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No.12 両眼視機能検査 【単眼球面調整/調節を介入させない雲霧法のテクニック】

■若年層に多い調節緊張の検眼手法


No.10、No.11の記事で乱視軸と乱視度数の測定が終われば単眼の球面調整に入ります。
球面調整は、一般的には「レッド・グリーンテスト」で行うのが一般的ですが、ここでは「ひらがな視表」を使って球面調整をおこなうことをお勧めしてます。
レッド・グリーンテストは、色の違いの判別がつきやすく完全矯正値が比較的簡単に求めやすい感じがしますが、” 調節緊張の眼 "の被検者は、レッドグリーンが度数を変化させても安定しません。

【*調節緊張の眼とは、長時間デジタル機器を注視することで、常に調節が働き毛様体筋が緊張してしまい調節を緩めることが苦痛になってしまう眼です。現代の若者に多く、遠くにピントが合わせづらくなります】

左図の水晶体を膨らました状態が数時間
続くと、右図のように水晶体を細くする
ことができにくくなってしまいます


そのため "ひらがな視表 0.9 ” を使い球面調整を行います。手順としては下記を確認しましょう。

■単眼最弱最高視力度数(7M)

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