地域交流が採用へ功を奏す
地域交流が盛んな施設はボランティアの受け入れ、ボランティア感謝祭、 園児と利用者さんの交流会、本当に地域の巻き込み方が上手です。
納涼祭では町会の招待を盛大にしており、町会側も神輿と担ぎ手を用意して、施設の大広場で神輿渡御をします。
今回は地域交流の必要性と、そして採用について私の経験も含めてお伝えします。
地域交流~地域連携、そして太いパイプを通して採用
私も冒頭のような、地域交流の盛んな併設型の特別養護老人ホームにケアマネージャーとして在籍していた事があります。
定員147名の施設ですのでそこそこ大きめの施設です(担当利用者はもう一人のケアマネと半分づつです)利用者の定員に比例して人員基準も増えますので、採用活動は必須です。
転職エージェントや広告媒体も勿論使っておりましたが、他の施設と比べ圧倒的に地域交流により、エリア内の高校の就職指導課と太いパイプを作っておりました。
高校の生徒達も納涼祭にどんな施設なのかを見に来る事に繋がり、地域交流が上手くいっている事案です。
高校の就職指導室へ定期的な訪問による信頼構築
そこの施設では私達ケアマネや介護士には、採用に関しての決済権が一切ないのですが、何度も施設長の運転手と荷物持ち(菓子折り等)として高校の就職指導室へ同行しました。
同じ自治体の中にある商業高校、工業高校等を3つ、4つ定期的に廻るのです。今時は私達の時代と違い、工業高校と言っても落ち着いております(笑)
就職指導の先生は勿論、冒頭で挙げた納涼祭などにも招待しておりましたし、見事に連携が取れていたと思います。
何よりも、何度も訪問するのです。営業マンのように。
極力電話で済ませたい気持ちは皆ありますが、電話だけでは信頼関係が構築出来ないのはどこの世界でも一緒です。
私の上司である施設長は信頼を構築していたのでしょう。
逆にその高校の生徒が新卒で入職しない方が不思議なくらいなのです。毎年4月になると新卒が少なくとも5、6人は入職しておりました。
特に介護士の採用は地域交流が功を奏す
入所施設となれば、夜勤や早番など不定期でありかつ出勤時間帯の問題も生じ、一般の会社員より近距離通勤が望まれる傾向があります。
一時間半を超えて介護施設に勤めにくる従業員は稀なケースと言えるでしょう。その点、同エリアの高校の生徒ならば問題は皆無です。
又介護施設の利用者は、介護保険者が基本的には住民票のある自治体である事から元々地域住民である事が多いです※住所地特例制度により他エリアの方も勿論おります。
そういった理由からも日頃から地域交流、そして地域連携、即ち同エリア高校との接触頻度も増やしていく必要があるでしょう。
まとめ
今回は地域交流から地域連携、そして採用活動についてお伝えしました。
又、同エリアの高校等と地域連携して採用を行う事は受け入れ側にとっても多少の安心感はありますよね。
わかり易く例えると求人媒体からの応募者も必要ですが、人の紹介での入社だと安心です。
是非、採用活動の参考にしていただけると幸いです。
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