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01-2.京都-丹波・丹後王国

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記事一覧

33年に1度の御開扉「薬師寺」聖徳太子作【丹波国(丹波王国)シリーズ/丹波シリーズ】

薬師如来の脇侍は日光・月光菩薩なので薬師三尊形式ですね。聖徳太子作か~。奈良・東大寺の古門書には、快慶は丹波仏師に関係していることから良い仏像が多い地域でもある。ということで期待していましたが、地域で大事にされている地方仏ですね。  あっ有名な奈良の薬師寺はこちらです。話を戻します。  住職と話したところ、一番遠い人は千葉から来たそうです。バス、徒歩も無理だろうからレンタカーかな・・・。あと、パンフレットは33年前の写真があり、それを絵にしたよう。最後に、ガチで33年に一

京都の穴場の桜「穴観世音(穴観音)」本当に穴!?【丹後王国シリーズ】

参拝者用の駐車場から綺麗な桜が咲いているのを発見!!そして、参道奥には、三重県伊勢市にある天岩戸神社を思い出させる小道が続いていた。 狭い入口から身をかがめるようにして岩の隙間から洞窟へ入れば、そこには観音・地蔵が祀られてる。優しい表情の観音様は1300年以上も昔のもので、穴観世音は願いを叶えてくれるパワースポットとして今注目を集めているそうな。ってメディアも取り上げたようだ。  本NOTEは次のNOTEから抜けたものですね。 変更履歴 ▼HP▼アクセス京都府舞鶴市東神

応挙の襖絵「大乗寺(応挙寺)」解説と宝物じっくり「帝釈寺(上寺)/法庭神社/八幡神社」【但馬シリーズ】

円山応挙一門による165面の「障壁画@重文」や、木造「十一面観音立像@重文」などがあるマイナーだが見ごたえたっぷりの神社仏閣である。 変更履歴 2023/12/27 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽大乗寺(応挙寺):兵庫県美方郡香美町香住区森860 円山応挙一門による165面の「障壁画@重文」や、木造「十一面観音立像@重文」などがある。京都府亀岡市の農家の次男坊・円山応挙はこの寺の住職・密蔵上人と繋がりが強いことから応挙寺と

スサノオ「久理陀神社」神仏習合「浦宮神社/神宮寺」【丹後王国シリーズ】

「関西電力宮津エネルギー研究所丹後魚っ知館」の行きに見つけていた神社。祭神は「栗田大明神」で、旧住所が「粟田小田宿野」ということから産土神であろう。 変更履歴 2023/12/26 初版 ▼HP ▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽久理陀神社:京都府宮津市小田宿野字中谷262 「関西電力宮津エネルギー研究所丹後魚っ知館」の行きに見つけていた神社。祭神は「栗田大明神」で、旧住所が「粟田小田宿野」ということから産土神であろう。  ※「関西電力宮

雪舟作天橋立図"雪舟観"「獅子崎稲荷神社(獅子崎稲荷)」みつばつつじ【丹後王国シリーズ】

2017年京都国立博物館で行われた『国宝展』で展示された雪舟『天橋立図』はここから描いたと言われる。ただし、ここではないという噂もある。ちなみに天橋立の花火大会はここで見るのも手です。  4月中旬以降に獅子崎稲荷神社の鳥居を取り囲むようにピンク色の「みつばつつじ」が包み込む。天橋立南側の「ビューランド」や北側「傘松公園」「成相寺」から見える天橋立と違った景色を楽しむことが出来る。 変更履歴 2024/12/25 初版 ▼HP ▼アクセス京都府宮津市獅子崎 ▼祭神・本尊

天橋立「和貴宮神社」宮津祭&神楽「智源寺」磐座隠れスポット【丹後王国シリーズ】

天橋立手前にある智恩寺と奥側にある籠神社と成相寺もよいけど、そのまえにこんなところもある!!「和貴宮神社」と「山王日吉神社」を練り歩くのが「宮津祭」である。 変更履歴 2023/12/24 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽和貴宮神社:京都府宮津市字宮本431 「わきのみやじんじゃ」と読む。神社前には公民館があり、駐車場は公民館と兼用になっている。車三台ぐらい停められる。この神社の奥には「カトリック宮津教会」がある。  宮津

この社殿凄!宮津最古「山王宮日吉神社」真横に「如願寺」神仏習合だな【丹後王国シリーズ】

572年に鎮座!平安時代初期の延喜式神名帳にも宮津で唯一記載されている古社。山王宮日吉神社は、宮津総氏神で宮津藩の守護神でもあるが、本殿右にある「杉末神社」を摂社が一番古く平安時代から続く古社。社記によれば平安後期に杉末神社境内に勧請されたとあり、杉末神社は赤ちゃん初土俵入が行われる神社。 変更履歴 2023/12/23 初版 ▼HP、▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述の見どころ参照 ▼見どころ1688年、宮津藩主・阿部正邦により再建され、本殿を中心に摂社・末社を含め8

