馬のことを調べたり取材したりしているライター、やりゆきこです。『ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える』シリーズ、やっとこさ3巻の後編でございます。今回は馬の草鞋(わらじ)の話を中心に書いていきたいと思います! ※なお、漫画のコマ画像の使用については集英社公式サイトを確認の上、著作権法の範囲内で引用しておりますが、指摘等あれば削除いたします。 ※今回、対象としているゴールデンカムイ第3巻には主人公たちが馬を食べるシーン等が含まれます。苦手な方はここで引き返すこ

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(3巻後編‐馬わらじ)

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(3巻前編-馬橇)

          こんにちは。馬のことを調べたり取材したりしている一介のライター、やりゆきこです。本日は『ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える』の3巻前編をお届けしたいと思います。 前回は下記のとおり1~2巻をまとめて書きましたが、3巻は馬の登場ページがとても多いので今回はこの巻のみで前後編にして書いていきます。 また毎度のことですが、こちらの記事は私の趣味で書いているもので専門家の考察ではありませんので、その点ご了承の上で読んでいただけると幸いです。 ※なお、漫画のコマ画像の使用につ

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(3巻前編-馬橇)

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(1~2巻-軍馬編)

          こんにちは、馬について取材したり調べたりしています。やりゆきこです。 以前から漫画『ゴールデンカムイ』に登場する馬のゆる~い考察みたいなものを書きたいなと思っていたのですが、最終巻まで一気に書くのは無理そうだ…(ネタがありすぎる)ということで、今回はひとまず1~2巻で気になったことをまとめようと思います。 なお、このnoteは趣味の範囲でやっているものですが、気まぐれに有料設定することがあります。 ※漫画のコマ画像の使用については集英社公式サイトを確認の上、著作権法の範

          ゴールデンカムイで明治時代の馬を考える(1~2巻-軍馬編)

          企画展「科博の標本・資料でたどる日本の哺乳類学の軌跡」に行ってきた!

          最近、上野の国立科学博物館の特別展『海-生命のみなもと-』がSNSなどでとても話題ですが、もし8/16までに科博周辺に行くことがあったらおすすめなのが、企画展『科博の標本・資料でたどる 日本の哺乳類学の軌跡』です。 海展などの特別展(大人2000円)とは違い、規模は小さいのですが科博の常設展のチケットの範囲内で見ることがきできます。 日本の哺乳類研究学術団体ができて100年今年2023年は日本哺乳類学会の前前前身くらいの団体(おそらく日本哺乳動物學會のことかと思われる)が

          企画展「科博の標本・資料でたどる日本の哺乳類学の軌跡」に行ってきた!

          チャールズ国王の戴冠式で頑張っていた馬たちまとめ

          こんにちは。Pacallaという馬のWEBメディアで「Pacalla馬図鑑」 など連載をしている一介のライターです。 先日、英チャールズ国王の戴冠式がロンドンのウエストミンスター寺院で行われました。ニュース映像などを見た方は、馬たちの活躍も目についたのではないでしょうか。なんと200頭を超える馬たちが式典のために頑張ったのだそう...!! ライブ中継を見たり、現地のニュースをざっと調べたり、家にあった本を確認したレベルなので、正確さに少々欠けるかもしれませんが、私が把握で

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          チャールズ国王の戴冠式で頑張っていた馬たちまとめ

          『時代劇の馬は大きすぎる。当時の馬はポニーだった』は本当か?

          仕事でちょこちょこ馬に関する取材をしたりしているので、素人ながら馬に関する質問を受けることが実は結構あったりします。その中にいくつかの定番質問があるのですが、「時代劇の馬ってサラブレッドだけど、本当はポニーだったんでしょ?」とか「日本の昔の馬はもっと小さくてあんなかっこよくなかったんでしょ?」という質問もその一つ…。とくに昨年は鎌倉殿の13人が周囲で流行っていたので、ちょこちょこ聞かれたように思います。そんなわけで、ちょっと個人的に思うことなどをnoteに書いてみることにしま

          『時代劇の馬は大きすぎる。当時の馬はポニーだった』は本当か?

          標本作製に挑戦する、後押しをしてくれた本 8選+α

          少し前から、博物館の標本作製のお手伝いを始めました。(...といってもまだ始めたばかりで、まったく役には立っていないのですが) 実は、学術的な標本の価値とか重要性とか、そういったことに最初に(ちょこっと)関心を持ったのは東日本大震災のあと。つまり、今から10年以上も前なのですが、その時は自分が標本づくりに関わる…という発想にすら至りませんでした。 またクオリティはさておき、標本はどんな人でもつくることができると知ってからも、それを行うことは『死んだ動物と対峙する』ことになる

          標本作製に挑戦する、後押しをしてくれた本 8選+α

          映画『NOPE』に登場する馬にまつわる話(いろいろ)

          こんにちは。Pacallaという馬のWEBメディアで記事を書いている一介のライターです。 先日、公開前から見たかった映画『NOPE』のレンタル配信が開始されました。別の映画を見に行った時に予告編で知って、関心を持ったのですが、ホラーを映画館で一人見る勇気もなければ、他人と一緒に行ってビビっているさまを見られるのも嫌だったのでこの時(=配信)を待っておりました…! でも、実際に見てみると、想像していたホラー映画とは違った印象。動物と関わる機会がそこそこ多い生活を送っている私

          映画『NOPE』に登場する馬にまつわる話(いろいろ)

          2022年に読んだ本、個人的ランキング(生き物系入門書多め)

          毎年、年末になるとFacebookに書いていた、その年に読んだ本の個人的なランキングを2022年はnoteにも書いてみようと思います。 例年は小説とかが結構ランクインするし、今年もち読んでいるのですが、2022年は馬以外の動物も学ぼうと思って博物館の講座に行ったり、生物分類技能検定を受けたりと動き始めた年のため、生き物系の入門書が多めです。 第5位 海獣学者、クジラを解剖する。(田島木綿子)→ 科博の田島先生の本。表紙のアイデアが自分の好みすぎてジャケ買いのようなところも

          2022年に読んだ本、個人的ランキング(生き物系入門書多め)