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詞▪詩

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記事一覧

詩◆Disappear

詩◆Disappear

明日 私が死んだなら
あなた 少しは後悔してくれる?
明日 私が死んだって
世界は 変わらないのだけど……

優しくしてくれる人なら 沢山いるのに
どうして あなたが いいんだろう?
釣れない そっけない あなたなのに

守れない約束なら しないで欲しかった
待っている 私の気持ち 考えた事ある?
私への優しさのつもりで
咄嗟についた嘘だったのかも知れないけど
破られた約束で どれだけ私が傷付くか

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詩◆追憶の雨

詩◆追憶の雨

二人だけで生きていこうと決めたあの日
世界はただただ美しかった
抱き合って優しい雨音聴いてた
純粋過ぎたのさぼくら
幼く弱く……繋がったぬくもりがあれば
どこまでも行けると信じてた

全て幻想だった

追憶の雨がひたり降りしきる
空っぽになった心をずぶ濡れにしてく
追憶の雨が街を照らしてく
輝いてた未来が灰色に変わる

繋いだ手が解けてく傷だらけになって
世界はただただ残酷だった
機械仕掛けの街吹

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詩◆キミヲオモフ

詩◆キミヲオモフ

今日も懲りずに キミを想う。
どんなに想っても 届かないのに
今日も飽きずに キミを想う。
キミを想うのが ボクの幸せ

キミの傍にいられたらな
伝えたいことが 
いっぱいあるのに
キミの傍にいられたらな
教えてあげたいことも いっぱいあるのに
キミの傍にいられたらな
……だって誰もキミを救えてないじゃない?
ボクならキミを受け止めてあげられるのに。

キミが言ったんだ。
ボクはキミの気持ちを解っ

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詩◆エゴイスト

詩◆エゴイスト

愛と平和を歌うんだ
ボクはただのエゴイスト
キレイゴトだけ並べて
生きてたい 生きてたい

愛と平和を歌うんだ
たとえ それが 偽りでも
人は優しいキモチになれたら
誰もキズつけないんだ
なんてステキなんだ!
……そんなんぜってーにムリ
……ムリなんだよ 悲しいな

でも だから人間さ
それが人間ってやつさ
人なんて欲のカタマリ

ボクは今日もキレイゴト並べ
でも 欲のカタマリさ
キミの心に 入

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詩◆すこし ねむろう

詩◆すこし ねむろう

ボクはウソツキだ
悲しい程に ウソツキだ
詞人という名の ウソツキだ
いつわりの Love Song
気休めの Love Song
疲れたな
ああ しんど
ああ こわい こわい (※)
ねこの様に 背中 まるめ
愛しい あの人の歌 聴けば
ウソで とんがった心
まるくなる まるくなる
ああ しんど
ああ こわい こわい
愛しい人の歌 聴いて
すこし ねむろう
ウソツキな ボクを……
ゆるせねぇ よ

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詩◆なにもない町で

詩◆なにもない町で

僕の生まれた町
海から離れた 小高い場所でも
潮の香りがする風の吹く町
小さな町

どの景色を眺めても
痛みしか 思い出さない町
苦しくて もどかしくて
逃げたしたくて……だけど

なにもないこの町で
僕は育ち そして
なにもないこの町で
ずっと夢を見ていたんだ

―どの町も この町には変われない

2000年2月24日 UP

詩◆Loneliness

詩◆Loneliness

雨上がりの真夜中
目覚めれば 僕は 一人きり

よけいな想いが 頭をよぎって
いつまでも 離れないんだ

世界中の人の夢を
バラバラに 引き裂いて
メチャメチャに 繋げてしまいたい
僕の君への想いも 誰かに繋げてしまえ
そうしたら 自由になれる

広い広い 世界に
気がつけば 僕は一人きり

切ない想いが 心をしばって
いつまでも 苦しいんだ

世界中の人の夢を
バラバラに 引き裂いて
メチャメチ

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詞◆Distance

詞◆Distance

疲れ果てた 身体
ベッドへと 放った
閉め忘れた カーテンの向こうに
冷めた 月明かり

感情の波に 襲われて
あなたの事を 思い出す
心の底から 素直に
『好き』と言える人が
誰より 一番 遠いなんて
神様は 絶対…いじわる

心だけなら いつだって
あなたへと 飛んで 行けるのに
どうにも出来ない この身体
星も風も空気も くぐり抜けて
あなたに会いたいよ
壊してしまいたい Distance

