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メイクと私 #6 - メイクは女装じゃない

前回の記事はこちら


長さから色へ

ショート、セミロング、ロングと、
ひとまず一通りの髪色を試した私。

関心は髪の長さから髪色へと広がっていくことになります。


インナーカラー。

言葉は知っていて興味はあった髪色に挑戦!

当時、『鬼滅の刃』が大ヒットしていたのもあり、
登場人物のイメージにあった「鬼滅カラー」がひとつのトレンドになっていました。
(美容室のブログなどで記事を見かけて、ほほーと眺めていました)


仕事もあるので、地毛でチャレンジするのは断念。
ウィッグならばいくらでもチャレンジできるぞ!ということで購入してみました。

黒をベースに青のインナーカラー。

商品画像を見て、直感で選んだのですが、
強いて言えば伊之助カラーでしょうか。

偶然にも伊之助推しです。
「無限列車」では伊之助に涙腺をもっていかれました。

「女装」じゃない

これまでの記事でも意識していたことなのですが、
ウィッグを被りメイクをする、
世の多くの女性がしているような装いをすることを、
「女装」と呼ぶことには違和感を覚えています。

(記事のタイトルやタグでは、同じような想いをもつ方に読んで頂きたいという思いで「女装」「男の娘」などのキーワードを使うことはありますが……)

「女装」という言葉は、あくまで男女という二分法によるジェンダー観から見た枠組み。

女装
[名](スル)男が女の姿をすること。また、その装い。「女装して仮装大会に参加する」


「男」とは。「女」とは。
言葉の意味にステレオタイプが含まれています。

多様な性のあり方が認められてきている現代においては、あまりしっくり来ない言葉だと感じます。

もっとしっくり来る表現はないだろうか…
と素朴な疑問をTwitterに投稿したところ、
秀逸なコメントをいただきました。


オシャレ


感動しました。これほど収まりの良い表現は思いつきませんでした。


考えてみれば、そうですね。
ファッション業界でもメンズとレディースの境目が無くなって来ているような気がします。

例えば「彼シャツ」
少しサイズが大きくて、ボタンの掛け方も左右反転したメンズシャツを取り入れたレディースファッション。
ゆったりしたシルエットや彼氏から借りてきたみたいなストーリー性が可愛らしいファッションスタイルと理解しています。
決して「男装」ではない。


メンズファッションでも同様に。

例えば、私の好きなWHO'S WHOというブランドでは、メンズファッションの売り場にレディース商品が置かれていることがあります。

店員さんがとても自然に着こなし方を教えてくれました。


購入したのは、「とろみ素材」を使ったトレンチコート。

ボタンの掛け方もデザインもレディース風ですが、
確かにメンズファッションに取り入れても違和感がありません。
むしろ、ビッグシルエットのレディース商品なので、男性が着るとサイズ感がちょうど良かったりもします。
(身長が高くない私が着るにはビッグシルエットでしたが……)


ということで、ファッションの世界ではジェンダーレス化が進んでいます。

性別はツートーンではなく、グラデーションである。
男性・女性という二色ではっきり色分けされているのではなく、濃淡のある連続したグラデーションである。

どこかで聞いたこの考え方がとても好きです。

だから、「女装」じゃなくて「オシャレ」なんだ。
そう考えると自信が持てます。


今回は話がまとまりませんでしたが、成果は以下に……


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