大波乱に膨らむ期待
ーサッカーW杯カタール大会
サッカーW杯カタール大会は、3日目にして早くも大波乱が起こった。優勝候補の一角、リオネル・メッシを擁するアルゼンチン代表がサウジアラビア代表に逆転負けし、黒星スタートとなった。誰がどんな予想をしようと、勝負は何が起こるか分からない。そのことをあらためて示した格好だ。大会4日目の11月23日は、日本代表の初戦、ドイツ代表戦がある。サウジアラビアに続いて、ジャイアントキリング(番狂わせ)に期待したい。
予想外の結果
従前の予想はアルゼンチンの勝利が大勢を占める。キラ星の如く輝くプレーヤーが顔を揃えているので無理もない。だからといって、アルゼンチンも決して油断したわけではないはずだ。それでも黒星を喫する。勝負は何が起こる変わらないから面白い。
サウジアラビアの勝利は、アジア勢にとっても価値が大きい。開幕戦のカタール、大会2日目のイランがそれぞれ敗北を喫し、アジア勢の存在価値を問う声が聞かれるところでのジャインアントキリングだ。日本もサウジアラビアに続いて番狂わせを演じたい。
優勝の対抗馬
イングランドとイランの試合(大会2日目)は、6点を奪ったイングランドの圧勝という形になったが、イランは幾らか見ていて気の毒だった。試合開始10分のところで正ゴールキーパーが味方との接触で負傷退場。チームに動揺が走る中での相次ぐ失点という状況は、力を発揮する前に心を折られたと言えるだろう。
もっとも、こうした好機を逃さないイングランドのそつの無さを褒めるべきかもしれない。ベリンガム、サカ、ラシュフォードといった若いプレーヤーが得点し、一気に勢いに乗った。W杯を勝ち抜くには、ラッキーボーイ的な存在が必要と言われることもしばしばで、その条件を満たすことになる。イングランドを優勝の対抗馬に挙げても良さそう。
ちなみに本命馬はネイマール擁するブラジル。
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