わさヲ

アニメの妄想を徒然なるままに書き連ねます。 たとえ一人でも共感にふれることを願っています

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『明日のナージャ』26話、あの細田守が手がけた伝説の神回を語る!

言わずと知れた(?)名作『明日のナージャ』 本作を知らない方はこのページに辿り着きようもないので説明は割愛する、記憶が朧げな方はお手持ちの検索エンジンを駆使してみ…

わさヲ
1年前
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【ネタバレ】「君たちはどう生きるか」感想

これが宮崎駿最後の長編アニメかと思うとわたしは泣けた。 『風立ちぬ』を見た時も泣けた。あんなにも彼が好きで、夢中で描き続けた飛行機と少女が儚くも自らの思惑と違う…

わさヲ
10か月前
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「下書き」ぼっちざろっく

中身は平凡なきららとそう変わりないのになぜ受けたか、その時代性 令和のけいおんとは言い得て妙。 視聴者の立ち位置はどこにあるのか ぼざろにあるものはある種の共感、…

わさヲ
1年前

デザイナー高畑勲のアニメイズム

スタジオジブリのアニメ監督であった故・高畑勲、そして宮崎駿。 彼らのその作品たちはあまりにも有名であり、それらは両監督において実に対照的で面白いものばかりである…

わさヲ
1年前
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『明日のナージャ』26話「フランシスの向こう側」

本稿は『明日のナージャ』伝説の神回と言われる26話のあらすじです。 物語は晴天のスペイン、この日のあまりの暑さにダンデライオン一座の面々は口々に「シエスタ」といい…

わさヲ
1年前
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自己紹介

はじめまして。 こちらはアニメを見ること、いわゆる「エモい」アニメが好きな自分が偏見や妄想を交えながら感想考察を綴っていくノートです。 今の時代はアニメの考察や…

わさヲ
1年前
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『明日のナージャ』26話、あの細田守が手がけた伝説の神回を語る!

『明日のナージャ』26話、あの細田守が手がけた伝説の神回を語る!

言わずと知れた(?)名作『明日のナージャ』

本作を知らない方はこのページに辿り着きようもないので説明は割愛する、記憶が朧げな方はお手持ちの検索エンジンを駆使してみるといい。

今回妄想解説をしていきたいのはその作品において「神回」と名高く、もはや伝説と形容されるこちら

第26話「フランシスの向こう側」

スペインのグラナダを舞台にした回。想い人である貴族のフランシスに偶然再会したナージャはそこ

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【ネタバレ】「君たちはどう生きるか」感想

これが宮崎駿最後の長編アニメかと思うとわたしは泣けた。
『風立ちぬ』を見た時も泣けた。あんなにも彼が好きで、夢中で描き続けた飛行機と少女が儚くも自らの思惑と違う結末を迎えるあの人生観の描き方に泣けた。
今作も同じことが言えると思う。これは彼の「けじめ」なんだと。
日本中の人々に影響を与えたアニメの巨匠が穏やかな老後を迎えるはずもなく、やはり我々に衝撃を与えまたメッセージを与えてくれた。
『君たちは

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「下書き」ぼっちざろっく

中身は平凡なきららとそう変わりないのになぜ受けたか、その時代性

令和のけいおんとは言い得て妙。
視聴者の立ち位置はどこにあるのか
ぼざろにあるものはある種の共感、というより作品側から視聴者を受け入れる、呼び込む部分にある
個の時代に生きる若者は共同体価値観に身を置くよりも克己する何者かに自分を重ねることによってそこから共感やカタルシスを得る
ぼっちちゃんの機能はある種の投影、それも現代のオタク、

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デザイナー高畑勲のアニメイズム

スタジオジブリのアニメ監督であった故・高畑勲、そして宮崎駿。
彼らのその作品たちはあまりにも有名であり、それらは両監督において実に対照的で面白いものばかりである。

ジブリ作品の中で宮崎駿にあって高畑勲にはないもの、それは「主観」である。

それは作家性やメッセージ性と言った作品に込められた内在的なものだけではなく、観客である我々と作品、そして作り手とを繋ぐ「窓」を通すことによって見出すことが出来

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『明日のナージャ』26話「フランシスの向こう側」

本稿は『明日のナージャ』伝説の神回と言われる26話のあらすじです。

物語は晴天のスペイン、この日のあまりの暑さにダンデライオン一座の面々は口々に「シエスタ」といい昼寝に興じている。せっかくの晴れの日にじっとしていられないナージャは街へ散歩に出かけるがスリに大切なブローチを盗られてしまう。
追いかけた先でブローチを取り返してくれたのはナージャの恩人であり想い人でもある星の瞳のナイトであった。

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自己紹介

はじめまして。
こちらはアニメを見ること、いわゆる「エモい」アニメが好きな自分が偏見や妄想を交えながら感想考察を綴っていくノートです。

今の時代はアニメの考察や解説、感想をまとめた記事やブログなどYouTube動画すらも作品の数だけ筆者の数だけ無数限にあります。
その中にはあらすじだけをまとめた子供の読書感想文のようなものもあれば文献や古典に寄せた学術的見地に基づく解説もあります。

私はここで

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