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新人研修で「手帳の使い方」を学ぶべき5つの理由

みなさん、こんにちは。
これまでに「手帳(ノート)の使い方」を改めて学んだことがあるでしょうか?

私の経験では、改めて誰かから教えてもらったことはなく、改めて学んだのは職場の上司や先輩の姿を見てまねしてみたり、本を通してでした。

40代に入った今でも手帳の使い方は試行錯誤なのですが、実はもっと早くに学んでいたらと未だに思うことがあります。

そこで、今回は社会人一年目の新人研修で「手帳の使い方」を学ぶべき5つの理由をお伝えしたいと思います。

この記事を読んでいただき、その必要性に気づいたら、ぜひご自身の職場でも一度手帳の使い方を学んでみてはいかがでしょうか?
仕事でも、プライベートにとっても有益となることでしょう。
また、職場での話題に「手帳話」をしてみてはいかがでしょうか?
きっと盛り上がりますよ!


その1 これまで学ぶ機会がなかった

これまで大切なことや専門性の高いことは学校で学ぶ機会がありました。
覚えているかどうかに関わらず、誰かから学ぶ機会はあったはずです。

企業研修でも初めは「接遇」で「名刺の渡し方」や「電話の応答」などを学ぶのではないかと思います。
それは、これからは対人関係に責任を持ち、それが個人だけではなくて会社という集団の信用にも関わることだからです。

けれども手帳については学びません。
「手帳の使い方」は個人的なものと考えられているからでしょうか。
それとも、手帳の使い方は当たり前過ぎて必要ないと考えるからでしょうか。

社会人になってあえて持ち物として「手帳」なんてことは誰も言わないでしょう。
入社式のとき、人事課から「ノートや手帳、筆記用具を持ってきてください」なんて案内はないのです。
なぜなら、それらは持ってくるのが「あたり前」だから。

そうなんです。
社会人になったら手帳を持っているなんて当たり前、自分でそれらを使いこなしていて当たり前と思われているのです。

「誰も教えてくれなかったよ〜」

なんて言い訳はできません。

また、みようみまねで取り敢えず手帳を持ってみてもすぐに使いこなせるわけではありません。

「手帳に何を書いたらいいのかわからない!」
なんていう人は大勢います。

さらには、手帳の使い方は「その4」にも関わるといり、信用に関わってきます。

つまり、手帳の使い方は個人の問題ではなくて会社、その集団全体に関わることでもあるのです。

だからこそ、「手帳の使い方」を学ぶということはそれだけで周りの人や企業に優位に立つことができるアドバンテージになるのです。

最近は学校でも「マネー教育」がなされているようですが、「手帳教育」もなされるべきではないかと思うのです。
もし、教育の現場でそれがなされていないとするなら、企業は新人教育の研修には必須で取り入れなければならないと考えています。

それほど手帳は社会人にとって、また大げさに言えば人生にとって大切なツールとなるからです。


その2 社会人にとって手帳は必須

社会人のみなさんの中で、「自分は手帳なんて持ってないよ〜」という方はいらっしゃるでしょうか?

最近はスマホでスケジュールやメモを管理しているという人もいますが、ツールは違うにしても手帳機能を何も使っていないという人は稀ではないかと思います。

もちろん、「持っていても使いこなせていない」という悩みもあると思います。
それにしても、ほとんどの方は持っていると思います。
それは、手帳は持っているのが常識だと感じているからでしょう。

今回は「社会人」を前提にしていますが、社会人でなくても学生でも手帳は必須のツールです。

あなたが今、他者との関わりがあるなら手帳を持つべきです。
学校では先生や友人と、家庭では家族と、職場では同僚や取引先と、関わりがあるならそこには何かしらの責任が発生するからです。

人との関わりの中では約束や予定が生まれます。
それを忘れてしまうということはあなたの信用を失うことになるからです。

人と関わらないことだとしても、あなたにとって必要な要件を忘れてしまうということはチャンスを失うことであり、これからの人生にとって損失となるからです。


その3 型を身につけると応用が効く

一度基本的な学ぶを行い型を身につけるならば、それはこれからの財産になります。
基本は応用していくことができるからです。

「手帳の使い方」は職種や一人ひとりのライフスタイル、性格や好みによっても違ってきます。
手帳コーナーには多種多様な手帳が売られていいるわけです。

でもだからといって、手当り次第手帳を使ってみても、使いこなせずにがっかりしてしまいます。

まずは基本的な使い方を身に着けましょう。

そのために手帳とノートを配布し一斉に教育することが望ましいのです。
ぜひ、新人研修の際には一番初めに「手帳講座」を開催し、同じ手帳を配布してみてください。

まずはじめに、その手帳に自分の目標を書き、研修の日程を書き込むとこからがスタートです。

新人研修は企業にとっては投資です。
その投資の一貫として手帳を配布するのはコスト的にもとても合理的なことではないでしょうか。

その後、それぞれが成長していく中で個性が伸びていきます。
手帳使いにも個性が現れていきます。
それがその人の成長の度合いのバロメーターにもなることでしょう。

型の無い個性は「型無し」になってしまいます。
社会人はお気に入りのキラキラした手帳をもっているだけではお仕事になりません。
きちんとした型をまずは身につけましょう。


