日本三大文殊「智恩寺」パワースイーツと日本三景【丹後王国シリーズ】
天橋立へのアクセスも良く、周辺は店も多いので、昼食やお土産にも困らない。自然が多い周辺で威風堂々としたその山門「黄金閣」が素晴らしい。 本尊は文殊菩薩で奈良・安倍文殊院、山形・大聖寺と並ぶ日本三文殊の一つで、年間で数日しか御開帳されないという秘仏。 ちなみに2010年代、本堂右側に寺の写真集があり、それを見ると本尊の写真があった。安倍文殊院と同じ渡海文殊菩薩坐像であり、柔らかい表情だった。そして2023年に初見仏!!
(https://www.youtube.com/watch?v=-0z-WsEnq0M)
7月24日がおススメです。駐車場も無料です。開帳時間などは公式HPを参照です。
宮津市のNOTEですね。
日本三文殊といえば!切戸文殊@天橋立、安倍文殊@奈良桜井、亀岡文殊@山形県ですが、高知の竹林寺も名乗りを上げている。
変更履歴
2023/12/22 初版
▼HP
▼アクセス
京都府宮津市文珠466
※終日楽しむならば、駐車場はここがよいかと。
▼祭神・本尊と脇時
渡海文殊菩薩
▼見どころ
箇条書きで説明。詳細は後述です。
通称「切戸(きれと)の文殊」や「九世戸(くせど)の文殊」、また「智恵(知恵)の文殊」と呼ばれる
奈良・安倍文殊院(安倍文殊(私のNOTE))、山形・大聖寺(亀岡文殊)とともに日本三文殊とする(京都・金戒光明寺(私のNOTE)説もあったら、ここはマチマチ)
本尊は渡海文殊で、文殊菩薩、善財童子、優填王像の三尊形式(安倍文殊院の渡海文殊は五尊形式)
本尊・文殊菩薩は秘仏で、正月三が日、1月10日、7月24日の年5日のみ開帳
808年、平城天皇の勅願寺として創建
醍醐天皇から勅額を下賜された
文殊信仰の霊場で、謡曲「九世戸(くせのと)」の題材となっている
室町時代には丹後守護・一色満範が庇護
3代将軍・足利義満を招いている
織田信長より南丹後を与えられた細川藤孝も、明智光秀を招いて茶会を開いているよう
『天橋立図』に、朱が塗られた宝形造の文殊堂や、守護代の延永春信が建立した多宝塔、一色氏家臣・成吉氏や室町幕府奉公衆・三上氏の発願により1430年前後に造立された地蔵石仏が描かれ、今は埋め立てられた入江には、1879年に智恩寺境内に移築された弁財天女堂が見える
1657年に改修される本堂は銅板葺きの宝形造りで、内陣の4本の柱が室町時代の面影を残し、平成の修理では、1314年、1270年と記された墨書も見つかっているのでリユースされているお堂である
猫寺としても有名になってきた??
▽智恩寺
まずは境内図です。
ここの駐車場に止め参拝。花火大会の日に参拝したときは、天橋立に行くまでに時間が掛かった。2023年7月に初めて本尊を見仏しました。柔らかな表情ですね。
寺の駐車場からなので西側から失礼しますが、本NOTEでは山門と表参道に行きます。
→山門
参道には茶屋があり、右に行くと天橋立で真っすぐ来ると、この山門に着く。この山門は「黄金閣」とも呼ばれ、楼上に、釈迦如来と十六羅漢を安置する、丹後地方最大の山門のよう。
丹後地方最大の山門は、7年の歳月をかけ1767年に建てられたもので、完成までに8780人の人員を要したとか。
参道から本堂への写真です。
お尻アゲアゲの狛犬がいます。島根や鳥取の日本海側(出雲地域)に多い認識です。面白いのが本堂側(内側)を見ているんですよね。ふつう逆(外向き)なんですが。
→多宝塔@重文、鉄湯船、弁才天
風格のある多宝塔。内陣には入れないようだ。多宝塔の周りにはお堂や石仏があるので、そこも注目で!!しかし、多宝塔の中は何が安置されているんだろうか??やっぱ、大日如来かな??
