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古事記編集・稗田阿礼はNGを出さない俳優!?「薭田野神社」⇔「賣太神社」

『古事記』編纂に大きく関わった謎がおおい「稗田阿礼(ひえだあれい)」を祀る神社へ。阿礼は舎人で記憶力はずば抜けており、難解な漢字表記も見ればすぐに音読できたという。稗田は芸能神・アメノウズメの流れのなので、現代で言えば、NGを出さない名俳優だったと言えようか!?

 天武天皇は阿礼が28歳の時に『帝皇日家継』や『先代旧辞』を暗唱させたが、天武天皇の死により完成しなかった。後に元明天皇は阿礼65歳の時、もし阿礼が没すれば古伝が失われることを恐れ、太安万侶に阿礼の記憶を書記させた。これが『古事記』の源流なのだそうだ。書き言葉の重要な存在ですね。

変更履歴



▼HP

薭田野神社:

http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/14/60/


賣太神社 :

▼アクセス

薭田野神社:亀岡市ひえ田野町佐伯垣内亦1
賣太神社 :奈良県大和郡山市稗田町319番地
 

▼祭神

薭田野神社:保食命、大山祇命、野椎命、稗田阿礼
賣太神社 :稗田阿礼

▼見どころ

▽薭田野神社(生誕の地)

駐車場から入るとまずは手水舎があり、なんとボタンを押すと水が出ます!!そして「石の輪くぐり」があり、「願い事を念じながら潜ると願いを達成する体力を授かる」そうな。

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由緒より709年創建で延喜式に記された古社。御祭神はトヨウケとする「保食命」と「大山祇命」と亀岡市に多い「野椎命」の三柱で五穀豊穣の守護神が祀られている。古事記の著者「稗田阿礼」が祭神と思いがちだが、そうではない。

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本殿右には自分が最後までやりきる気力を授かる「必勝願掛け石」があり、石に両手をあてて願掛けする事により石に秘められた気力を得る。石の上には、気という文字が彫られていて、この石に両手を当ててお願いすると良いらしい。また、 「癌封治瘤の木」と言われる樫の木・霊木があるので、悪いところを擦るべし。

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神様には和魂と荒魂があり、神様が怒ると荒魂が天災を起こすので、人はそれを鎮めるために丁重に祀る。一方、和魂はやさしい神様なのだが、和魂はさらに幸魂と奇魂に分かれる。伊勢神宮や石上神宮や北野天満宮、八坂神社などは本殿以外の摂社・末社の社に「荒魂」「奇魂」が祀られていることが多い。ここは前面に「幸魂奇魂」のようだ。

語り部・阿礼の口伝を、太安万呂が筆録して古事記が完成したとなっている。 古事記の編纂に携わった稗田阿礼が丹波国佐伯村で生まれたという伝説が伝わる為、境内にお社が建立された。ちなみに、奈良・売太神社も稗田阿礼としている。最後に、この稗田阿礼は女性だったという説がある。

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自然豊かですな~

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ひえ田野神社鳥居すぐ近く。この酒蔵は、約300年の歴史をもつ老舗蔵で、今も伝統的な生配仕込み、寒仕込の酒造りを行っているそうです。酒蔵の裏手に回ると、酒造りの道具が展示されている。

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お休み処では、甘酒やソフトクリームなどで一服できます。あまり知られていませんが、ちょっと気になる店です。地元の方が入っていたようで、楽しそうに団欒をされていました。

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神社あるとこ名水あり、名酒ありという感じですかね。

▽賣太神社 

古事記編纂に携わった稗田阿礼を祀っています。稗田阿礼は記憶力が良く一度聞くとすべてを覚えられたようで、『帝紀』『旧辞』等の誦習を命ぜられたらしい。前述のとおり、京都の亀岡市にも「稗田阿礼」と所縁のある神社がありますね。

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稗田阿礼命、アメノウズメ、サルタヒコが祭神。『古事記』の伝承者として知られる稗田阿礼を祀り、現在は童話の神社として親しまれている。

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阿礼祭が8月16日にある。古代大族であった稗田猿女君の邸があった場所と伝えられている。 --- 村の周囲に濠をめぐらして外敵と洪水から守り、利水を目的にした中世の遺構で、ほぼ完全な形で残されている市史跡。

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御朱印を貰うときに、由緒書きとは別に丸型の瓦せんべいいただきました!!有難し!!

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▼セットで行くところ(旅行記)

▽京都府亀岡市:薭田野神社

▽賣太神社 :


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