TARA

眼の仕事に携わる事、約30年、眼鏡士として5万人の「目」を見てきました。 主に「両眼視…

TARA

眼の仕事に携わる事、約30年、眼鏡士として5万人の「目」を見てきました。 主に「両眼視機能検査(視覚機能チェック)とビジョントレーニング」を指導してます。 検査・VT指導にプロ野球選手『広島カープ・西川龍馬選手/千葉ロッテマリーンズ・高部瑛斗選手/など多数 eye総合コンサル

マガジン

  • NIDEKシステム検眼機を使った両眼視機能検査(保存版)

    検眼技術者向けの記事です。両眼視検査の検査手順と様々な顧客の眼に対応できる検査技術を身につけるため参考になれば幸いです。いろいろな人の眼の症状がある中で、検査テクニックを極めると同時に様々な技術や知識の引出しをたくさん持っておくことが重要です。(理解しやすいように動画をメインに構成してます)

  • メガネ処方の虎の巻!球面処方・プリズム処方

    メガネ店や眼の検査に従事する人には大変参考になるテキストです!斜位を意識した度数決定やプリズムレンズ処方をする場合の考え方を網羅したテキストです。 【US-VT 】視覚機能検査/ビジョントレーニング     https://visionuemura.wixsite.com/my-site-1

  • 斜位・斜視/輻輳・開散不全、過多を確認【カバーテスト動画】

    両眼視に影響をあたえる斜視と斜位。簡単に眼位を確認できるカバーテスト。カバーアンカバーで斜視の有り無し、交互カバーテストで斜位の方向と量を確認しよう。 【US-VT 】視覚機能検査/ビジョントレーニング     https://visionuemura.wixsite.com/my-site-1

  • 実践両眼視検査!60日で完全マスター米国式21項目検査

    メガネ店や眼の検査に従事する方には必見の「両眼視検査」のテクニックをまとめたテキストです。実際の実務に大変参考になると思います。 【US-VT 】視覚機能検査/ビジョントレーニング     https://visionuemura.wixsite.com/my-site-1

  • 両眼視検査からビジョントレーニング

    視覚機能の健康診断は「60日で完全マスター米国式21項目検査」で行います。この検査で問題点があればビジョントレーニングにて視覚機能の回復をめざします。 またスポーツアスリートには、最高のパフォーマンスを発揮できるように視覚からの反応速度UPを目指します。 US-VT ビジョントレーニング : https://visionuemura.wixsite.com/my-site-1

記事一覧

眼鏡作り、アスリートのパフォーマンス向上は "モーガンの標準値" で視覚機能の数値管理を!

~ 保存版 ~ 人間の眼の視覚機能は複数あります。体の健康を測る目安の数値(血圧、血糖値、コレステロール等)と同じように各視覚機能ごとに標準値(期待値)があります。 …

TARA
20時間前

No.23 両眼視機能検査 【検査9番】【近見水平眼位テスト#13B】

■ 近方水平眼位今回から近方視での両眼視の測定に入ります。近方視での水平斜位は、40cmの距離の眼位測定を行います。 ここ数年の傾向としましてデジタル機器(スマホ等…

200
TARA
6日前

No.22 上下開散力(#12B検査)から判断する ”瞳孔中心とメガネ光学中心” のずれからくる身体的不調と複視の原因

前回(No.21)記事で上下開散力の検査方法を説明しました。上下開散力とは、6本の外眼筋の主に ”上直筋と下直筋” の筋力パワーだと説明しました。 このことからわかる…

200
TARA
3週間前

No.21 両眼視機能検査 【検査8番】【遠方上下開散力テスト#12B】

前回(No.20)の記事は、上下斜位の検査方法を説明しました。今回の記事は、6本の外眼筋と上下斜位を打ち消す「上直筋・下直筋」の力を計測する方法を説明します。 上下…

200
TARA
1か月前

No.20 両眼視機能検査 【検査7番】【遠方上下斜位検査#12/フォン・グレーフェテスト】

前回までは、遠方視での水平方向の斜位を計測し輻輳と開散の両眼筋パワーの検査方法とプリズム処方の考え方を説明しました。 斜位は水平だけではありません。上下の斜位が…

