「40代からの人体の取扱説明書」を理解しよう(50)P.122~123
毎週水曜日は、Newton「40代からの人体の取扱説明書」を理解するシリーズを配信しています。
第50回は、「糖尿病予備軍もがん死リスクが高いのか?」を読んでいきます。
今回の章では、糖尿病有病者と糖尿病予備群の「がん死」リスクについて、1つの可能性を挙げていましたので紹介します。
本文によると、日本人で職場検診を受けた人(6万2785人)を対象に、糖尿病検査を行い、予備軍も含めた糖尿病該当者を追跡調査した結果、229人が7年以内に死亡していることが分かったそうです。
(内、がん死が97人、心血管死が57人)
糖尿病になると、約4割が7年以内にがん死を迎えるというのは、とても怖い話ですよね。
筆者は最後に、「インスリンが過剰分泌される事が、発がんと関係しているのではないか」と、まとめていました。
血糖値を上げるホルモンは多数ありますが、下げるホルモンはインスリンしかないので、それが分泌量により有害になるとなると、ますます注意が必要だなと感じました。
さて次回から、「40代からの睡眠編」に入ります。
患者さんからも、「徐々に眠りが浅くなった」「睡眠の質が落ちてきた」という話はよく聞きます。
しっかり学んで、お薬に頼ることのない生活を手に入れましょう。
それではまた
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