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ワークライフ・インテグレーションで心をラクに

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

『ワークライフバランス』について、以下の動画を紹介します。

この動画は連載シリーズの14回目で、キャリアについて日常的に考えている人も考えていない人も、組織の中で人のキャリアと向き合うことが仕事の人も、是非とも1回目から聴いてみることをオススメします(動画ですが、聴いてるだけでも大丈夫です)。

14回目の動画では、「ワークライフ・インテグレーション」という言葉を使いながら、『パタゴニア』という企業の事例を交えてキャリアの考え方を述べていました。

アウトドアブランド『パタゴニア』の事例をご紹介します。良い波が来たらいつでもサーフィンに行けるように海のそばに本社を設ける同社は、ワークライフ・インテグレーションを推奨している会社の一つ。「サーフィンに行っても良い」というスタンスが仕事に与える影響は、次の通りです。

1.責任感が養える
サーフィンに行くためには、自分で時間などをマネジメントする必要があります。結果、セルフマネジメントの習慣と責任感が身につくのです。
2.効率性が養える
仕事以外のことに使う時間を作るためには、仕事を早く終わらせなければなりません。逆に言うと、仕事以外にやりたいことがない人の生産性は上がらない傾向にあります。
3.柔軟性が養える
良い波はいつ来るかわかりません。波のタイミングに合わせて業務を調整できるような柔軟性が必要なのです。
4.協調性が養える
周囲の理解や協力がなければ、サーフィンにもいけません。ワーキングマザーの働き方と同じで、互いの立場を理解し、助け合いが芽生えていきます。
5.人材確保ができる
同社の働き方に共感した優秀なアスリートが集まり、彼らの意見が商品に生かせるようになります。

最近ではサーフィンだけでなく、囲碁・将棋など、仕事以外で夢中になれるものを持っている人であれば歓迎するというパタゴニア。
ワークライフ・インテグレーションにのっとった経営哲学が、良い人材の確保にもつながっているという好例といえるでしょう。

ワークとライフを別の軸で考えると、両者のバランスを考えるようになるけど、同じ軸に乗せることによって、相乗効果を生もうとしたり、補い合うという思考になると思うんです。

人生100年時代と言われ、「定年まで働いて第二の人生へ」という時代ではなくなってきている中で、仕事と向き合い続ける人が増えていきます。

その中で、ワークをライフから切り離して考えるのではなくて、ワークとライフを同じ軸に乗せることが、人生に活力を見出す一つの方法になるはず。

ワークとライフを同じ軸に乗せて、自分の人生を豊かにする一つの手段がワークであると認識できれば、仕事に対する姿勢も変わっていくと思うんです。

上記で紹介したこの連載の1回目では、「主体性と柔軟性が幸せにつながるキャリア観を作る」というタイトルで、以下の内容が紹介されています。

キャリアを考えるにあたって重要な四つのマトリックスについてご紹介します。以前ある雑誌が女性を対象にアンケート調査を行いました。
キャリアに対する態度が主体的か受動的か。そして固定的か柔軟的か。それぞれパターンに分類した時に、その人の仕事・人生の幸せ度、年収などに差が出るのかどうかを調べたのです。
[主体的]
自ら働きかけ、選択していく
[受動的]
自らは働きかけず、状況に適応しようとする
[固定的]
決めたことに対して一直線に進んでいく
[柔軟的]
変化を受け入れ、合わせていく

最も仕事満足度が高かったのは、「主体的」で「柔軟的」な方でした。自ら進んでいく「主体性」を持ちながら、チャンスがあればそちらに目を向けて目標を変えていく柔軟性もある方です。
◆一方で「主体的」で「固定的」な人は、「こうなりたい」と決めたらひたすら向かっていく人なので、上手くいけば昇給などに繋がりやすい。ですが、状況や環境の変化に弱いため、つまずくと立て直せなくなってしまいがちです。
最悪なのが、「受動的」で「固定的」な人です。「こうでなければ嫌だ」と言いつつも、そうなるために自ら進む力が弱いタイプ。全てを人のせいにしてしまいがちなので、人生全体がネガティブになってしまいます。
◆そして最後に、意外と幸せなのが「受動的」で「柔軟的」な人です。受け身ではあるものの、柔軟に対応していけるので、「これはこれで良い」と思うことができます。収入は低くても幸せを見つける能力に長けているタイプです。

[主体的]or[受動的]×[固定的]or[柔軟的]

このセグメントは、ワークとライフの捉え方とも関連性があるのかなと感じています。

人生って何が起こるかわからないし、ライフステージの変化に応じてワークの捉え方やワークの領域で求めることも変化していくはずなんです。

例えば、独身の時は「仕事はやりがいが大切だ」と言っていたけど、結婚して子供ができてから、「やりがいよりもまずは収入だ」となる可能性だってあるわけです。

ワークもライフも同じ軸に乗っていて、一つしかない自らの人生を生きていることを認識して、主体性を発揮して柔軟にキャリアを捉えていくと、ワークでもライフでも充実している状態をつくれるはず・・・その状態になってる人にしか感じられない心のラクさを、より多くの人に感じてもらえるように、これからも活動していきます。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。
※少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、毎日noteを更新しています。

日々、Xでもつぶやいていますので、こちらも覗いていただけると嬉しいです。


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