素直に笑うと効率的に可愛い
昔の写真を見ていた。
かつてつき合っていた人に撮ってもらった大学3年生の頃の写真だ。
どうやら私は笑顔が苦手らしい。
ぎこちない笑顔の私が写っている。
もっと笑えばいいのにと、10ほど年下の自分にお姉さん風を吹かせた。
私はいつでも自分の顔に自信がない。
だからこの頃の私も自分の顔に自信がなかったのだろう。
歯並びも悪いからあまり口を開けたくなかったのかもしれない。
今でもそうである。
10年ほどの前の私は他人のようで、その子はただのかわい子ちゃんだと思った。
卑屈になる程最悪な顔でもないのに。と、他人事のように写真を見た。
卑屈になってないで普通に笑ったらとても感じがいい子だとも思った。
自意識とはどれほど歪んでいるのだろう。
不思議である。
多分今の私も10年後の私から見たらかわい子ちゃんであろう。
屈託なく笑うというだけで平凡な顔でもよっぽど可愛く見えると思った。
整形とかなんとかいう前にまず笑ってごらんなさい。
整形をするより素直な笑顔を見せれる自分になるほうがよっぽど効果的に印象を変えれるだろう。
でも、それと同時に、整形するより屈託無く笑える自分になるほうがよっぽど難しそうだなとも思う。
自分にかけた呪いはなかなか解けない。
見た目を変えることと心を変えることはどちらが難しいかわからない。
心は隠せはするが、どこまでもすぐそばで自分を見つめるのはいつも自分の心だ。
とにかく、自分が不細工だと思っているあなた。
笑うのが苦手でいつも変な顔で写真に写っているあなた。
10年前のぎこちない写真を見てみて、もっと笑ったら可愛いのにとお姉さん風を吹かせてみてほしい。
きっと「素直な笑顔」の重要性について痛感し、今の自分にも言い聞かせるようになれると思う。
安上がりで、難易度の高いこの素直な笑顔という手段をなんとかものにしたいところである。
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