200
TARA
1か月前

No.19 両眼視機能検査 【検査6番】【遠方BOプリズム負荷テスト/遠方内寄せ検査#9#10/輻輳テスト】

今回(NO.19記事)は、内寄せ(輻輳力)テストの検査方法を紹介します。前回は、開散テスト方法を解説しました。 斜位の測定に際して ” 内寄せ(輻輳力)と 外寄せ (開散…

200
TARA
1か月前

No.18 両眼視機能検査 【検査5番】【遠方BIプリズム負荷テスト/遠方外寄せ検査#11/開散テスト】

斜位の測定に際して ” 内寄せ(輻輳力)と 外寄せ (開散力)" は重要な検査になります。フォン・グレーフェテスト(米国式)検査手法は、被検者の持つ輻輳力と開散力を計測…

200
TARA
1か月前

No.17 両眼視機能検査 斜位検査【③固視点付き十字斜位テスト/偏光レンズ(ポラテス法・ドイツ式)】

■ 水平眼位 測定の種類① フォン・グレーフェテスト(プリズム分離法/米式) NO.15記事 ➁ 十字斜位テスト(偏光板/ドイツ式) NO.16 記事 ➂ 固視点付き十字斜位テス…

200
TARA
1か月前

No.16 両眼視機能検査 斜位検査【②十字斜位テスト/偏光レンズ(ポラテス法・ドイツ式)】

■ 水平眼位 測定の種類① フォン・グレーフェテスト(プリズム分離法/米式) NO.15記事 ➁ 十字斜位テスト(偏光板/ドイツ式) NO.16 今回紹介 ➂ 固視点付き十字斜位…

200
TARA
1か月前
1

No.15 両眼視機能検査 【検査4番】【①遠見水平眼位検査#8/フォン・グレーフェテスト】

今回より両眼視検査の斜位検査(水平眼位/#8)に入ります。 人は、両眼でものを見て生活しています。当たり前のことですが、その中で様々な ”身体的な負の症状" (眼…

200
TARA
2か月前
1

No.14 両眼視機能検査 【両眼バランステスト②偏光板を使ったバランステスト/③交互カバーバランステスト】

■ おすすめ両眼バランステスト3種類① プリズム分離法 ② 偏光板を使った両眼バランステスト ③ 交互カバーバランステスト 前回の記事(NO.13)で、プリズムレンズを使っ…

200
TARA
2か月前

No.13 両眼視機能検査 【両眼バランステスト①/調節を介入させないプリズム分離法】

前回は、単眼での最弱最高視力(7M)の度数測定方法を記事にしましたが、今回は両眼でのバランステストの方法を2回にわけて記事にします。 実際の検眼の流れの中で、お勧…

200
TARA
2か月前

No.12 両眼視機能検査 【単眼球面調整/調節を介入させない雲霧法のテクニック】

■若年層に多い調節緊張の検眼手法 No.10、No.11の記事で乱視軸と乱視度数の測定が終われば単眼の球面調整に入ります。 球面調整は、一般的には「レッド・グリーンテスト」…

200
TARA
2か月前
1

No.11 両眼視機能検査 【乱視検査/引出し➁放射視線チャート➂4つの各経線を確認しよう】

通常の乱視検査は、クロスシリンダーを使って、乱視軸と乱視度数を測定します。前回の記事「NO.10 引出し① クロスシリンダーを使った乱視検査」を参考にして下さい。 今…

200
TARA
2か月前

No.10 両眼視機能検査 【検査3番】【自覚検査/乱視検査 引出し①クロスシリンダー】

【3】自覚検査自覚屈折検査とは、被検者にいろいろなレンズを装用し、その際の視標の見え具合を尋ねながら屈折異常を測定する検査方法です。 この検査は、いろいろなレン…

200
TARA
2か月前

No.9 両眼視機能検査 【視力検査/0.05以下の測定方法】

視力検査は、全ての検査の始まりであり問診に次いで最も重要な検査になります。 システム検眼機の視力計測は、0.05から始まりますが強度近視や遠視の人(0.05)以下の人は…

200
TARA
2か月前
1
眼鏡作り、アスリートのパフォーマンス向上は "モーガンの標準値" で視覚機能の数値管理を!

眼鏡作り、アスリートのパフォーマンス向上は "モーガンの標準値" で視覚機能の数値管理を!