その4 信用を築くために

手帳を使うことで信用を築くことができます。
信用は、会社にとっても個人的にも大きな財産になります。

第一にミスを少なくすることができるからです。
人間である以上、忘れてしまうことはあります。
ミスもします。
それは仕方の無いことです。

でも手帳を使うことでそれを減らしたり、ダメージを少なくすることができます。

「これくらい」
という油断が大きなミスに繋がります。
「これくらい覚えておける」
「これくらい後でなんとかなる」
それはごく小さな「これくらい」かもしれませんが、それを放っておくと後々大きな歪みが生じてきます。
角度が僅かにずれていてもその線が伸びれば伸びるほどにその差は大きくなっていくようにです。

特に新人のときは「これくらい」の程度を自分で判断することはできないでしょう。
私も新人のとき、書類を見ても話を聞いても何が大切なものなのかさっぱりわかりませんでした。
とにかく、なくしてしまわないようにそれをメモしたり、書類をまとめておくことが精一杯でした。
でも、経験を積む中でその重要性が見えてきます。
自分にとっては「これくらい」と思っていたとしても、実は重要なことであったりするからです。
自分を過大評価しすぎることなく、謙遜に仕事に取り組む必要があります。

そのようなとき、ちょっとした気付きや上司や同僚、取引先のことばなどをサッとメモしておきます。
日付や数値が出てきたらすぐに手帳を開いて記入します。

そして後でしっかりと確認をします。
もし、記録がないとするなら日付や数値はあいまいになってしまいます。
次から次へと頼まれる案件で頭から抜け落ちていることもあります。

そのためにも社会人になったあなたは、職場で誰かの話を聞く時「メモ」を取るべきです。
その姿はあなたの誠実さを演出し、信用を得ることになります。
スマホではダメです。
手帳片手に話を聞くのです。

紙の手帳(ノートやメモ)は、コミュニケーションツールとしても優秀だからです。
互いに書き出したものを確認し合うことで頭の中を共有することができます。

新人研修の中で手帳というテーマを扱うことは、このように仕事そのものとの向き合い方にも通じる要素があります。

まずはじめに、スケジュール管理やメモの重要性を教えることは仕事への向き合い方を学ぶ機会にもなるからです。

社会人は自分だけではなく他者に責任を持つようになり、ひいては会社全体の利益に通じるものです。
基本をおろそかにせず、またただの精神論にならず、あくまでも実用的で社会人生活の長きに渡って役に立つのが「手帳の使い方」になります。



その5 人生を豊かにする

最後に、「手帳の使い方」を学ぶということは職場にいるときだけではなく、その人の人生全体を豊かにします。

私たちの人生は会社で働いている時間だけではありません。
仕事をしている時間も、家族との時間も、友人や恋人との時間、趣味の時間、その人が生きている全ての時間が大切でかけがえのないものです。

だから、手帳を使って仕事の時間だけではなく、自分の生活の全てを網羅することで総合的に自分の人生を楽しみ豊かにすることができます。

だからこそ、仕事にも集中して生産性を向上することへと繋がります。

このように手帳を使いこなすことで、その一つ一つの大切な時間に集中して向き合うことができるようになります。

「今は何をすべき時なのか」が明確になるからです。
手帳は「時間を見える化するためのツール」だからです。

ただ漠然とそのときそのときを生きるのではなく、手帳を使い、時間を管理し、将来をしっかり見据えるということは希望をもって今を生きることに繋がります。

さらに、手帳は時間管理だけではありません。

自分の人生の目標、アイデア、思考の整理、プロジェクト管理(仕事だけではなくプライベートのプロジェクトもあるでしょ?)、・・・・・・

自分の生活全体を整え、充実させることができるのです。

このように、手帳の使い方を新人研修で学ぶということは、仕事に直結する大切な要素となってきます。
そして、これから責任ある大人として成長していき、自分の人生を豊かに生きるためにもこのような機会を持つことは非常に大きなメリットがあります。

ここまで読んでくださった皆さんの職場ではこのような研修はあるでしょうか?

また学ぶ機会はなかったという方も、ぜひこの機会に一度周りの人と手帳について話し合ったり、noteにも有益な記事があるので時間をとって読んでみてはいかがでしょうか?

みなさんの感想や質問などぜひコメントにお書きください!

手帳やノートの使い方を一冊の本にまとめました。




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