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ハンガリー医学部 本コース入試について

以下のような疑問について、ハンガリー医学部本コース入試に関する情報をまとめました。

本コース入試とは、現地予備校である予備コースを経ずに、大学の医学部から留学をスタートするための入試です。

  • 本コース入試の内容は?

  • 英語はどれくらいのレベル?

  • どんな問題が出題される?

予備コース入試よりもハードルは高いですが、予備コース分の時間と費用をカットできる等、直接本コースに入るメリットは沢山あります。本コース入試に向けて最短で準備するための教材も紹介しているので、参考にしてみてください。

その他質問などあれば遠慮なくTwitterでDMしてください。


本コース入試の内容は?


日本で本コース受験をする場合、一次審査(予備コース入試)に合格した人だけが二次審査(本コース入試)に臨むことができます。

一次審査

一次は理科2科目+英語の筆記試験、そのあとに面接です。予備コース入試だけを希望する場合は理科3科目のうち2科目選択のところを、本コース受験者は生物必須+物理・化学から1つ選びます。

試験問題は予備コース入試と同じで、予備コース・本コースを併願して一次審査だけ合格した場合、予備コース入学が認められます。

TOEFL ibt 68点以上、もしくはIELTS5.5以上であれば一次審査の英語試験は免除されます。これくらいが本コースの英語のレベル感ということになります。

(一次審査の出題内容などについて、詳しくは予備コース入試の記事をご覧ください。)


二次審査


一次審査を合格すると二次審査に進み、筆記・面接ともに全て英語で行われます。一次審査とは異なり、志望大学によりデブレツェン・ペーチとセゲド・センメルワイスの2パターンにわかれます。

・デブレツェン・ペーチ
-筆記:生物 (選択問題10問、記述問題2問)必須、化学・物理から重点科目を選択 (選択問題5問、記述問題2問)、重点科目ではない科目 (選択問題3問)
-口頭:生物必須、化学・物理から選択し質疑応答

・セゲド・センメルワイス
-筆記:英作文、選択問題(英語20問、医療英語20問、生物20問、化学20問)
-口頭:生物、化学の質疑応答

今回はセゲド・センメルワイスの二次審査について説明します。

二次筆記テスト(オンラインで全て選択問題)

英語

問題形式は一次試験のTOEFL PBTに近く、20問です。

文章中の文法ミスを指摘するような問題が並びます。

英作文などはなく、文法問題がほとんどです。

英語の筆記試験対策について詳細の記事はこちらです。


医療英語

各臓器の医学的な名前や、それぞれの部位の位置関係など、医療に関わる英語が選択問題で出題されます。

センメルワイス大学とセゲド大学を受験する場合に必要です。

ボキャブラリーが一般英語と異なるので、英語が得意な方でも一度はまとまった対策をした方がいいと思います。

問題の形式は比較的シンプル且つ出題範囲も広くないので、こちらの記事を参考にしてみてください。


生物

問題数は20問と多くありませんが、入試の中でも比重が置かれる科目で、口頭試験ではさらに詳細な内容が問われます。

一次よりも細かいことが出題されるため、筆記問題の傾向、各単元の重要単語の確認などの対策を取らないと高得点は難しいです。

予備コース生であれば英語の勉強も兼ねて教科書を読み込むことをお勧めしますが、本コース入受験生は既に英語ができる人が多いと思います。

最短で準備するには、まずサンプル問題で傾向を確認し、動画や勉強スライドで内容を理解しましょう。問題演習→スライドを周回するのが1番効率がいいと思います。



化学

生物と同じく20問です。

電子軌道や周期表・各元素の性質について、濃度計算、電池などが聞かれます。

有機化学も一定数の出題があります。

生物に比べると問題の難易度は低めですが、出題範囲に限り・偏りがあるのでサンプル問題や勉強スライドで確認しておくと勉強の効率がいいです。


二次口頭テスト

生物・化学の両科目について英語で口頭試験をします。

トピックを言い渡されて、質疑応答しながら他のトピックに派生したり、生物と化学を関連させて質問されたりします。

説明するための英語力に加え、生物・化学それぞれの各トピックについてどんな質問をされるか想定して練習をする必要があります。


各過去問サンプルをマガジンにしているので、まとめて入手されたい方はご覧ください。マガジンでのご購入の方がお得です。


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