~ 保存版 ~
人間の眼の視覚機能は複数あります。体の健康を測る目安の数値(血圧、血糖値、コレステロール等)と同じように各視覚機能ごとに標準値(期待値)があります。

この視覚機能の数値を管理することで、疲れなくはっきり、ボヤけることなく最高の視力で、遠方や近方の様々な対象物を「見る」ことができます。

また、ドライバーやアスリートにおいては、数値をしっかりと管理することで最高のパフォーマンスを発

もっとみる
No.23 両眼視機能検査 【検査9番】【近見水平眼位テスト#13B】

No.23 両眼視機能検査 【検査9番】【近見水平眼位テスト#13B】

■ 近方水平眼位今回から近方視での両眼視の測定に入ります。近方視での水平斜位は、40cmの距離の眼位測定を行います。

ここ数年の傾向としましてデジタル機器(スマホ等)の急激な進歩により一日中近業距離の注視を余儀なくされています。

そのため目に関するトラブルは増加の一途をたどっています。具体的には、”ブルーライト光線” による眼精疲労や睡眠障害、長時間スマホ注視の "スマホ老眼" や ”調節機能

もっとみる
No.22  上下開散力(#12B検査)から判断する ”瞳孔中心とメガネ光学中心” のずれからくる身体的不調と複視の原因

No.22 上下開散力(#12B検査)から判断する ”瞳孔中心とメガネ光学中心” のずれからくる身体的不調と複視の原因

前回(No.21)記事で上下開散力の検査方法を説明しました。上下開散力とは、6本の外眼筋の主に ”上直筋と下直筋” の筋力パワーだと説明しました。

このことからわかることは、上下斜位がある人は眼筋パワーで、視線の位置を調整しながら日常遠方や近方の両眼視をコントロールして生活しています。

前回の記事で、上下斜位の持つ人(1△以下の軽度は除く)の割合は、「比較的に少ない」とお伝えしました。

私た

もっとみる
No.21 両眼視機能検査 【検査8番】【遠方上下開散力テスト#12B】

No.21 両眼視機能検査 【検査8番】【遠方上下開散力テスト#12B】

前回(No.20)の記事は、上下斜位の検査方法を説明しました。今回の記事は、6本の外眼筋と上下斜位を打ち消す「上直筋・下直筋」の力を計測する方法を説明します。

上下のズレ(斜位)を正位に戻す筋力(上下直筋)は非常に弱く、この力を計測する検査を ”上下開散力テスト" と言います。

上下斜位を持つ人は、あまり多くは居ません。検査をしても「上下斜位 "0プリズム"」の人が大半です。ただ上下斜位がある

もっとみる
No.20 両眼視機能検査 【検査7番】【遠方上下斜位検査#12/フォン・グレーフェテスト】

No.20 両眼視機能検査 【検査7番】【遠方上下斜位検査#12/フォン・グレーフェテスト】

前回までは、遠方視での水平方向の斜位を計測し輻輳と開散の両眼筋パワーの検査方法とプリズム処方の考え方を説明しました。

斜位は水平だけではありません。上下の斜位があります。上下の斜位の特徴は、わずかな眼位ズレでも非常に疲れやすく、また「複視」を起こしやすいのが主な症状です。

上下斜位が大きいと水平方向の輻輳と開散の両眼球運動まで影響を及ぼしますので、上下斜位の有無をしっかりと検査することが重要で

もっとみる
No.19  両眼視機能検査 【検査6番】【遠方BOプリズム負荷テスト/遠方内寄せ検査#9#10/輻輳テスト】

No.19 両眼視機能検査 【検査6番】【遠方BOプリズム負荷テスト/遠方内寄せ検査#9#10/輻輳テスト】

今回(NO.19記事)は、内寄せ(輻輳力)テストの検査方法を紹介します。前回は、開散テスト方法を解説しました。

斜位の測定に際して ” 内寄せ(輻輳力)と 外寄せ (開散力)" は重要な検査になります。フォン・グレーフェテスト(米国式)検査手法は、被検者の持つ輻輳力と開散力を計測し理論的に不足する部分をプリズムレンズで補います。

