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中沢新一著『レンマ学』『精神の考古学』『構造の奥』などを読む

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中沢新一氏の著作『レンマ学』『精神の考古学』『構造の奥』『精霊の王』『アースダイバー神社編』などを読み解きます。
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2021年4月の記事一覧

"現実”の深層へ -中沢新一著『精霊の王』(と『アースダイバー 神社編』)を精読する(7-1)

"現実”の深層へ -中沢新一著『精霊の王』(と『アースダイバー 神社編』)を精読する(7-1)

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中沢新一氏の著書『精霊の王』を精読する連続note、その7回目である。

(前回はこちらですが、前回を読んでいなくても、今回の話だけでお楽しみいただけます。)



今回は第8章から最後までを一気に読んでみよう。・・・と思っていた所、2021年4月20日に中沢新一氏の新刊が発売されました。その名も『アースダイバー 神社編』

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人間の世界が発生する場所にふれる -中沢新一著『精霊の王』を精読する(6)

人間の世界が発生する場所にふれる -中沢新一著『精霊の王』を精読する(6)

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中沢新一氏の著書『精霊の王』を精読する連続note。第七章「『明宿集』の深淵」を読む。

(前回はこちらですが、前回を読んでいなくても大丈夫です)



『明宿集』というのは室町時代の能楽師 金春禅竹によって記された書である。善竹はかの世阿弥の娘婿でもあり、「芭蕉」など珠玉の能楽を生み出した人である。

翁とはその善竹が、

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