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結婚観

結婚観

昨晩YouTubeで自己啓発の動画を検索していたら突然LINE電話がかかってきて、「誰だ?こんな夜に」と相手の名前を確認すると高校の時の友達からだった。

拒否する理由もないし電話に出てみると相手からの第一声が「最近どう?」である。

最近どう?ってなに?どこからどこまで?と思ったがそれはさておき話を進めていると、突然女性の声が。

「どちら様ですか?」と私が尋ねるとなんと友達の母親であった。

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久しぶりの映画館

久しぶりの映画館

六月の最後に、同居人と一緒に映画を観に行ったのが最後で、その日から昨日まで映画館に行くことが出来なかった。
なんでって訳じゃないんだけど、特にそこまで観たい映画があったわけじゃなかったっていうのもあるんだけど、ただなんとなく、映画館には足が向かなかった。

最後に観た映画は「違国日記」と「蛇の道」で、どちらも印象的でとても良かった。
「違国日記」は一緒に読み始めた漫画の映画化だったから、思い入れが

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ウイークエンドは小田原で

ウイークエンドは小田原で

火曜日は朝から雨が降っていた。

今日は引越し先に荷物がたくさん届く日だ。
ガス開栓の人から連絡が来たので、雨の中いそいそと向かう。
電気・水道とガスの再開をし、生活に足りてないものを揃える。
寝具はまとめてコインランドリーで洗濯して乾燥。
三年間放置されていたワンルームは、完全に三年前のままで時が止まっている。三年の間に増えた本を本棚に並べた。本棚も部屋も少しホコリっぽくて、掃除をしていると何度

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誕生日ありがとう

誕生日ありがとう

ただいまー、と帰ってきた彼の手にTOPSのチョコレートケーキ。
え、なんで?今日何の日??
と聞いたがニヤニヤ。

私の大好きなTOPSのチョコレートケーキ。
もう一緒に食べる機会がないからかな。

夕食の準備をしてるとピンポーンとインターホンが鳴る。
誰、と思ったら荷物の配達だった。
受け取り人は彼。
またなんか頼んだだのかな?
ベリベリと包装をはがしながら相変わらず下手くそな鼻歌なんか歌ってる

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AM 7:25

「俺としては、完全にこれでキッパリさよならというのはなんか嫌だ」
「うんまぁそれは私も嫌……かな……」
「たまにご飯とか一緒に食べたい」
「ただ一緒にご飯を食べるだけで楽しい日々だった……な……」
「うん……泣」
「……泣」
「彼女が出来るまでは話とかも聞いて欲しい」
「う、うん(うん?)」
「電話とかもしたい」
「はい」
「彼女出来ないかもしれないし。泣」
「それはまぁそうだね。笑。まだわからな

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未来には勝てない

未来には勝てない

ひとり暮らし用のアパートを借りていた。
ずっと。
何時でもここを出て行けるように。
彼と同居を始めてからも、ライフラインをしばらく止めることが出来なかった。
いつ追い出されても良いように。

ガスの開栓は立ち会いが必要だ。
日程を決めてネットで予約する。
電力会社には電話。窓口の人が出る。
すみませんずっと止めてたんですけどまた再開したくて、はいかしこまりました、ではお名前からどうぞ、と使用履歴を

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何年経てもモテへんねんな

何年経てもモテへんねんな

私がどれだけ周りに大切にされてきたかを思い知った時の話。

近況報告です。おひさしぶり〜〜げんき?

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意志をもったアスリートを育てていく/ TWOLAPS ACADEMYが目指す世界

意志をもったアスリートを育てていく/ TWOLAPS ACADEMYが目指す世界

こんにちは。TWOLAPS代表の横田です。先日、イベントで「横田さんのnoteのファンです」と言われたので2024年はnoteもがんばって更新して行きたいと思っています(小声)

さて、28歳で現役を引退して、7年が経ちました。現役を引退してからの年月は、富士通に在籍をして実業団選手として活動していた時間を超えました。よく言う「引退してからの人生の方が長い」に突入してしまいましたが、引退してからの

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お前さんは猫である、名前はまだない

お前さんは猫である、名前はまだない

お前さんは猫である、名前はまだない。

そしてお前さんはその両方を知らない。

更に、それらを知らないことで困った様子もない。

それもそうである。

お前さん自身が猫であるかどうかを必要としておらず、名前も必要としていないからだ。

それらを必要としているのは私である。

というのも先程、お前さんを呼び止めようと声をかけたら他の人間が振り返って睨んできたのだ。

人間は【お前さん】で振り返るので

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お母さんの記憶

延長保育でひとり残ってぼーっと外を見ていると、お母さんが自転車で門の前に来たのが見える。寂しいとか保育園嫌だとかそういう感情は自覚していないが、お母さんが見えるとやっぱり「お母さん!」と思い、早く駆け寄りたくなる。

自転車の後ろの席に乗って帰る。やたら家が遠い。長い坂をお母さんは立ち漕ぎする。その後ろ姿を見ている。

木曜日は生協の日。発泡スチロールに入っていたドライアイスをお母さんが洗面所に流

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距離感

距離感

夏のにおいが街を覆うころ。人々が行き交うようになった街角。

店には人が溢れ。客と客、客と店員を区切っていた仕切りは取り除かれ。

長らく開かれなかった地元の祭りでは屋台が立ち並び。多くの人が口を大きく開けて笑いそして美味しそうに食べている。

入職してきた新人たちの集合写真も。マスクを外して撮影されていて。

これが日常だったっけ。そんな戸惑いにも似た疑問が頭を駆け巡る。

マスクを取って初めて

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変な名前のパン屋さんの美味しいパンはフワフワで本当に美味しい

変な名前のパン屋さんの美味しいパンはフワフワで本当に美味しい

お客さんに「変な名前のパン屋さんの美味しいパン」を貰った。半斤。いや半斤て。多いな。

普段なら同居人がいるから一緒に食べられるのだが、ここ一週間ほどいないのでひとりでやっつけないといけない。
頑張って食べないと。

最近よくある「変な名前のパン屋さんの美味しいパン」はフワフワで本当に美味しい。
新しい豆をおろして淹れたてのコーヒーと共にいただく。
ああ、美味しいものを一人で食べるのはなんだか気が

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静岡旅行記〜後編〜

静岡旅行記〜後編〜

長いトンネルをいくつも超えて、二日目は奥大井方面へ。

途中、めちゃくちゃ美味しい海鮮丼ランチをいただく。
めっちゃ美味しかった!
まだ全然お昼前なのに満席になってた。
地元では有名な人気店なのかな。
毎週来たい。
鮮魚がどれも本当に美味しかったー。

最初見た時は「え、これ渡るの?カイジ?」って思ったけど、意外と渡れた。

高いところは苦手でも得意でもないが、吊り橋は揺れるので怖い人は怖いと思う

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静岡旅行記〜前編〜

静岡旅行記〜前編〜

気まぐれに静岡に行くことになった。

「掛川花鳥園行ったことない行ってみたい」
「昔行ったなぁ……そんな見るとこないよ多分」
「え、ハシビロコウいるって」
「え、なにそれ見てない」

「ハシビロコウって偉そうだよね」
「王の貫禄あるよね」
「どっちかっていうと社長っていうより役員だよね」
「会長とかね」
「相談役って感じ」
「相談役」

「フラミンゴって目がやばいよね」
「いっちゃってるよね」

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