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詞▪詩

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2021年12月の記事一覧

詩◆PRESENCE

詩◆PRESENCE

部屋の隅で  ほこりまみれのオルゴール
錆び付いて  もうゼンマイも巻けない
それでも  心の中に
優しいメロディー  奏でるよ

その証に  ほら  僕の頬に
温かな滴が  ひとつぶ……

部屋の隅で  ほこりまみれの置き時計
錆び付いて   もう針は動かないけど
それでも  心の中に
優しい時間を  刻んでくれる

その証に  ほら  僕の頬に
温かな滴が  ひとつぶ……

どんなに錆び付いて

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詩◆心のアルペジオ

詩◆心のアルペジオ

私の心のアルペジオ
時には激しく
時には悲しく
時には優しく
……毎日  穏やかでありたいのに
どうしてこうも旋律が乱れるんだ!?

私の心のアルペジオ
どうにもうるさいから
今日は眠っていたい
どうか  眠らせて
静かに  眠らせて……

詞◆ありのままの自分で

本当の自分を  見失ってた
いつでも  誰かに  踏みつけられ
心  こわれて  笑顔  わすれて
うつむき  歩いてた

だけども  心の奥底には
小さな  花が  まだ咲いてる
色づきたくて  希望もとめて
太陽を  探してる

遠い日に  みつけた夢は
まだ  輝きを  忘れてない
心の花  枯らすには  早すぎるね……

疲れきった心を  青空に解き放とう  wow
ありのままの自分で

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詩◆AQUA

詩◆AQUA

Every Day  Every Night
想いを 重ねあい
愛しくて 抱き合って
君は 静かに咲く花
いつも僕に  微笑みをくれる

だけど  君は  時々  空を見上げ
太陽に  焦がれてる
僕は  気付かないふりして
君に  口づける

Every Day  Every Night
夢を 重ねあい
愛しくて  抱き合って
君は 僕の為に咲く花
そして僕は  君を流れる  AQUA

だけど

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詩◆ごめんね

ごめんね
いつも 優しくしてくれてるのに

ごめんね
どんどん自信がなくなっていくんだ

ごめんね
もう キミの特別じゃなくなったのかなってくじけそうになる

ごめんね
いつも 護ってくれてるのに

ごめんね
いつも 思想は繋がっているのに

ごめんね
どんどん キミが遠くなっていく

ごめんね
弱い私で
ごめんね……

詩◆出口

詩◆出口

僕らは 何処へ行くのだろう?
そして 何処へ辿り着くのだろう?
欲に満ちた世界で
清らかさ求め 穢れていく……

汚くて 苦しくて 綺麗な空気を求め
折れたままの翼 血を流しながら
何処にあるかわからない 出口を探す

キミは何で歌うの ねぇ 何を歌うの?
僕は何故泣くんだ ねぇ 何が悲しいんだ?
叫んでも 誰も 答えてくれない世界で

僕らは 何処へ行くのだろう?
そして 何処へ辿り着くのだろう

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詩◆雪の結晶(かけら)

詩◆雪の結晶(かけら)

雪の結晶を 見た事があるかい?
少し解けてたり 欠けてたりするけど
皆 同じ形を している
ただそれだけを 見ていた 遠い日
想い出と呼ぶには 鮮やか過ぎて
だけど まだ 大地を自由に駆けていた
幼い頃の事……

雪の形は変わらないけど
色はだんだん 白銀から遠のいてく……
どうして人は 大地を汚してまで
豊かさを望むのだろう 見せかけだけの……
忙しすぎて この詩が 届かない人もいるのに
それで

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詩◆Winter  Sky

詩◆Winter Sky

ふと  見上げれば  あまりの白さに
大切な想い出が  色褪せてしまいそう

すべての記憶を   白に染めようとする
薄情な雪たち
あなたへと続く  道を阻もうとする
残酷な風たち

これ以上  私から
何を奪おうというの?

あまりの星の美しさに
怖くて駆け出した……でも
行けども  行けども  世界は
すべて  真っ白で

泣きじゃくる私の  熱さえも奪って
それでも  星は  また白く輝く

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詩◆Please call my name

詩◆Please call my name

何度 死のうと 死に場所を探し
何度 死のうと ナイフ 握った?

左の腕に 傷痕を残す
私が死んだ 証です
生まれ変われども  また
死に場所を 探して彷徨う

誰かが 抱き締めてくれるけど
これは ただの器でしかない
本当の私は何処にいるのか?
きっと まだ 生まれてもいない

悲しみの扉を開ける鍵なら
沢山  持っているけど
幸せの扉  開ける鍵の
ありかは  知らない

何度死のうと  こ

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詩◆いつか……

詩◆いつか……

そうだね    鉛色した    空から
真っ白な雪が    降る訳がない

懐かしい街並み    少し変化っているけど
全て    よく憶えているよ
道路の途中で    偶然    君に出会った
少し    細くなったみたい

以前と同じ様に    君に声をかけると
「以前と違うのよ」って    冷めた呟き

あんなに    美しかった    瞳が
輝きを無くし    鉛色して
呆然としている 

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詩◆キミのこえ

キミと話せたらいいのに

キミのこえだけ    聞こえない

キミと話せたらいいのに

いつもボクからの一方通行

キミと話せたらいいのに

聞きたいことが   教えて欲しいことが
いっぱい   あるんだ

キミのこえが聞きたい

そう願うことはわがままなのだろうか?

キミのこえがききたい
キミのこえがききたい