適応障害になった話#5 休職と転職活動と自己理解
こんばんは。カメラマンMです。
年度末ですね。明日はいよいよ最終日。決算の関係も重なり、職種を問わずハードな1日になると思います。
私は思い切って3月中は、引き続き休職する選択をしました。今はIT系の営業で、担当案件のことは気になっていますが、急に現実に戻ることへの不安が大きかったからですね。
2月中旬に適応障害と診断されて、だいたい1か月半くらい休職をしていますが、休みつつ、転職活動をしていました。
今回は、休職しながら転職活動をしていた時の備忘です。
①休職期間中に転職活動をすることの善悪?考えないこと。
これは人によって状態が違うのでまちまちだと思います。でも、私の場合は以下のようにプラスに考えていました。
・フィジカル面は問題ないし動ける。
・ずっと寝ていたり家にいるよりも外に出よう。太陽の光を浴びよう。
・せっかく時間もあるんだから、次の仕事も並行して考えてみよう。
休職の2日後には、登録して放置していた転職サイトを見ていました。
「休職中に転職活動なんて。現職に申し訳ない。」とは考えなかったです。
②まず初めにやったことは?自己理解と書き出すこと。
社会人が長い皆さんは自己分析をキャリアの途中でやっていますか?学生時代の就活以来やってないな、という人が多いと思いますが、私の場合は、就活の時すら自己分析をまじめにやっていなかったので。笑
ということで私は、こんなことをしました。
・自己分析よりも「自己理解」をした
・散歩ついでに書店へGO!自己理解やキャリア形成の本を買う。
・本からノウハウを得て、ひたすら100均で買ったノートに書いていく。
ここでのポイントですが、「本から情報を得る」「ノートに書く」です。
ついついパソコンやスマホのメモでやりがちだとは思いますが、目から脳に入った情報を、考えたら手を動かして紙に書いてみましょう。
私は書くことで色々とモヤっとしたことがクリアになっていきました。
③自己分析→自己理解。「私はどんな人?」かを理解する。
適応障害になって、正直戸惑いました。でも、本を読んでいくうちに理解していったなと思います。
・他責の考えは早いうちに捨てました。何もリターンは無いし。
・「私ってどんな人?」ということで、自分にフォーカスを当てる。
・34歳だけど、中学校の頃~最近までをじっくり振り返った。
なんでしょうね、自分のブランディングをやっていたというか。
・私は何が好きで何が嫌なのか?
・どんなことに喜びを感じるのか?ついやっちゃうことは何?
・長所は?短所は?短所と思っているけど実は長所じゃない?
こんなことを、ひたすらノートに書いていましたね。
私自身が「私ってこんな人」を理解するって大事です。以下の森岡さんの動画は分かりやすくて、よく見ていました。
④思い込みとか自分が無意識に持ってるバイアスは頭から外す。
私はIT系の仕事で営業の経験が長いのですが、今までの転職では、ずっとこんな考えや判断軸を持っていました。
・IT系だったから、次もIT関連の仕事にしようかな。
・営業だから、営業の仕事の方が良いに決まっている。
・経験と近い仕事ができる場所にしよう。
上に書いたことは、今回の転職活動ではすべて捨て去りました。
③で書いた自己理解を通して理解した自分の強みや長所を軸にする。
・他人が上手くいくように支援をして成功したときに、私は喜びを感じる。
・社内外の深い理解を通して、リサーチを行い仕組みを考えることが好き。
・人にわかりやすく伝えたり、報告がまめで情報共有が得意。
・営業は苦ではないけど、縁の下の力持ちタイプである。
他にもいろいろとあるんですが、そうして考えるうちに…「営業もだけど、自分は総務やバックオフィスもありなのでは?」といった考えに至りました。
「総務へのキャリアチェンジ+経験を活かして企業のDXやデジタル化に取り組めるところ」これが今回の転職におけるテーマになりました。
⑤企業探しよりも自己理解に手間暇をかけて応募する
ここまでで書いてきましたが、今回は前準備にリソースを割きました。企業軸や収入軸よりも、まず自分軸で転職サイトや企業情報を見ていく。
あと、自己理解を深めたら、転職サイトのプロフィールも修正しました。結果として、色んな会社から勝手にオファーが届くようになりましたね。
カジュアル面談がある会社を選んで、選考前に色々とフランクに会話して、自分の考えと近いところに応募して選考に進んでいきました。
自分が適応障害になったことも、カジュアル面談時に伝えていました。
⑥ちょっとまとめます
ずらずらっと書いてきましたが、
・休職中に転職活動をすることは悪くない
・外に出ることができるなら、やってみたらよいと思う
・急がず焦らずゆっくりやっていきましょう
・仕事探しよりも、初めに自己理解や自己分析をしてみて
・強みの言語化は難しいから時間がある今やってみる
・自分軸で次の仕事は探してみましょう
と、こんなところになるかなと思います。
⑦決して、こうはなってほしくないんですね。
・心を病んだから自分は弱いんだ。
・自分には価値がない。
・自分の力不足でこうなったんだ。
不安になったり、短所が目立って見えてしまったり、そうしたことは私もよく分かります。経験しました。
でも、ちょっとだけ言わせてください。
“あなたは自分の限界に到達したことで、そんな今だからこそ、好き嫌いや、今後望むことなどが、以前よりクリアになっているかもしれないですよ。“
⑧もし余裕があればノートに書くことからどうですか?
とりあえず100均でノートを買ってきてみて、
・つらかったこと
・嫌だったこと
・何がストレスだったか?
を、殴り書きでもいいので、書き出してみてください。
そのあとで、「この反対は何だろうか?」を考えてみて、
・苦にならないこと
・好きなこと
・イキイキと動ける環境とは?
を、再びノートに書き出してみてください。
出てきたことは色々あると思いますが、それらが、自分の長所や強み、今後望む環境のヒントじゃないかな?って思います。
こうして文字に起こしてみると、気持ちがすごく沈んでいたことは事実なのですが、それでも前向きに過ごしていく努力はしていたんだなと、我ながら思うところではあります。
それでは、今回はここらへんで。
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