具体的には、斜位があっても2倍以上の輻輳力や開散力があれば大きな

もっとみる
No.18 両眼視機能検査 【検査5番】【遠方BIプリズム負荷テスト/遠方外寄せ検査#11/開散テスト】

No.18 両眼視機能検査 【検査5番】【遠方BIプリズム負荷テスト/遠方外寄せ検査#11/開散テスト】

斜位の測定に際して ” 内寄せ(輻輳力)と 外寄せ (開散力)" は重要な検査になります。フォン・グレーフェテスト(米国式)検査手法は、被検者の持つ輻輳力と開散力を計測し理論的に不足する部分をプリズムレンズで補います。

具体的には、斜位があっても2倍以上の輻輳力や開散力があれば大きな斜位あってもプリズム矯正は不要という理屈です。

これは米国式の矯正手法で、理にかなった方法と考えます。ポラテスト

もっとみる
No.17 両眼視機能検査 斜位検査【③固視点付き十字斜位テスト/偏光レンズ(ポラテス法・ドイツ式)】

No.17 両眼視機能検査 斜位検査【③固視点付き十字斜位テスト/偏光レンズ(ポラテス法・ドイツ式)】

■ 水平眼位 測定の種類① フォン・グレーフェテスト(プリズム分離法/米式) NO.15記事
➁ 十字斜位テスト(偏光板/ドイツ式) NO.16 記事
➂ 固視点付き十字斜位テスト(偏光板/ドイツ式)NO.17今回記事

NO.15/NO.16の記事で斜位検査の検査方法を紹介いたしました。本日は、3つめの検査方法で ”固視点付き十字斜位検査方法” を紹介いたします。

この検査方法も前回の「十字斜

もっとみる
No.16 両眼視機能検査 斜位検査【②十字斜位テスト/偏光レンズ(ポラテス法・ドイツ式)】

No.16 両眼視機能検査 斜位検査【②十字斜位テスト/偏光レンズ(ポラテス法・ドイツ式)】

■ 水平眼位 測定の種類① フォン・グレーフェテスト(プリズム分離法/米式) NO.15記事
➁ 十字斜位テスト(偏光板/ドイツ式) NO.16 今回紹介
➂ 固視点付き十字斜位テスト(偏光板/ドイツ式)

前回の記事(NO.15)では、遠見・水平眼位テスト(#8)/フォン・グレーフェテストを紹介しました。
管理人の私は、このフォン・グレーフェテストを推奨していますが、斜位を検査するには、複数の検

もっとみる
No.15 両眼視機能検査 【検査4番】【①遠見水平眼位検査#8/フォン・グレーフェテスト】

No.15 両眼視機能検査 【検査4番】【①遠見水平眼位検査#8/フォン・グレーフェテスト】

今回より両眼視検査の斜位検査(水平眼位/#8)に入ります。

人は、両眼でものを見て生活しています。当たり前のことですが、その中で様々な ”身体的な負の症状" (眼精疲労、頭痛、複視 、ぼやけ、etc)が頻繁に起こる人をよく目にします。

