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「粋な眼鏡」を選ぶこと。これからの望む未来を選ぶこと。

京都の北部、舞鶴市に本社を置くセレクトショップ「WOODY HOUSE」ネットスタッフの小林です。

今年に入ったと思ったのも束の間、半年が経つのに今だ実感が湧かない私の心を横目にしながら、6月に入りました。

社会全体が混沌としていた2020年の4月。
岡山から京都への卒業旅行や楽しみにしていた可愛い袴を着る夢も無くなり、若干の味気無さを抱えて晴れて社会人になった頃。

それから3年の月日が流れ(私ももれなく26歳という年齢に!)ようやく流行り病も収束へ向かっていますね。

それでも今年の春からはマスク必須ではなくなり遠出の旅行にも気軽に行けるようになり、気持ちの面でも随分と楽になっている感覚があります。

コロナ前後の変化 ー大きな家は「有限」と皆が意識し始めた-


コロナ禍は、ぼやけていた数々の課題の輪郭が浮き彫りになりました。
「ピンチはチャンス」と、かのイチロー選手はよく言ったもの。

その中の一つ、気候変動や海洋汚染といった環境問題にも以前に増して注目が集まっているようです。
気温の急上昇をはじめとした異常気象は、私たちの生活にも影響がありますね。

私たちは消費と生産を繰り返していますが、地球という「大きなお家」とは切っても切り離せない関係です。

「大きな家」があるからこそ成り立っている私達の生活。
ご存知の通り、大きな家の資源は有限です。

一消費者でありながら、流通の担い手であるセレクトショップのスタッフとしてその関係は無視できません。

今回は身近にある「モノ」と「大きな家」との関係について考えさせられたアイテムを以下にご紹介します。

jugaad14(ジュガードフォーティーン)のサングラス


jugaad14のアイコンモデルである OCEAN(オーシャン)。
表面にシリコンコーディングを施し、吸いつくようなフィッティング。
フィット感があるので、ランニングなどアクティブなシーンにもオススメのモデルです。
上記の画像をクリックすると詳細ページに飛びます。
税込¥9,900(2023年6月1日時点)

今季から当店でお取り扱いを開始したjugaad14は、日本のブランドで、世界的にも有数の生産地であり、技術・品質共にトップレベルとして知られる、福井県鯖江市にて製作されるアイウェアブランド。

多様性の現代においてシーンを選ばずコーディネートできるファッションアイウェアを目指し、モダンであり、クラシカルな装いに。
「洗練された」という言葉が似合う、時代を超えたボーダレスなデザインを数多く取り揃えております。


OCEAN CLEAR(オーシャンクリア)
夏に軽やかな印象へと仕上がるクリアタイプ。
税込¥9,900(2023年6月1日時点)

ブランドコンセプトやアイテムが粋な上に、環境問題に真摯に向き合う姿勢も時代を先取りしています。

金属を一切使用せず、綿花採取後の産毛状繊維を80%以上使用したバイオマスプラスチック製フレームを採用。バイオマスプラスチックは使用後、自然環境下で環境負荷がない素材に戻り分解され自然に還るそうです。

そしてパッケージである専用袋や紙箱も全て再生原料を使用するという徹底ぶり。気になる価格もunder¥10,000と比較的手に取りやすい価格帯が嬉しいポイント。


HORIZON GRIP(ホライゾングリップ)
1950~60年代のフランスの
ヴィンテージフレームをベースに再構築したモデル。
太陽が昇る水平線をイメージしています。
税込¥9,900(2023年6月1日時点)

サングラスの他に、老眼鏡やブルーライトカット眼鏡といったバリエーションの幅広さも魅力です。

ファッション雑誌や新聞、YouTubeなど数々のメディアにも紹介されており、知る人ぞ知る、時代の先端をゆくファッションアイテムと言えるでしょう。

個人的にも目の色素が薄くて、よく外で眩しいと言っている母にあげたいなと思っています。


HORIZON CLEAR(ホライゾンクリア)
クラシックになり過ぎないようブリッジ幅にはゆとりを持たせ、
日本人の目鼻バランスにも相性良くデザインされています。
税込¥9,900(2023年6月1日時点)


アイテムを使う=気候変動対策ではない


当たり前ですが、エシカルなアイテムを使うことだけで気候変動対策になるわけではありません。

アイテムを選び買うことは一種の「投票」であり、その考え方を多数派へと徐々に推し進める力にはなるかもしれません。

しかしそれ以上にモノを大切に、長く愛用することが何よりの「気候変動対策」になるのではないかと思います。

最初は難しくても、安い高いという価格に惑わされることなく、必要と思うものを選び取り大切に使うこと。

このような考えを持つようになったのは、田舎に住む父母が30年程前に買った服を、今も大切に着ていることに影響を受けているように思います。
(90年台初頭までの衣類は日本製が多く、比較的丈夫に作られていたことに加え、昔の思い出が宿っていて捨てられないのかもしれませんね。)


モノを選ぶことは、「粋な生き方」を選ぶこと。


そんなアイテムを能動的に選んでいくと同時に、「永く使いたい」と思える、自分にとって普遍的なアイテムをコツコツと選んでいくのは、ある意味「粋」な生き方かもしれません。

古来から「もったいない」という日本人の美意識が反映された独特な意味を持つ言葉があり、江戸時代には紙屑や壊れた食器、着物といったあらゆるモノの再利用が盛んでした。

度々襲う火災から、「江戸っ子は宵越しの銭を持たない」なんていう粋な言葉も生まれました。

高度経済成長期を皮切りに、消費社会が到来しモノが溢れる豊かな時代へ突入し、経済成長を追うほどにそのような価値観は薄れていったようです。

現代において江戸時代のような暮らしは送れないにせよ、日本人の美意識に今一度目を向けられる心を持ちたいものです。

社会全体も今そのような粋な価値観を見直すタイミングのように思います。

少しでも皆様の気づきになりましたら、ハートボタンやフォローをして下さると大変励みになります。


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