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本という海を旅して

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あおやぎの読書記録です。感じたことをぜひ残しておきたい、と思った本をご紹介します。
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#エッセイ

読書記憶④正直でありたい。『なんで僕に聞くんだろう』

読書記憶④正直でありたい。『なんで僕に聞くんだろう』

最近noteを書くたびに思う。

私は、私に嘘をついていないだろうか。

嘘のある文章を書いていないだろうか。

本当に書きたいことを書きたいように書いているだろうか。

この居心地の悪さはなんだろうか。

幡野さんのことば幡野広志さんの本が好きだ。

人との関係のこと、病気のこと、生きることについて思うこと。写真のこと。ご家族のこと。

率直に書く方だと思う。

それでいてどこか優しさも

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読書記憶③“ほどよさ”は人間を考え続けること。「ほどよい量をつくる」

読書記憶③“ほどよさ”は人間を考え続けること。「ほどよい量をつくる」

1月に入ってから、ペットボトル飲料を買っていない。

強く心がけたわけではないけれど、この記事を読んでマイボトルに切り替えたくなったのだ。

マイボトル習慣スタート塩谷さんがご紹介されているボトルを買ってみたのだけれど、とてもいい。シンプルなデザインで落ち着くし、比較的軽く、洗いやすい。

基本的に白湯を入れているのだが、先日スタバでチャイティーをこれに入れてくださるよう頼んだら「かわいいボトルで

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「モモ」からの発見

「モモ」からの発見

なぜかというと、この訪問者の話すことを聞いていればいるほど、さっき人形と遊んだときのようになってくるからです。つまり、話す声は聞こえるし、ことばは聞こえるのですが、話す人の心は聞こえてこないのです。

私は最近まで、エンデの「モモ」をきちんと読んだことがなかった。

職場の人が「僕は『モモ』に出てくる、カシオペイアという亀が好きで」と話しているのを聞いて、読もうと思ったのだ。

小学生の頃に少し読

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世界音痴、ここに。

世界音痴、ここに。

穂村弘さんの『世界音痴』を読んでいる。
歌人の方だということはもちろん知っていたが、これまでその文章には触れてこなかった。

いまはもっと早くその世界を知りたかった、と思う。



本の中の「世界音痴」という話で、
穂村さんは、“飲み会が苦手だ”と書いている。

私も苦手、と頷きながら読む。

飲み会が苦手ではない人は、“飲み会が苦手だ”と言う人がどうしてそう感じるのか、予想できるだろうか。 お

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鍛えます、自尊心with美容

鍛えます、自尊心with美容

突然だが、わたしは自分が大好きだ。

この性格も、この容姿も!
わたし、大好きだー!

…突然、自己愛を叫ぶ。
あおやぎに一体、何があったのか。

✳︎

美容ライターが書いた“こわくない”美容の話?

今回は、「自分のことはまあ好きだけど、でも嫌いなところ、自信が持てないところもたくさんあって、だから日々落ち込んだり葛藤してるんだよ」というあおやぎの背中を押してくれた本をご紹介したい。

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もしも「脳が壊れた」ら?

もしも「脳が壊れた」ら?

成長して大人になって様々なことを経験しても

自分の行いのうち「あの時あんなことしなければ」と、頭の隅に

ずっとひっかかっていることもある。

あの時、自分はどうしたらよかったのだろうか?

今なら、どうしたいだろうか?

後悔は消えないけれど、

「これから」に目を向けられるヒントをくれるお話と出会った。



「脳が壊れた」を読む

先日図書館で借りてきた、
「脳が壊れた」(新潮社)という

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