挑戦だらけの2022(QUMZINE2022 Advent Calendar 2022|13日目)
RayArc(レイアーク)の皆さま、そしてすべての皆さま。
おつかれさまです。新規事業ユニットです!
テーマは『2022年を振り返る』!
飛び入り参加歓迎のコトバを素直に受け止めて、私なりの「面白がり力」で参加してみることにいたしました!
ふりかえりの前に自己紹介を…
アドベントカレンダーからいらっしゃる方とは「はじめまして」も多いと予想します。新規事業ユニットの取り組みを紹介するハイライト動画です。
すっ飛ばしてこの先に進んでいただいてもかまいません。ただ、流石にそれだとわからなすぎると思いますので、ザックリ3行で説明します。
株式会社RayArcはシステムの受託開発を本業とする会社です
新規事業ユニットは、株式会社RayArcのいち組織です(2022年1月に発足)
社員のやってみたいをカタチにする挑戦として、W2ナニカソンというプロジェクトに取り組んでいます
挑戦だらけの2022年でした
社員のやってみたいをカタチにするW2ナニカソンプロジェクト、その取り組みはすべて挑戦でした。
1.W2ナニカソン 春(4月〜6月)
[1-1]孤独への覚悟と、うれしい裏切り
最初の参加者募集では、春夏の期間の希望者をつのります。率直な不安は「メンバー集まるかな?」でした。
なんの力学もしがらみもなく、ただ自分の「やってみたい」を起点に集まってほしい。だから個別のスカウト(それに準ずる声かけ)は一切しませんでした。これには、だれも応募してこないことも受け入れる覚悟が必要です。
『ぼっちスタート』も辞さない決断。怖さも葛藤もありました。しかし「人に言われたから」「頼まれたから」という入り口でご参加いただくことが、このプロジェクトによい影響をもたらすとは思えなかったのです。
もし、だれも手を挙げなくてもショックを受けないように、私の防衛本能は無意識に準備していました。過度に期待しすぎず、しかし、ほんの少しだけは、期待することも忘れない。すると…。
参加者は現れました。と同時に、募集フォームの設定で凡ミスしていたことに気づき。本来ならバンザイよろこぶはずが…、
が第一声になる始末。いや、自分のせいですね。
さらにもう1名、ご連絡をくださった方もいて。
「どこまでやれるかわからない、でもやれるだけ、やってみたいです」と力強い申し出が1名
「応募ではないけれど、関心があります」と(無言でいようと思えば、いることもできたのに)あえてしっかり伝えてくださった方が1名
こうして、私のココロの準備はうれしい形で裏切られ、W2ナニカソン春夏は『ぼっちではないスタート』となりました。
DKDKパンプ🎃さん。そしてこの時期から見学メンバーとしてSlack参加してくださっている関心表明メンバー(おなまえはヒミツ)さん。お2人がいなかったら今のW2ナニカソンはありません。🙇♂️🙇♀️
あらためて、ほんとうにありがとうございました。
[1-2]身構えを壊す場の積み重ね
DKDKパンプ🎃さんをお迎えし、オンラインのワークショップ開催。バーチャルオフィスはGatherとNeWorkです。第1回ではhidaneによるブレストと、Wevox Values Cardに挑戦しました。
この2つのメニューはDKDKパンプ🎃さんの潜在意識の最後の身構えを解く効果があったと考えています。参加当初、DKDKパンプ🎃さんには、少なからずこんな思いがあったそうです。
まず、hidaneによるブレストです。発想を誘発するAIのリアクションや、遊び心のあるインタフェース、やわらかでかわいいアバター助けられました。
「装備できる部活」のような不思議ワードを叩きこみ、少しずつほぐれてゆく場。とりあえず、なんでも発想してみようというムードになりました。
そうそう、第1回イベントレポートを見るとわかりますが、hidaneを取り入れたきっかけは、まさにQUMZINEのこちらの記事でした。
とどめを刺したのがWevox Values Cardです。大切な5つの価値観をさぐるカードゲーム。このゲームを通じて、少なくとも『あれはダメ、それはダメ』はなさそう、と思っていただけた手ごたえがありました。
なにせ、旗振り役である私(ワクワク魔人S)ときたら、大切な価値観に「混沌」「変化」を持ち続けたうえ「挑戦」「遊び心」もほしかったと騒ぐ有様ですから。
大事そうな他の価値観をポイポイ捨ててまで、こんな価値観を後生大事に選ぶ人間が、
なんて、太陽が西から登っても言うわけないですよ。
[1-3]YouTubeチャンネル開設
そこまで場がほぐれたことで、ようやく…。
最初の「やりたいこと」が言語化されたのです。
その後、第2回、第3回と、StartDashのような素晴らしいサービスの力も借りつつワークショップを重ね、どうにかYouTubeチャンネル開設にこぎつけました。
まだまだのびしろだらけです!(ものは言いよう)
詳細はこちらのマガジンでも!
