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2024日記

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#患者

4/11、抗不整脈

今日は、抗不整脈薬について教わった。
患者①: フレカイニド酢酸塩錠50mg/1T/分2/朝•夕食後、ビソプロロールフマル酸塩錠5mg/1T/分1/夕食後の処方。市立病院でカテーテルをした後から処方されており、本日からこちらで処方されることとなった。フレカイニドは、成人において頻脈性不整脈(発作性心房細動•粗動、心室性)に適応があり、1日100mgを分2又は効果不十分であれば1日200mg分2まで

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4/05、ARB、代謝経路

今日は、ARBに位置づけられる高血圧治療薬の違いについて教わった。
前提として、ARB は直接AT1受容体と結合し、アンジオテンシンⅡとAT1の結合を阻害することで、血管平滑筋収縮を抑制し降圧作用を示す。またアンジオテンシンⅡがAT1受容体に結合することにより、脳では脳卒中や認知機能障害、心臓では左室肥大、心筋梗塞や心不全、腎臓では腎不全に至るため、ARBはAT1受容体を阻害することにより心臓、腎

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3/29 漢方薬、一般的に

今日は、処方箋における漢方薬について教わった。
患者①: 芍薬甘草湯エキス顆粒2.5g/分1/就寝前/28日分の処方。この患者さんはH23.4に、夜就寝時のこむら返りの訴えがあり、芍薬甘草湯14日分(他の併用薬28日分に対して)が処方され、状況に応じて飲むようにとの服薬指導がなされた。翌月、毎日服用したいとのことで、他併用薬と同日数分処方されるようになり、現在まで毎日服用し続けている。芍薬甘草湯は

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3/12、看取り、転医

今日は、麻薬症例について教わった。
患者①: がん末期患者さんで、疼痛治療のため定時投与でフェントステープ1mg、レスキューとしてアブストラル舌下錠100μgが処方されている。レスキュー麻薬は、安全性が担保された定時投与麻薬と同成分のものを使用するのが基本で、1回量の目安は定時投与麻薬の10〜20%(約1/6)とされる。フェントスとアブストラルはどちらもフェンタニル製剤であり、フェントステープ1m

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3/8、投与制限のある薬

今日は、睡眠薬や抗不安薬の投与制限について教わった。
処方①: マイスリー5mg/1T/就寝前、ソラナックス0.4mg/1T/就寝1時間前 28日分。この患者さんはH14に他院にて頓服でハルシオン(トリアゾラム)0.25mgを処方されており、転院で当薬局に来た。H21に寝付きが悪いとのことでソラナックス(アルプラゾラム)0.4mgが追加となり、その後、R2につまずく事があるとの訴えからハルシオンが

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3/7、抗不安薬、睡眠薬

今日は、抗不安薬、睡眠薬について教わった。
処方①−抗不安薬: リーゼ(クロチアゼパム)5mg 2T 分2の処方。この患者さんはH25.9月に胃の調子が悪く受診し、ファモチジンとナウゼリンが処方されたが良くならず、胃カメラでも異常が見つからなかったため、不定愁訴の可能性が考えられ、リーゼ5mg 2T 分2で処方されて現在まで続けている。不定愁訴では、明確な身体的原因がないにも関わらず、不安•緊張•

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3/6インシュリン注射、残薬

今日は、糖尿病治療薬の注射剤について教わった。本日の処方①で、トレシーバ注フレックスタッチ/300単位/1キット/朝食前/14単位、ノボラピッド注フレックスタッチ/300単位/3キット/朝•昼•夜食直前/それぞれ10単位、オゼンピック皮下注/2mg/2キット/毎週火曜日/1mg、マイクロファイン[プロ]/14本×5袋があった。これらのインスリン注射の違いとして、トレシーバは持効型のインスリン製剤で

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3/5,SU剤、グリニド、αグルコシダーゼ

今日は、昨日に引き続き糖尿病治療薬について教わった。今回はインスリン分泌促進薬であるSU薬•グリニド薬や糖吸収阻害薬のα-グルコシダーゼ阻害薬を中心に学んだ。本日服薬指導した患者さんで、ルセフィ5mg 1T 分1、エクメットHD 2T 分1、 セイブル50mg 3T 分3(毎食前)の処方があった。これらはSGLT阻害薬、DPP-4阻害薬+ビグアナイド薬、α-グルコシダーゼ阻害薬で、セイブルは食べる

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2/27降圧剤全般。

今日は、高血圧治療薬について学んだ。降圧剤の第一選択薬はCa拮抗薬、ACE阻害薬、ARB、利尿薬、β遮断薬およびα遮断薬である。処方箋を見ていると、初日から通してCa拮抗薬(特にアムロジピン)はよく出る薬だと感じた。Ca拮抗薬は各種降圧薬の中で降圧効果が最も強力であり、かつ副作用が少なく、合併症の有無に関わらず他の降圧薬と併用しやすいため多くの症例で第一選択薬として用いられている。血管拡張作用があ

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2/19初日、アルロイドG

今日は、①服薬指導の主な流れ、②薬歴作成について、③一包化の確認、④胃カメラ後の服薬指導について学んだ。

①主な流れとしては、呼び入れ→薬の数、物の確認(裏表見せる)→飲むタイミングなど指導、確認→体調変化(血圧変わってないですね等のclosedな質問で当てに行くのもアリ)→服薬状況(残数確認)で服薬指導していた。服薬指導の際のポイントとしては、処方箋、藥袋、説明文書(写真)の3つを見比べて確認

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