「鉄湯船」は、成相寺(私のNOTE)にも山川貞清作のものが残されている。
弁才天ですね。
→本堂:文殊堂
起源は遠く神話時代のイザナギとイザナミの2柱がこの地に悪龍を教化するために、中国の五台山より智恵の文殊菩薩をお迎えしたことがはじまり。
この扇子は、おみくじで、結果の出たおみくじは境内の松の木に結び付けて帰る習わしのようです。
江戸時代に宮津城城主・京極高国改築されたが、中央の四本の柱はそれ以前の元の建物の柱を使用しており、鎌倉時代に書かれた文字が残されているのだが、落書きかも(笑)
また、お堂外側には多くの人々から寄進された絵馬が飾られております。
イザナギ・イザナミの二柱が国土創生のとき、この地で暴れていた悪龍を鎮めるために中国の五台山より文殊菩薩をお迎えし、悪龍を善龍にしたと伝えられている。
その伝承から、文殊堂には本尊・文殊菩薩と善財童子と優闐王の三尊形式で、インドから中国へと旅した姿を表しているそうな。
文殊信仰は公式HP参照で。
→本尊秘仏「文殊菩薩騎獅像」日本三文殊
渡海文殊は優填王、最勝老人、仏陀波利、善財童子の侍者がいるのだが、優填王、善財童子のみです。
本堂右側から。ここは厨子の左右も開けてくれるのでよい。
渡海文殊の脇侍には「于闐王立像@重文」かと思ったが「優闐王」だった。
本堂右側からですが、その前に本堂裏側です。
渡海文殊のもう1体の脇侍には「善財童子@重文」ですね。
本堂右側には「鐘楼」と「暁雲閣」がある。
暁雲閣の下層の両側に亀腹が付いており「竜宮門形式」と呼ばれているとか・・・。丹後には浦島伝承(私のNOTE)があるので、分からなくもない。
→印塔
和泉式部の歌塚とされる宝篋印塔です。
智恩寺の通常「切戸の文殊」の「切戸」とは、天橋立と智恩寺の間にあった狭い海を指す。雪舟筆『天橋立図@国宝』の絵の通り、天橋立は北から伸びて南が繋がっていなかった。
江戸時代、西国三十三所巡礼・成相寺へ行くには、切戸を渡って天橋立を経由するのが近道であったため、渡し船が出て切戸の渡しと呼ばれていた。
→石造地蔵菩薩立像
境内右手前。力石並びにある。
3体あり全て室町時代のもの。二体しかないのだが、もう一体は北にある。
→力石、庚申さん
境内右手前に「力石(ちからいし)」がある。大中小3つあり、それぞれ130kg、100kg、70kg。って、持ち上げる人いるのか・・。って、それは神社の「おもかる石」ですね。力石に触ると不思議に力と知恵が授かるという言い伝えがある。
→そのほか
本堂の左手にある「無相堂」。
▽毎年1月10日「文殊堂十日ゑびす」
江戸時代に始まった新しいもので、空海作・大黒天の版木から福札を刷り、授与していた。現在では福娘が福札を細かく折って棒状にした福徳長寿の「福棒」を授与してくれるよう。文殊菩薩像特別開扉、甘酒接待がある。
▽毎年7月24日「文殊堂出船祭」
▽周辺のパワースイーツ!?
まずは宮津市公式です。
→cafe du pin
10年前に廻旋橋の回転が見たいので、時間つぶしに寄ったところはここですね。運河を行き交う船を眺めながらマッタリできるカフェ。廻旋橋横なので、動き始めたら、写真撮り忘れはない場所!!
→吉野茶屋、勘七茶屋、龍宮そば ちとせ
智恩寺山門から一番近いところに知恵の餅を生業にしている店が三店舗並んでいる。ここが元祖らしく、食べ比べしようとしたが自重した。誰か試してください。
知恵の餅3個と珈琲が付いたセットが260円!!!!安い!!!と思っていたが、帰って写真を見ると600円だった。味は美味しいです。お餅の食感がちょっと変わっていた気がする。この店は昼食もできるので、天橋立を歩いたときはここが良いかと思います。
昼食どころのひとつ。知恵の餅も売っており、合わせて食すのもよいかと思う。店内はスペースが大きく、ゆっくり落ち着いていただける店。ちょっと、昭和の感じの店内もよい。
天橋立の名物と言われる「知恵の餅」は、実はもともと智恩寺の名物だったとか。智恩寺の許可を得た茶屋「吉野茶屋」「彦兵衛茶屋」「勘七茶屋」「ちとせ茶屋」でしか食べることができない。
→観光センター松吟
cafe du pin横で廻旋橋近くで、2階の窓際なら確実に見れますね。団体客が良く利用しているようなので、無理なら近くの対橋楼がオススメです!!
2021年以前→対橋楼 阿蔵
学生時代に安旅行をして、夕食がなく「対橋楼」で夕食を頂いた。昼食問わず頂ける数少ない店である。横には雑貨も売っているのが面白い。
→橋立大丸本店
天橋立を横断する人はここでレンタサイクルを借りましょう!!天橋立のお土産どころであるので、ちょっとした割引などできます。ここが一番、お土産が揃っています!!
▼メディア情報
これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。
▼旅行記
▼セットで行くところ
公開日以降は以下を参照。
▼仏像展
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