[1-4]アイテムショップ立ち上げ
こうしてDKDKパンプ🎃さんの身構えは、少し解けたようでした。しかし逆に言えば。参加するまでは『あれはダメ、それはダメ』みたいなイメージがあったということ。内心「これは大きな課題だなぁ…」と感じました。
新規事業に関心があるだれかが、まだRayArcにいるとしましょう。その方も、同じように身構えているかもしれない。…というか、おそらく、実際にそうなのではないか。そう考えるのが自然ではないか?
だとしたら。潜在的な参加希望者が、素直にW2ナニカソンに参加したいと思うには、ナニカ『足場かけ』が必要ではないだろうか? そう考えるに至ったわけです。
そんな声が、まだまだありそうで。しかし、どんなことが『足場かけ』になるでしょうか? なにを示せば壁を越えられる? 答えはシンプル。『実例』にまさる説得力のモノはないですよね。つまり…、
それが、直感的にわかる挑戦を実際にやってみせると、一番伝わるのでは?
YouTubeチャンネルは、たしかに私たちには新しい挑戦でした。が、良くも悪くも社員の皆さまの『予測できる範囲』の中にありそうで。たぶん『すごく、意外性のあるもの』ではないだろうな、という感覚はありました。
ナニカもうひとつ…固定観念を軽く砕くような取り組みを追加したい。ただし切実な問題として、そんなにリソースは割けない。
わかりやすく目に見える形になるものがよい。が…ナニカ、ナニカ…と頭の片隅で思考をこね回していたら。ふいに、意識の外側からきっかけが降ってきました。
そして気づきました。hidaneでブレストしたとき、自分が一番ハッとした瞬間はどこか? あらためて考えると「服」というフレーズが出てきたときだったんですよね。
社員のやってみたいをカタチにする挑戦。
とか。そんな会話が起きたらおもしろい! ワクワクしてきました。
そして、SUZURIのアイテムショップができたのでした。
アイテムの変遷など、詳細はこちらのマガジンでも!
ちなみに。先日RayArc社内の方から、
と、無邪気怖すぎる質問を浴びて戦慄しました。
とは思いつつ、怖すぎるので一応書いておきます。
もちろん会社組織のお財布に入りますよ。そして会計処理されます!
その上で、例えば企画やデザインした人に、会社が今後どういう形で報いるか…みたいな部分は、また別のベクトルのお話でございます。
2.W2ナニカソン 夏(7月〜9月)
W2ナニカソン春回を終え、夏回に突入です。メインミッションとしては、開設したばかりのYouTubeチャンネルに追加する新しい動画づくりに取り組みました。このあたりは、テーマに則して粛々と進めました。
ただ、オンライン上のロケーションには多少の変化が。8月にMetaLifeが登場したためです。さっそく、新しい動画に向けた『取材』にMetaLifeを活用したところ、これがきっかけで思わぬ展開を見せました。
[2-1]新たな仲間と、いわゆる『なれそめ』
その思わぬ展開を語るために、少しだけ遠回りします。夏回からSlackのみ参加の見学メンバーが1名増えました。切り干し大根さんです。
切り干し大根さんとは、実は春回の時期にも接点が! そして…。
この接点となる出来事と、夏回に起きた思わぬ展開には、共通するテーマがありました。
バーチャルオフィス、メタバース活用
そして、そこでのオンライン場づくり
です。
[2-2]お隣の組織でオンライン場づくり
これは、夏回というよりむしろ春回の期間中、ややサイドストーリー的に開催した企画なのですが…。夏回の取り組みとつなげてご紹介したいため、あえてここで取り上げます。
W2ナニカソン第1回で実施したWevox Values Card。RayArc社内のお隣の組織でも「ぜひ実践してみたい!」という声があり、紆余曲折の末、企画と当日のファシリをやらせていただくことに。
このときの、お隣の組織の全体の議長が、切り干し大根さんでした。最初は「Gatherとhidaneも、同時に体験してみたい!」くらいの温度感でご相談がありましたが、準備や開催時間の尺を考えるとさすがに無謀です。そこで、
Wevox Values Cardのみ
開催場所はZoom
(意図としては、普段利用されているオンライン会議形式から変えない)
に絞り込んで、開催しました。
ノーコードツールのAdaloも活用し、開催側も学びの多い場になりました。
[2-3]オンラインの協働、共創体験を変えるものたち
ここまでの話題の中でちょこちょこと登場しているGather。まさに2Dレトロゲーム風メタバースバーチャルオフィスの先駆けであり、マップもゴリゴリつくれてしまう自由度の高いサービスです。犬も飼えます!
