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適応障害になった話#6 私のバスケ部時代

こんばんは。カメラマンMです。

平日がお仕事の方は、今日が年度末最終日だった方が多いと思いますが、お疲れさまでした。営業の方は、数字の追い込みご苦労様です。今日は好きなことしたり、お酒でも飲んで、週末も使いながらリフレッシュしましょう。

昨日書いた記事に、たくさんの反響をいただいていて驚いています。

休職が始まって転職活動をしながら、自己理解をする作業をしましたよという内容だったのですが、今日はその話の続きを書いてみます。

①「自分はどんな人?」って考えることは難しい。

ノートに書き出すのですが、本質が見つからない。


いろいろ本を読んだり、動画を見たりしても、「自分はどんな人間なんだ?」「何が好きなのか?」「どんなことで喜びを感じるのだろうか?」っていうことは、すぐには思い浮かびません。

仕事軸で考えてみたら、こんな感じだったんですよ。
・お客様と話すことが好き
・次に商談に行くときの雑談のネタを仕入れる時間は楽しい。
・同僚が困っていたら、専門外でも相談にのって支援することは喜びだ。

ですが、「なんか薄い。本質じゃない気がする。」と思いました。

②社会人以前まで遡ってみよう。私のバスケ部時代。
仕事を軸に考えると、なんというか面接では当たりがよさそうなことを、たくさん考えつくのですが、私という人間を上手に説明ができません。

攻撃より、守備とリバウンドを取ることが好きなプレイヤーでした。

ふと思いました。「そういえば、中学はバスケしてたな。どんなプレイヤーだっただろうか?」ということで振り返りました。
・ドリブルもシュートも苦手、3ポイントもゴールに届かない。
・点を取ること、華やかなプレーで褒められることは好きではなかった。
・リバウンドを取る、ディフェンスで守る方が好きで喜びを感じた。

なんでしょうね、リアル・リバウンド王の桜木花道みたいでした。笑

ちなみに、憧れの選手はデニス・ロッドマンやベン・ウォーレスでしたね。彼らも得点よりは、リバウンドやディフェンスに特化型の選手。現在のNBAと違って個性あふれる選手がいたのが80年代、90年代でしたね。

まとめてみたら、こんな感じです。
・自分で点を取るよりも、シュートミスのリバウンドやディフェンスから、もうワンチャンス生み出すことに喜びを感じた。
・ボールを持つ自分にマークを引き付けて、シュートが得意なチームメイトにパスを出す。自分の2ポイントよりロングレンジが得意な見方の3ポイントの方が1ポイント多くとれる。
・自己犠牲を厭わない、必要であればファールや退場覚悟でディフェンスをする。(まぁ、退場は多かったです。笑)

オフェンスは本当にできなかったんですが、なぜか3年間スタメンで副キャプテンをしていたんですよね。一時的に2軍落ちしたときは、1軍メンバーから「お前がいないと、安心してシュートが打てないよ。早く戻ってきて!」と言われてハッとしたというか、「オフェンス出来る方がかっこいいし、自分なんて戦力にならない。」とふてくされていた私は嬉しかったものです。

点を取ったり、鮮やかなドリブルで相手を抜き去る方がかっこいいし目立ちます。だけど、私は地味で泥臭い役割の方が好きだったんですね。

③バスケットボールプレイヤーの私、社会人の私。重ねてみる。

こんなかっこよくはないですが。。。

②で書いたことは、今の私もそんなに変わっていない気がしました。
・営業職だけど、新規営業は苦手。
・既存顧客を深耕して関係性を深めて、アップセル・クロスセルする方が得意。
・トラブルで炎上したり、複雑な案件を前任者から引き継いで成約にもっていく役割が多い。
・他の営業マンが上手くいくように、関係のない仕事でも関りを持つ。パスを投げてあげるみたいなイメージ。

バスケ部時代の私が、営業マンになっただけのような。

デキる営業マンの理想像は、こんな感じのはず。
・電話掛け、新規訪問、アポをバリバリこなす。
・ゴリゴリと案件を成約に持っていく。
・華やかで鮮やか。社内でも輝いている。

私も憧れて、あれこれ努力しましたが無理でした。

「営業としてダメだな。新規が苦手なんて。」みたいに短所と思っていましたが、それでも上げる数字は他より高くて、会社として初の試みを受注したりと、なぜか仕事はいろいろとやったり舞い込んできましたね。社内で表彰されたりすることは無かったけど。(でも、舞い込みすぎて潰れたのも事実でしたが。)

ですが、そんな変わっていない私も長所が色々あると思いました。
・目立たず地味なことでも、褒められなくても取り組む。
・炎上案件のリカバリーのようなことでも、逃げずに対応する。
・自分以外の人が上手くいくように、パスを投げたり支援をする。

ストレスは多めでしたが、お客様から感謝されたり、同僚から相談を受けて上手くいったときに、喜びを感じるのが私です。

なんというか、他者や組織への貢献を通じて喜びを感じ、イキイキと働ける環境や仕事を、私は今から、そして今後も求めていると考えたのです。

④営業からキャリアチェンジをしてみるか?

営業から総務・バックオフィス部門へのキャリアチェンジを志向しました。

営業としてお客様を中心に、同僚や仲間を支援することは、それはそれで楽しいし喜びを感じる。でも、もっと深堀して組織の人間として会社の人たちが楽しく働くことが出来たり、仕組みを改善していくような仕事の方が、私は向いているような気がしました。

一方で現実的には、
・仕事に忙殺されて、いつの間にか仕事を終わらせることが目的になっている自分が嫌になっていた。人に向き合えない。人に向き合いたい。
・頼られることは苦ではないが、膨大な仕事と責任に追われてコントロール不可に陥った。自分でコントロールができる仕事に就きたい。
・売っていくよりも、組織内人間として自社の業務改善やDX、組織変革に携わっていくキャリアを歩みたい。

ということも、背景にはありました。

そうしたことで、営業職から総務部門・バックオフィスへのキャリアチェンジを志向したという感じです。

未経験ですが、今までの仕事の延長に限らず、不満からの反動でもなく、
・自分という人間が好きなこと
・無意識にやっていること
・行動や仕事をする上で考えていること
・喜びを感じること

これらを軸に考えて、職種が変わっても不足部分は勉強したらやっていけそうだという判断でした。

⑤きっと、必ず何か長所はあるはずですよ。

Adobe Firefly曰く、長所を発見して喜びを感じる私のイメージだそうです。笑

私の場合は、中学生のバスケ部時代からの振り返りでした。運動部じゃなかった、帰宅部だった、これといった趣味もない、ゲームしかしてないという方でも、
・学校の帰り道は、こうやって家に帰ってたな、毎回違う道で
・なんかこれは毎日やってるな、なんでだろう?
・買い物行ったら、こんな視点でお店を歩いて商品を探している
・ゲームする時は、こういう考えでやってるな、戦略的か?正面突破か?

という視点で、書き出してみると色々出てくるような気がします。

自分では「こんなこと何でもないよ。」ということでも、あなたにしか無い視点だったり、考え方、ユニークなことかもしれないです。

この流れで自己理解をすると、面接のときにも、具体的な例として話せて面接官にイメージを持ってもらえますし、私はバスケの話で笑いを誘って場が和んだこともありました。

ちょっと時間がかかる作業ですが、よかったらやってみてください。参考になれば嬉しいです。

それでは、今回はここまでで。よい週末を!




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