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茨城県の魅力

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●研究テーマ ・語り継ぐ伝統文化 ・都市伝説から見る茨城 ・茨城のスピリチュアルとファンタジーの世界
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2023年4月の記事一覧

水戸黄門から学べること

水戸黄門から学べること

どうも、WisteriaQです。

本題に入る前に。
民俗学をより深く理解する為には歴史や神話だけでなく地理、統計学、科学などの学問が必須になることが分かった。
都道府県の怪談朗読と併用しながら、理数系は苦手な身であるが、文系の視点から少しずつ理解を深めていきたいと思う。

それと以前「言葉」について記事を書いたが

私のタイムラインで偶然、言語について話題になった。
Twitterを始めてから有

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斉昭公と慶喜公が愛した農人形

斉昭公と慶喜公が愛した農人形

どうも、WisteriaQです。

徳川斉昭公に関する話で「農人形」というものがある。
最後の将軍であり、斉昭公の息子である徳川慶喜公も農人形を愛用していた。

農民への感謝の印

斉昭公と慶喜公は、農人形に白飯を供え、お祀りしていたそうだ。
水戸市の記述によると、斉昭公は農民が汗水たらしながら農業に励む姿に心を打たれて、農人形を作ったという。

このような信仰形態は確かに他にはない。
農民の苦労

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幻の陶磁器・七面焼

幻の陶磁器・七面焼

どうも、WisteriaQです。

茨城の陶器といえば「笠間焼」が一番よく知られているだろう。
実は笠間焼の他にも茨城には陶器が作られている。
その一つが「七面焼」だ。

徳川斉昭公によって築かれた陶器

七面焼は斉昭公によって築かれたという。

斉昭公は藩の繁栄の為に七面焼の製陶所を築いたそうだ。
斉昭公は豪快で行動力のある人物。
新しいことには積極的に取り組み、幕末の水戸藩や江戸幕府に大きな影

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水戸の伝統工芸「水府提灯」

水戸の伝統工芸「水府提灯」

どうも、WisteriaQです。

水戸には「水府提灯」と呼ばれる伝統工芸品がある。

職人が骨組みから紙貼りまで全て手作業で作られていることがほとんどだ。
それが茨城県を始め、首都圏などに水府提灯が出荷されている。
江戸時代から代々伝わる伝統的な提灯だ。

提灯作り体験

水府提灯発祥の地、水戸では時々提灯作りのブースやワークショップのコーナーがある。

提灯に馴染みが無い人でも提灯作りの体験を

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名物だけど好き嫌いが別れやすい「納豆」

名物だけど好き嫌いが別れやすい「納豆」

どうも、WisteriaQです。

皆さんは「納豆」がお好きだろうか?
私は納豆が好きだ。
頻度はたまに程度だが、最近は刻みニンニクを入れたり、ラー油やバジルソースを入れて食べることを楽しんでいる。

納豆が好き、というよりも納豆が嫌いのほうが大半を占めるのはなぜだろうか。

苦手な理由

嫌いの理由で出でくるのが「匂い」「粘り気」「食感」などだろうか。
特に匂いや粘り気が嫌いという人は多いだろう

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魁の街・水戸

魁の街・水戸

どうも、WisteriaQです。

茨城県水戸市。
県庁所在地であり、水戸徳川家ゆかりの土地でもある。
茨城は、しばしば魅力度ランキング最下位と自虐的に捉えがちであるが、魅力が無いというわけではない。

茨城の魅力を彩る顔の一つである水戸は「魁の街」と呼ばれている。



誰よりも先に駆け抜け、新時代を切り拓く。
幕末の尊王攘夷に活発だったことから、水戸は今でもその熱量の名残が残っている。
誰よ

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