世界遺産!国宝「元興寺」ならまちは元興寺の境内【奈良まちシリーズ】
「ならまち(奈良町)」は奈良公園の南あたりに位置する、世界遺産「元興寺(がんごうじ)」の旧境内を中心とした地域一体のことを指す。 この元興寺をはじめ、身代り申(さる)「庚申さん」「奈良町の町家(ならまち格子の家)」など、風情ある町並みの散策が観光の定番ですが、雑貨屋さんやお洒落な古民家カフェなど、今新しいお店が続々登場し、若い人たちも集まる場所となってきている。
変更履歴
2024/02/10 久しぶりに参拝したので写真増量(「2024年2月10日」でページ内検索)
2023/10/11 追加(https://www.kateigaho.com/article/detail/174881)
2022/12/20 初版
▼HP
▼アクセス
奈良市中院町11
▼本尊と脇時
※後述「▼見どころ」参照
▼見どころ
▽元興寺(奈良市中院町11)
世界遺産です!!極楽坊と禅室の屋根に、色も形もバラバラなのがわかる。その中には 1400年前に焼かれた「行基瓦」 が残っている。禅室の屋根裏に残されていた木材が、582年ごろという「世界最古の木材」と確認された。
ここは飛鳥の蘇我氏の氏寺だった法興寺(現、飛鳥寺)を平城遷都で移設したもので『続日本紀』では南都七大寺(東大寺、興福寺、元興寺、大安寺、薬師寺、西大寺、法隆寺)の1つである。
入山料500円と京都と比べると安い!
→本堂@国宝
かつては南都七大寺の一つとして威勢を振い、現在の奈良市街の南東部を占めていた。境内南隅に建つ「法輪館」には平安時代中期の作である大きな「阿弥陀如来坐像@重文」や鎌倉時代の「聖徳太子立像@重文」が安置されている。妻のお気に入りの如意輪観音もあります。
本堂と禅室の屋根瓦の一部は、赤や黒色で他の瓦と色が異なるものがある。これは、飛鳥の法興寺から持ってきた1400年前の瓦などである。
→本堂左:
宝物館にあり、高さ5.5mながらも国宝。五重塔を建てる時に一緒に作られたらしい。仏像も小さいモックアップor設計図を基に作られるが、塔も同じということかも。
西小塔院に安置されていたと伝わる「五重小塔@国宝」は跡地は分かっている。
https://www.youtube.com/watch?v=Ldut7WhpUt0
→本堂左から本堂背後をまわる
上の写真左は本堂裏に建つ「元興寺禅室@国宝」。智光や空海をはじめとする僧侶が起居し、学修した官大寺僧坊の遺構。構造材は奈良時代以前の古材を多く再利用されている。
→弁才天堂
→禅室
極楽堂の西側に建つ国宝・禅室。多くの部分で手が加えられているものの、もとは僧侶の寝起きする僧房として使われていた。禅室南面と極楽堂西面の屋根には、元興寺の源流に当たる法興寺創建当初の軒平瓦が今でも使われている。1400年前の瓦が破損もせずにいまも使われているとは・・。
https://www.youtube.com/watch?v=IRWxzeadZVA
▽元興寺塔跡(奈良県奈良市芝新屋町12)
世界遺産・元興寺極楽堂から徒歩4分のところに「華厳宗元興寺」があり、日本最大の5重の塔があった礎心石が今でも残っている。一説によれば72mもあったとされ、京都「東寺」の54.8mよりも高い。
▼旅行記、セットで行くところ
ならまち
東大寺、興福寺、春日大社など王道
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