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詩◆にがいゆめ

振りほどくつもりなら
最初から繋いで欲しくなかった
あまいゆめはにがいゆめに
変わってく……

あなたがくれる優しさは
いつも不確かで
私へのものなのか違うのか
判らない解らない
にがいゆめにしかならない

私の想いが迷惑なら
きちんと教えて欲しいよ
だんまりじゃ
なにもわからないよ

どんなに手をのばしても
二度と掴んでくれないのなら
さよならしなくちゃいけない
さよならしなくちゃ……

にがい

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詞◆業〜Karma〜

生まれながらの異端者と
大人に疎まれ続け
強くなる事でそれらを
打ち消し 歩んで来た

真 神の思し召しか?
無慈悲な天使の所業
愛し 笑顔も思い出も
コナゴナ…瓦礫に埋もれ

戦いの日々は続いてく
凶を纏いしは 我だとあざ笑って
葬られた 追想への餞に
一つきりの魂 燃やし尽くしてやる

帰る場所を無くしても
故郷はこの胸にある
父よ母よ同胞よ
どうか 見ていてくれ

生きてゆくゆえの重い業
宿

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詩◆コンビニタウン

詩◆コンビニタウン

記憶の景色と重なる場所
行けども行けども見つからない

日が暮れるまで遊んだ公園
朽ち果て 誰もいない
安息の地だった林
鉄筋の山へと 変わり果てて

町はコンビニ化していく
大切な思い出 壊して
町はコンビニ化していく
人々が求める様に……

何もなかった筈のこの町に
沢山のもの 溢れてる
だけど
増えた分だけ 失っていくんだね
失った分だけ 人々が
幸せになれるのだろうか?

2000年2月2

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詩◆Believe

詩◆Believe

言葉だけじゃ
どうにもうまく伝わらなくて でも
言葉にしなきゃ
伝わらないこと、いっぱいあるから……

ボクはキミのこと1/100も理解出来てないかも
……だって他人だからね
だけど、これだけは覚えていて
ボクはいつだってキミの味方だって事

世界にはノイズが多すぎるから
時折迷い出すんだ
最高の音楽だけ
耳にねじ込んで歩いて行こう

迷わなくても大丈夫
キミはキミの道を突き進んでいけばいい
どん

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詩◆忘れさせて

詩◆忘れさせて

忘れっぽい
大事なこととか
人の顔とか名前とか
忘れっぽい
忘れっぽいのに

なんでか忘れられない キミのこと

忘れたい
忘れさせて 
優しさに触れられないなら
忘れたい
忘れさせて
しつこくして 嫌われてしまうくらいなら
消えてしまいたい

忘れたい
忘れさせて
忘れたいのに惹かれるのは
宿曜占いとかいうやつの
『安』と『壊』ってやつのせいか?

確かに壊されているんだ この心
キミのせいじゃ

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詩◆どこまでも

詩◆どこまでも

羽ばたいてやるさ どこまでも
この想い貫き通してやるさ いつまでも
羽ばたいてやるさ どこまでも
余計なもの 全部 振り切ってやるさ

私の痛み 悲しみ 苦しみ 寂しさ
誰にも 理解なんて出来ない

勝手に自分たちのルールで作った正義
振りかざして踏みつけてくるヤツラ
見えなくなる所まで 飛んでやる

羽ばたいてやるさ どこまでも
熱い想いがあるから 大丈夫
羽ばたいてやるさ 羽根なんてなくても

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