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ケガ人続出に三方痛し

ーサッカーW杯カタール大会

注目選手に早くもケガ人が相次ぎだした。サッカーW杯カタール大会の5日目はブラジル代表のエースであるネイマール、6日目はエクアドル代表の大黒柱で、現時点で得点ランキング1位のエネル・バレンシアがそれぞれ試合中の負傷で途中交代し、次戦以降の出場が危ぶまれる。他方、グループリーグ突破がかかるコスタリカ代表戦を明日(11月27日)に控え、日本代表の酒井宏樹、冨安健洋もドイツ代表戦でのケガで出場が絶望的と伝えられている。出場できない当人も痛いだろうが、チームも戦力ダウンが痛い。そして、サッカーファンも彼らの勇姿を見られず痛い。三方痛し。

連載「サッカーW杯カタール大会」シリーズ:「日本が勝利で得たもの」「強国倒して"台風の目"にー日本代表、きょう初陣」「大波乱に膨らむ期待」「強豪国登場に興奮」「開会式と開幕戦に驚き

早期復帰を祈願

英メディアのBBCやスカイスポーツによると、ブラジルのネイマールはじん帯を損傷したらしい。次のスイス代表戦、その次のカメルーン戦は欠場する見込み。足首の治療を受けながらチームに残る予定だという。押しも押されもせぬスーパースターの1人。ドリブル、パス、シュート、いずれも一級品で、プレーをいつまでも見ていたいと思わせる選手だ。決勝トーナメントには復帰できるよう祈る。

エクアドルのエネル・バレンシアは試合途中に倒れ、担架でピッチ外に運ばれた。詳しい情報については探し出せなかったが、次戦の出場が危ぶまれている。試合は欧州の強豪、オランダ代表に先制されたものの、起死回生の同点弾を決め、誰よりも存在感を放っていた。現時点で得点ランキングトップ(3点)を走っており、この先も注目したいと思っていた矢先のこと。軽症であることを祈りたい。

一難去ってまた一難

先日のドイツ戦でジャイアントキリング(番狂わせ)を果たし、世界を驚かせた日本でもケガ人が続出している。中でも、酒井、冨安が出場できないのは痛い。遠藤航に十分にプレーできる目途がつき、守田英正も復帰して出番を待つばかりのところにこの"悲報"。まさに一難去ってまた一難。どうか早期回復を願う。

日本にとってコスタリカ戦は、決勝トーナメント出場を賭けた天王山と言える大事な試合だ。大波乱を起こして勢いに乗る日本だが、コスタリカ戦後にスペイン代表戦を残していることを踏まえると、コスタリカ戦は、敗北はもちろん、引き分けも避けたい。初戦勝利で余裕があるようでまったく余裕がない複雑な状況。

ドイツ戦以上に応援に力が入りそうだ。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)

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