日本三大文殊「智恩寺」パワースイーツと日本三景【丹後王国シリーズ】

天橋立へのアクセスも良く、周辺は店も多いので、昼食やお土産にも困らない。自然が多い周辺で威風堂々としたその山門「黄金閣」が素晴らしい。 本尊は文殊菩薩で奈良・安倍文殊院、山形・大聖寺と並ぶ日本三文殊の一つで、年間で数日しか御開帳されないという秘仏。 ちなみに2010年代、本堂右側に寺の写真集があり、それを見ると本尊の写真があった。安倍文殊院と同じ渡海文殊菩薩坐像であり、柔らかい表情だった。そして2023年に初見仏!! (https://www.youtube.com/wat

八幡だけど神明造「板列八幡神社」女神像2体ってアマテラスとトヨウケでは「板列神社(板列稲荷神社)」【丹後王国シリーズ】

平安中期の創建。現在の社殿は1834年のもので八幡社だが神明造り。祭神は八幡神のうち、応神天皇、息長足姫命(神功皇后)で、平安時代の女神坐像@重文を2体持っている。もしや、伊勢神宮内宮のアマテラスと伊勢神宮外宮のトヨウケでは??とか思ったり。  稲逎売神という見慣れない神様を祀る稲荷社。トヨウケの別名だとか、きになる神様だな・・。  いずれにしても籠神社との関係があるようだ。 変更履歴 2023/12/21 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時後述します。 ▼見ど

天橋立No.1ビューポイント「成相寺」西国三十三札所!傘松公園とセット【丹後王国シリーズ】

西国三十三所札所。704年に文武天皇の勅願寺として真応上人が創建したと伝えられ、本尊は身代わり観音、美人観音と呼ばれる「聖観音」で、33年に一度の御開帳である。前回のご開帳は2005年なので次回は2038年になるが、2009年に実は開帳している。  最後に本堂にある左甚五郎作の「真向の龍(まむきのりゅう)」は、雲龍図と同じく龍と目を合わせながら横に移動しても、ずっと目が合った状態になるよう作られています。その真意のほどは、実際にお確かめください!  ちなみに左甚五郎が残した

籠神社周辺「金剛心院/妙円寺/大谷寺」後宇多上皇ゆかり【丹後王国シリーズ】

籠神社周辺と北側の神社は京都市内と繋がりがある寺がある。このまま北上すると伊根町なので行く人が多いが、参拝する人は少ない場所! 変更履歴 2023/12/19 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽金剛心院:京都府宮津市字日置2268 京都市右京区周辺の寺で名前をよく聞く「後宇多上皇」ゆかりの寺。本尊は「愛染明王坐像@重文」で、その他に京都・清凉寺「清凉寺式釈迦如来立像@国宝」、奈良・法華寺の「文殊菩薩坐像@重文」と同じく体内より

徐福と浦島太郎「新井崎神社/浦嶋神社(宇良神社)」伊根町(・∀・)イイネ!!【丹後王国シリーズ】

徐福と浦島太郎伝承がある丹後王国の最北端にある伊根町の神社ですね。海に係る話が多い。ちょっと浦島太郎の話が出ている動画をどうぞ。  そして羽衣伝承とかぐや姫・・。 変更履歴 2023/12/18 初版 ▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時※後述「▼見どころ」参照 ▼見どころ▽新井崎神社 祭神は「事代主命」「宇迦之御魂命」「徐福」である。  徐福という人を祀っている珍しい神社です。場所的に鬱蒼として木々に囲まれ海が見える景色がよかったです。  蟹収めに丹後半島を一周

出雲大神宮神宮寺「極楽寺」神社にあった仏像がここにある【丹波王国シリーズ】【丹波七福神シリーズ】【丹波シリーズ】

出雲大神宮の摂社・末社「祖霊社」と「黒太夫社」を北に進むと極楽寺である。出雲大神宮には神宮寺があったが廃仏毀釈で仏式を捨てる。そのときに「十一面観世音菩薩像@重文」はここに安置されている。現在、頭部にあった十一面はすべて失われているが。。。 変更履歴 2023/09/08 初版 ▼HP なし▼アクセス京都府亀岡市千歳町千歳北所24 ▼祭神・本尊と脇時阿弥陀如来 ▼見どころ出雲大神宮の摂社・末社「祖霊社」と「黒太夫社」を北に進むと極楽寺である。出雲大神宮には神宮寺があっ

総本社対決「愛宕神社」京都vs亀岡!愛宕山「月輪寺×養仙寺」【京都右京シリーズ】【丹波シリーズ】【丹波七福神シリーズ】

京都で「伊勢へ7度!熊野へ三度!愛宕山へは月参り!」といわれる古社。古くより火伏・防火に霊験のある神社で全国900社はあるとする愛宕山に鎮座する「愛宕神社本宮」は京都市右京区と京都府亀岡市の2社あり??  火除け神と言われるが、勝利の神とも言われることから、「本能寺の変」直前に、明智光秀が参拝して、おみくじを4度引いたとか。全部、凶だったとか・・。。本当に凶だったな・・・。  その昔、愛宕山と比叡山は仲が悪かったそうで、比叡山が愛宕山に頭を叩いた。すると愛宕山にコブが出来て