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メイクと私

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メイクと私 #8 - 辿り着いた答え

メイクと私 #8 - 辿り着いた答え

前回までのあらすじ理想と現実のギャップにストレスを感じる。
現実は簡単には変わらない。
それならば、理想を変えたら良いんじゃないか。

世間に残るジェンダー観に身を委ね、
「男らしさ」を探究してみた私でした。

それから1年。

1年後

結論から書きましょう。

勘の良い方はお察しの通り。

理想を手放すことはできませんでした。

半年ほどはメイクに触れることがなく、
また仕入れる手間もあるので

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メイクと私 #7 - 手放した

メイクと私 #7 - 手放した

前回の記事はこちら

2つの選択肢ここまで着々とメイクにハマってきた私。

今でこそ前向きな気持ちで記事を書くことができていますが、悩みがなかったわけではありません。

初めて化粧品を買ってから1年が経った頃、
それからの生き方について悩むタイミングが訪れました。

誕生日前後のことです。
20代も残りわずか。
友達も結婚し始めて、モラトリアムというには遅すぎる年齢なのでは……と考え始めました。

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メイクと私 #6 - メイクは女装じゃない

メイクと私 #6 - メイクは女装じゃない

前回の記事はこちら

長さから色へショート、セミロング、ロングと、
ひとまず一通りの髪色を試した私。

関心は髪の長さから髪色へと広がっていくことになります。

インナーカラー。

言葉は知っていて興味はあった髪色に挑戦!

当時、『鬼滅の刃』が大ヒットしていたのもあり、
登場人物のイメージにあった「鬼滅カラー」がひとつのトレンドになっていました。
(美容室のブログなどで記事を見かけて、ほほーと眺

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メイクと私 #5 - 超初体験の長髪が超暑い件

メイクと私 #5 - 超初体験の長髪が超暑い件

今回は少し挑発的なタイトルで始めさせて頂きます。
長髪にチャレンジしたときのお話です。

前回までのあらすじ変身欲に火がついた私。

いろんな自分を試してみたいと思い、
ウィッグの収集が始まります。

髪型は見た目の印象を変える大きな要素の一つ。
そこから目指す雰囲気を考えてメイクをするという自分なりのスタイルが自然と定着していきました。

さて、今度はどんなチャレンジをしてみようか…

ショート

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メイクと私 #4 - 新たな挑戦、ボーイッシュな「男の娘」

メイクと私 #4 - 新たな挑戦、ボーイッシュな「男の娘」

前回までのあらすじ勇気を出してSNSで変身画像をシェアした私。

反応を恐れて葛藤しながら押した投稿ボタン。
増えていく閲覧数。

届いた返信は想像以上に優しくて温かいものでした。

自分に素直で良いんだと背中を押してもらった感覚がありました。
もう少し挑戦してみようかな。
ふとしたチャレンジが趣味へと変わる瞬間でした。

新しい自分探し前回の記事からまた1ヶ月ほどが経った頃のこと。

Amazo

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メイクと私 #3 - 「男の娘」0歳、初公開と葛藤

前回までのあらすじステイホームの退屈から、
ウィッグとメイクセットを衝動買いした私。

慣れない手つきでアイテムを装備するも、
違和感を拭いきれずに一旦は挫折。

しかし、諦められずに試行錯誤して、
なんとなく馴染ませることに成功。

客観的に見てどうかは別として、
どこか「化けられた」感覚を覚えた私は、
変身欲を加速させていくことになります。

勇気を出してこっそりオープンに世の中ではまだメジャ

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メイクと私 #2 - 「男の娘」 0歳

メイクと私 #2 - 「男の娘」 0歳

前回までのあらすじ職場での広報写真の撮影を控えた私。

直前に生じた肌トラブルをなんとかしようと、
よくわからないままにコンシーラーを購入したことから化粧品への関心が強まっていきました。

ポイントカバーから化粧下地とウォータークリームへ。
初めて百貨店で化粧品を購入し、使い心地の良さと効果を実感した私は、
化粧品の奥深さに惹かれていくことになります。

自粛期間の衝動買い
前回の記事から約半年後

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メイクと私 #1 - はじめはコンシーラーから

タイトルといい、画像といい、
今までの記事とはテイストが全然違うこちらの記事。

アカウントを乗っ取られたわけでもなく、
中の人が変わったわけでもなく、
他でもなく私自身の新たな一面を綴っております。

今までプロフィールや記事に明記したことはありませんでしたが、私は生物学的には男性です。
ただ、はっきりと言葉にはできないものの、
心の中のどこかで男女という二分法に違和感を覚えながら生きるようにな

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