Gatherは、いまだ日本語化もされていない(はずの)海外製のサービスですが、オンラインで他のだれかと協働、共創する可能性を体感するにはもってこい。
ZoomあるいはSlackやTeamsのような会議系のツールのみでコミュニケーションを構築するのと、GatherやNeWorkあるいはRisaやoViceのようなバーチャルオフィスを活用するのでは、生まれる体験がまったく違うのです。
ただし、Gatherはその自由度から、いきなり丸投げでご提案するには少しハードルが高い印象もありました。テンプレが豊富とはいえ、最低限のマップを設計・設定する必要もあります。インタフェースも日本語はなし。
Wevox Values Cardと同時にGatherの体験まで取り入れると、参加者ごとにつまづきが起こる懸念がありました。開催までの準備期間が短いことも考慮して、無理せず使い慣れたZoomの採用をオススメしたのです。
今思えば…この企画時期にMetaLifeが存在していたら…? もしかしたら違う提案になっていたかも? つまり、ZoomではなくMetaLifeでWevox Values Card! …だったのかも…、などと妄想してしまいます。
マップづくり、英語…。Gatherにあった導入の課題を、MetaLifeならほとんど解決してくれます。しかもアバターがめちゃめちゃかわいい。Zキーで超サイヤ人になれるのも楽しい。
そんな妄想が、ある意味でカタチになったのが、夏回の『取材』から派生して開催することになった『メタバース体験』の場づくりでした。
[2-4]インターンシップはメタバースで
株式会社RayArcでは10年以上前からインターンシップの学生の受入れを行っています。その初日に2022年は『メタバース体験』メニューを追加することに。MetaLife上で参加者同士交流を深めていただく時間を設けました。
この『メタバース体験』は一種のオンラインワークショップでもあります。企画のコンセプトは以下のように定義しました。
機材トラブルもあり、計画通りのスムーズな開催とはいきませんでしたが、すぐそこに誰かがいる不思議な臨場感を体験していただくには十分な時間だったな…と。ステキな時代になったなぁ。
夏回の終盤には、新メンバーのにゃんこさんも電撃参戦!
3.W2ナニカソン 収穫祭(10月〜12月)
このように、社内行事ともコラボして、オンラインワークショップによる場づくりの姿を模索してきたW2ナニカソン。
私(ワクワク魔人S)は、時代の変化にしなやかに対応する力を身に着けるには、またそういったひとを『育てる』ためには、想像力と対話をうながす「場をつくる」スキルがどんどん必要になってゆくと実感しています。
[3-1]そして、仲間と場づくりに向かう
夏の終わりから、収穫祭(10月〜12月)に切り替わりの時期。
節目ということでメンバー募集を行いました。なんと、あらたな仲間が!
あとで、新メンバーから聞いて知りましたが、Slack参加の見学メンバーのお2人がちょくちょく、あるいはピンポイントで、自発的にW2ナニカソンのことを社内に紹介してくださっていたそうです。
な、なんと!? 私からそういった活動を直接お願いしていたわけではなく、すごく不思議な感じがしました。いろいろなご縁が積み重なって、今があるのだなぁと思います。
まさにすべてのことは、自分で選んでいるようでいて、実は偶発性の集合体かもしれない…? という。
夏回の終盤に参戦したにゃんこさんは、2本目、3本目のYouTube動画の制作に関わってくださっています。収穫祭からの新メンバーゆうしゃ『を』さんは、新しくできた広報アカウントの運営を推進してくれています!
私だけではゼッタイにできていなかったことが、まるで魔法のように形になるのを見て、これがまさに対話と相互作用のチカラで、すでにチームは大きなワークショップの渦の中にいるのかもしれない、と感じました。
[3-2]ボードゲーム制作🃏プロジェクト
W2ナニカソンプロジェクトは『場づくり』と『ものづくり』をこつこつ重ねて進んできました。そして、とうとうその2つが重なるときが来ました。
そう、現在。
ゲームマーケット2023春参加を視野に、
アイスブレイクに利用できる場づくりボドゲ
の開発中です。
こんなゲームですよ!
今後どんどん紹介してゆきたいです!
私たちは、正直、ボドゲづくり自体はLv1です。が、場づくり、足場かけ、チームビルディングについて、ド真剣に考えたり、理論を学び実践を重ねてきた経験値ならそれなりにあります。
そんなお手伝いができるゲームになっているとよいなと思います。
ものづくりの試行錯誤は、こちらのマガジンでも!
氷を解かし続けた1年でした(まとめ)
ふりかえれば。すべてのW2ナニカソン1年目の取り組みは、壮大なアイスブレイクでもあったのです。まさに『足場かけ』の連続。それは氷を無理やり外から打ち壊すのではなく、深部体温を上げる取り組みでもありました。
アイスブレイクに利用できる場づくりボドゲ
をつくるに至ったのも、偶然という名の必然かもしれませんね。
最後に…
この2022年の間、note記事を公開した直後など絶妙なタイミングで、ちょくちょくシンプルで直球な感想を伝えてくださった『ココロの仲間』が、RayArcの中に実はもう1名いらっしゃいました。
直接お礼を言う機会がなかったので、ここで感謝をお伝えしておきます。なんどもはっとして、鼓舞されました。読んでいただけるということは、それだけでありがたいことです。
というわけで、皆さま。これからもお互いのフィールドで、重なりつつ、離れつつ、それぞれに、でもどこかでは一緒に、歩いてゆきましょう!
(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?