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【”移動”と”リハビリ”を分離して考える】京都岡本記念病院で近距離モビリティ「ウィル」のPTOT向け勉強会を開催

WHILL社はかねてより、PTOTさんやケアマネジャーさん、医療従事者の皆さん向けに、”移動”と”リハビリ”を分けて考えながら、近距離モビリティ/電動車椅子を移動ツールとして活用しましょう!という提言活動を進めています。

コロナも落ち着き、また4/1改正法施行に伴うスタッフの働き方見直しなどを背景に、昨今リハビリテーション病院などから近距離モビリティWHILL(ウィル)について勉強会をしてほしいとの要望もいただくことが増えました。

ウィルを取り扱う介護・福祉用具事 貸与事業者さんと連携しながら、全国各地でウィルの研修を開催しています。

今回は2024年3月1日(金)に京都岡本病院で実施した内容を現地レポしました!


京都岡本記念病院 概要

京都岡本記念病院は100年以上の歴史があり、高度な医療を担うべく2016年に機器、設備を備え久御山町に新築移転。開設以来「地域を支え、地域に支えられる病院」として地域医療に取り組んでいます!

ウィル勉強会について

WHILL社では現在、毎月平均7〜8カ所のリハビリテーション病院やリハビリテーション科でウィルの勉強会を実施させていただいています。

エリアもさまざまで、関東、関西、東海、中四国など。業務終了後に任意で参加いただく形式にもかかわらず、毎回多くのPTOTさんが参加してくださるんです!

参加する皆さんのモチベーションは「患者さんのQOLを向上させたい」 「もっと日々の移動や生活を快適にしてもらいたい」という一心。素敵です。

勉強会の流れ

■日時:2024年3月1日(金)17:00〜18:00
■場所:京都岡本記念病院 4F リハ室
■参加者:WHILL社、フロンティア社、京都岡本記念病院 PTOTさんたち医療スタッフ 10~15名ほど
■内容:
  「移動とリハビリの分離」という考え方のご紹介
  ウィル製品説明
  ウィルを実際に利用いただくための介護保険適用について
  試乗体験

セールス担当の日々のコミュニケーションが活きる場のひとつ

現在、毎月平均7〜8カ所のリハビリテーション病院やリハビリテーション科でウィルの勉強会を実施させていただいています。

こうした勉強会は、WHILL社のアカウントセールスが担い、説明を行います。ウィルの販売チャネルは大きく介護業界と非介護業界(自動車ディーラーや自転車販売店など)に分けられ、セールスはいずれにも関われるので、その領域は幅広いです。

移動とリハビリを分けることで、利用者本人の意欲につながることを紹介

そんな経験値を積み重ねながら、日々ウィルのユーザーさんや販売店さんと接している、コミュニケーションを取っているからこそ、いろんな観点から出てくるよくある質問や不安点もしっかりと押さえていますし、発信する言葉が持つ強みや思いが、相手にも届くのではないでしょうか。

今回のセールス担当は西日本オフィスのK氏。
これまで何度も何度も多くの方にウィルについてお伝えしてきているので、説明は立て板に水のように、聞いていてスッと入ってきます。

抜群の安定感とプレゼン力で、聞き手のココロとミミをがっちり掴みます。

特に強調していたのは実際のユーザー事例の紹介。
ウィルの利用前後の変化をまとめたWHILLカルテを用いながら、その方の意欲や「やりたい」という気持ちを引き出してもっと快適な暮らしをしていただいていることを具体的に伝えることで、理解や共感をいただきます。

ウィルを知っているスタッフさんもちらほらいらっしゃり、K氏も「ウィルの受け入れ度合いも高くて嬉しい」と振り返っていました。

ウィルの機能やスペックを体感

一通り説明を経た後は、いよいよウィルの試乗体験に移ります。最初は恐る恐るの方々も、簡単な操作ですぐに慣れていらっしゃり、最高時速6kmも試していました。

スムーズな動きに思わず笑みがこぼれるスタッフさんたち

小回りが効くこと、片手の直感的な操作だけで動かせること、安定感があることなどに驚いていました。

特に反応がよかったのはスロープや段差などの走破性と、分解ができること。どこを走れるのか、どれくらいのオフロードであればいけるのか、利用者さんの暮らしにどう組み込めるのかを想定しながら試している様子が印象的でした。

屋外のスロープで斜面でも止まるかを体験中。小回りも試してみます。

段差も乗り越えてみます。皆さん代わる代わる「私も乗りたい」「次試してみたい」と積極的に乗ってくださいました。

マットを敷いて乗り越えレベルを試します

ウィルは工具を使わず分解できるのも特徴。家族と出かけたい、タクシーに載せて遠出したい、そんな気軽な移動を後押しできればと考え、工具なしの分解ができるよう設計されました。

