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ゴマのような悩み

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僕のめんどくさい悩み。人間は気持ち悪くて面白いという考えに基づいています。
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#エッセイ

恵まれていてゴメンなさい

恵まれていてゴメンなさい

僕の家は裕福です。自慢するほどではないですが、お金に余裕があります。小さな頃からおいしいご飯を食べ、長期休みにはどこかに旅行に行き、兄弟二人とも浪人して大学に行きました。奨学金は借りていないです。

僕の親はどちらも一流大学卒で賢いです。僕もそれを受け継げたのか大学自体は有名大学で賢い部類に入るのかなと思います。

まあそんな感じでお金と才能に関しての悩みで深刻なものは一度も経験したことがありませ

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学校でも本屋でもカフェでも、将来・実用・外見を意識させられ自分と他者との関係性を迫られる。主観的に「他者と比べた相対的な自分」を想像してしまう。望むのはただ一つ。他者から解放された居場所。意味を押し付けてこないものたち。そんな、「意味がない」という癒しが欲しい。外は戦場だよ。

自然な状態って何だろう。本来の姿って何だろう。今ある現実と本来の姿って違うの。動物に本来の生活を与えてあげよう。自然のままにしてあげよう。人間がいる世界は自然じゃないの。狩猟、農耕、都市生活。全部本当で自然じゃないの。

死と記憶。睡眠が怖い。

死と記憶。睡眠が怖い。

『AIの遺伝子』というSF漫画がある。AIやヒューマノイドが人と同じように生活する世界を描いたSF漫画だ。その話の中で、不具合が生じた機会型のお母さんに初期化する(記憶を消去する)ことでそれを防ごうと提案するシーンがある。短時間の記憶を消去するだけで助かるのだから客観的に見ればそうすればいいものの、そのヒューマノイド型お母さんは娘との(短時間ではあるが)思い出をなくすことは嫌だという理由で拒む。お

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絶対的な価値なんて存在しない。絶対的に美味しい料理が存在しないように。そもそもみんなが感じる価値に価値なんてない。自分にしかわからない価値に真の価値がある。自分の成分を多く含んだ価値が。濃いカルピスのように、自分が濃い価値がそこにはある。自分にしかわからない価値を追い求める。

僕の人生は誰かの人生の劣化版? 劣等感を退治する

僕の人生は誰かの人生の劣化版? 劣等感を退治する

僕らは劣等感をよく感じる。

どんなに仕事が上手くいっていようが、どんなに好きなことをしていようが、ふとした瞬間

なんか俺の人生って誰かの人生の劣化版なんじゃないか??

という考えが頭を満たしてしまう。

オンリーワンという言葉は幻想で、実際は誰か凄い人の人生のある一部を体験しているだけのショボい人生

そして、

その凄い人も同じようなことをきっと考えていて、
僕は誰かの劣化版の劣化版の劣化

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