目の視機能に問題があったり、年齢的な機能低下で、このような症状がある人や、眼の原因ではなさそうで、他の原因の可能性が疑われる場合もあるでしょう。

検眼のプロフ

もっとみる
No.14 両眼視機能検査 【両眼バランステスト②偏光板を使ったバランステスト/③交互カバーバランステスト】

No.14 両眼視機能検査 【両眼バランステスト②偏光板を使ったバランステスト/③交互カバーバランステスト】


■ おすすめ両眼バランステスト3種類① プリズム分離法
② 偏光板を使った両眼バランステスト
③ 交互カバーバランステスト

前回の記事(NO.13)で、プリズムレンズを使ったバランステスト"①プリズム分離法"を紹介しました。

管理人の私が、検者として検眼をする場合、主にこのプリズム分離法のバランステストを使ってます。両眼を上下に分離し左右融像を除去する事で、調節の介入を防ぎます。

なぜ調節

もっとみる
No.13  両眼視機能検査 【両眼バランステスト①/調節を介入させないプリズム分離法】

No.13 両眼視機能検査 【両眼バランステスト①/調節を介入させないプリズム分離法】

前回は、単眼での最弱最高視力(7M)の度数測定方法を記事にしましたが、今回は両眼でのバランステストの方法を2回にわけて記事にします。
実際の検眼の流れの中で、お勧め3つのバランステストを身につけて様々な顧客の眼に対応して使いこなしましょう。

■ おすすめ両眼バランステスト3種① プリズム分離法
② 偏光板を使った両眼バランステスト
③ 交互カバーバランステスト

■ ①プリズム分離法

左右眼の

もっとみる
No.12 両眼視機能検査 【単眼球面調整/調節を介入させない雲霧法のテクニック】

No.12 両眼視機能検査 【単眼球面調整/調節を介入させない雲霧法のテクニック】

■若年層に多い調節緊張の検眼手法
No.10、No.11の記事で乱視軸と乱視度数の測定が終われば単眼の球面調整に入ります。
球面調整は、一般的には「レッド・グリーンテスト」で行うのが一般的ですが、ここでは「ひらがな視表」を使って球面調整をおこなうことをお勧めしてます。
レッド・グリーンテストは、色の違いの判別がつきやすく完全矯正値が比較的簡単に求めやすい感じがしますが、” 調節緊張の眼 "の被検者

もっとみる
No.11 両眼視機能検査 【乱視検査/引出し➁放射視線チャート➂4つの各経線を確認しよう】

No.11 両眼視機能検査 【乱視検査/引出し➁放射視線チャート➂4つの各経線を確認しよう】

通常の乱視検査は、クロスシリンダーを使って、乱視軸と乱視度数を測定します。前回の記事「NO.10 引出し① クロスシリンダーを使った乱視検査」を参考にして下さい。

今回の記事は、「乱視が有りそう無さそう?」と有り無しが微妙な顧客やクロスシリンダーの判断ができない人向けに対応する検査手法です。

【乱視検査手法 引出し➁】 

2、放射線による乱視検査/(乱視軸の大まかな確認及びクロスシリンダー検

もっとみる
No.10 両眼視機能検査 【検査3番】【自覚検査/乱視検査 引出し①クロスシリンダー】

No.10 両眼視機能検査 【検査3番】【自覚検査/乱視検査 引出し①クロスシリンダー】

【3】自覚検査自覚屈折検査とは、被検者にいろいろなレンズを装用し、その際の視標の見え具合を尋ねながら屈折異常を測定する検査方法です。

この検査は、いろいろなレンズを装用した際の見え具合の違いを判断する検者の能力にかかっています。

例えば、被検者の知性、理解力、経験、疲れ、誤差を識別する能力など屈折異常と関係ない要素が自覚的な判断の正確さを損なうことが少なくありません。
よって、被検者に適した方

もっとみる
No.9 両眼視機能検査 【視力検査/0.05以下の測定方法】

No.9 両眼視機能検査 【視力検査/0.05以下の測定方法】

視力検査は、全ての検査の始まりであり問診に次いで最も重要な検査になります。

システム検眼機の視力計測は、0.05から始まりますが強度近視や遠視の人(0.05)以下の人は、” 0.05↓ "で表記されてしまいます。これは非常にあいまいな裸眼視力測定値となりますので、可能であれば0.01~0.04までもしっかりと計測しましょう。
この記事では0.01~0.04の視力計測の方法も解説しておきます。検眼

もっとみる