わざわざ福祉車両を買う必要もなく、普段使っている車に積載できるので、家族で一緒に気兼ねなくお出かけがしやすいんです。

自身の患者さんに使えるか

PTOTさんから質問を多く受けたのが特にこの二つ。

  • 移乗しやすいか

  • 体に合わせた調整ができるか

ウィルは自分自身で操作して、移動することをコンセプトに開発された近距離モビリティ。ある程度、自分で座位を保持できることなどが必要になってきます。

自分が担当する利用者さんが安心快適に乗れるのか、実際に使いこなせるのか、どういう方ならおすすめできるのか、色々想定されている様子が伝わってきました。

移乗のしやすさについて

ウィルはアームレストが跳ね上げ式になっています。Model C2は、旧モデルのModel Cと比べて跳ね上げ度が広がり、よりゆったりとお尻をずらしながら椅子やベッドから移乗いただきやすくなっています。

一方で、安定感や走破性を裏付けるタイヤが大きめに作られています。そのため、お尻をウィルのシートに乗せた後、足をよっこいしょと持ち上げる必要はあります。

PTOTさんたちはどうやったら移乗できるかな?と試していらっしゃいました。

体に合わせた調整ができるか

ウィルは利用する方のお体に合わせてフィッティングをすることができます。調整できる部分は以下の通りです。

  • シートの長さ

  • シートの高さ

  • バックサポート(背もたれ)の角度

  • バックサポート(背もたれ)の高さ

  • コントローラーの高さ

  • コントローラーの左右*

*コントローラーの左右については工具なしで入れ替え可能です。それ以外は六角レンチでの調整が必要です。

オプション品を付けることで、フットサポート(足おき)の高さを上げられたり、バックサポートをもう少し大きくしたりできます。

詳しい角度などについてはカタログをご覧ください!

「興味がある患者さんにまずは勧めてみたい」

勉強会に参加していたあるスタッフさんとお話していたところ、「自分の患者さんに勧めてみたいな」ということを伺いました。

その患者さんは若年の方で、自走式の車椅子を漕いで日々移動していらっしゃいます。でも電動車椅子には関心があるようで、ちょこちょこ調べては、でも腕の筋力が落ちたらいやだな、、と迷いがあるみたい、と聞きました。

移動とリハビリの分離の考え方では

例えば自分で漕いで出かける場合、目的地に到着する頃には腕も疲労してしまい、結局やりたいことがままならないまま、また元来た道を辿って帰ります。移動は近距離モビリティというツールに頼って体力を温存しておくことで、行った先で腕を使う、筋トレをする、リハビリをする。

むしろその方が、結果的に集中力や意欲が上がり、効果が発揮される場合もあるとも考えます。

今回の勉強会で、移動とリハビリの分離という考え方を聞き、スタッフさん自身も後押しされたようです。「一度試してもらいます」と伝えてくださいました!

WHILLは免許不要で「歩行者」扱いの近距離モビリティ

ウィルは免許不要で歩行領域(歩道・屋内外)を走れる近距離モビリティです。電動車椅子規格で開発されており、最高時速は6kmで道路交通法上は「歩行者」の扱いとなります。

免許を返納された方や歩きづらさを抱えている方などを含めさまざまな方にご利用いただいています。
そのうち、Model C2は介護保険を利用したレンタルも可能となっており、リハビリの先生や、PTOTさん、ケアマネジャーさんからの勧めでWHILLを選ぶ方も多くいらっしゃいます😊

医療・介護従事者様向けにも情報発信中!ご自宅試乗も可能

WHILL社では、医療・介護に従事する方々(お医者様や作業療法士様、理学療法士様、ケアマネジャー様など)向けのウェブサイトもご用意し、ユーザー様の事例や専門家の声などを紹介しています。

人生100年時代において、いつまでも健康的かつ自立的に暮らし続けられる社会を目指し、WHILL社は医療・福祉・介護関係者さんと一緒に、これまでと違う目線や考え方、文化を形成していきたいと考えています。

WHILL社はこれからも、世界中でいつまでも元気に快適に暮らしていただける社会を目指して、積極的に勉強会にも取り組んでいきます!

介護保険制度をご利用希望の場合は、Model C2をご自宅で試乗することが可能です。ぜひこちらもご覧くださいね!

よければ以下もお読みください✨

・広島県で開催されたリハビリテーション学会

・📝全国各地での医療機関向け勉強会

介護保険は適用されていないけれど気軽に試したい、そんな方は最寄りのウィル販売店を検索

ウィルはモビリティなので、自動車ディーラーなどでも試乗や購入ができます!

その数、全国で1,300店舗に広がります。ご自宅から行きやすい店舗をWHILL公式HPより探すこともできます。

試乗をご希望の場合、店舗の混雑状況や試乗機体の手配準備などから、事前ご予約をお願いいたします。


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