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第一作目『愛国心 伯胡への書簡集』

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1『愛国心 伯胡への書簡集』の発売

 この度は、遂に第一作目『愛国心 伯胡への書簡集』が、正式に発売されることになりました。

2『愛国心 伯胡への書簡集』の紹介

 拙作は、在日ベトナム人として、愛する祖国ベトナムと、第二の祖国である日本に何か貢献できないかという情熱と、幼少期から深い尊敬の念を懐いてきた伯胡(ホーチミンの尊称)を遺徳を引き継ぐ大志、そして、愛国心と哲学者としての理念を以て、論語・大学・中庸を基本として、プラトンやアリストテレスをはじめとする様々な西洋哲学と、孔子や孔子をはじめとする様々な東洋哲学を融合させて、独自に作り上げた国家論である。
 個人の生き方から国家の在り方に至るまで、心の本質から宇宙の根源に至るまで、日常生活から形而上の世界に至るまで、あらゆる哲学を網羅して体系化し、超越的でありながらも現実的であり、形而上学的でありながらも実践的な哲学書となるように創意工夫して著述した。
 読者の皆様方にとって、有益かつ有意義な哲学書になることを願ってやまない。そして、著者は自分が書いた内容の実践や応用に努めていく。拙作が読者の皆様方の生きる気力や希望、成功や勝利、そして、喜楽や幸福に貢献できれば、誠に幸甚の至りである。

3『愛国心 伯胡への書簡集』の解題(抜粋)

 そして八月八日の夜に、自室で、現在と未来について、物思いに耽(ふけ)っていると、幼少期から深く尊敬して来た伯(バク)胡(ホー)(Bác Hồ。ホー・チ・ミンの敬称)と共に、上空にまで及ぶ高山に登って、二人で一緒に、快晴の青空・清涼な風・広大な山々・大地・大海等の美景を眺望する、という幻覚を見た。
 そして伯(バク)胡(ホー)は、自分に次のような詩を贈って下さった。

1. Có bông hoa không bao giờ nở. Vậy sao lại biết đó là bông hoa?
1.決して咲かない花が在る。ならば、なぜそれが花であると、知っているのだろうか?
2. Nơi không bao giờ có ai đến. Vậy sao lại biết có nơi đó?
2.誰も行ったことが無い場所。ならば、なぜその場所を知っているのだろうか?
3. Đã qua không phải là sự kết thúc hoàn toàn. 
3.過ぎたということは、完全に終わったということではない。
4. Đã đến không phải là sự bắt đầu thật sự.
4.着いたということは、本当に始まったということではない。
5. Thiên địa mênh mông. Nhưng chỉ có Thiên mới là vĩnh viễn.
5.天地は広々としている。だが、ただ天のみが永遠である。
6. Vô hữu hiển nhiên. Nhưng chỉ có vô mới là chân thật.
6.有無は明らかである。だが、ただ無のみが信実である。
7. Quay lại rồi ấp, dừng lại rồi yên, tiến lên rồi nối.
7.戻っては育み、止まっては静まり、進んでは繋げる。
8. Ấp là bác học, yên là trung hanh, nối là vận mệnh.
8.育むことは博学であり、静まることは中行であり、繋げることは運命である。
9. Mỗi một hơi thở là mỗi một bước gần đến sự chết.
9.一つ一つの気息は、死への一歩一歩である。
10. Mỗi một ý thức là mỗi một bước gần đến sự sống.
10.一つ一つの意識は、生への一歩一歩である。

 「自分自身の初志を確立させて、その志を、天に誓い、地で行い、人へ広めることで、内界を確立させる根本だけではなく、外界での実践と挑戦の原動力にもするため。」というのが、著述の真意と本当の目的である。
 また、現代では一般的に、滅多に触れられない「忠誠心」や「愛国心」等の愛は、「『危難や苦難に満ち溢れ、孤独や悲憤に挑まなければならないものであると同時に、素晴らしく、美しくて、幸せなものでもある。』という個人的な想いや考えを、世に広めていくため。」という目的もある。
 そして、自分自身の奮励努力で、「忠誠心」や「愛国心」等の愛を実現していくためにも、世間の一部の方々からの経済的な支援(拙作の購入)と、精神的な支援(拙作の味読)を頂ければ、大変有難いことである。
 そして何よりも、コロナを収束させるための活動と、その後の復興活動に、本当に貢献できる本の一つにもなれれば、それはもはや、幸甚の至りである。

4 謝辞

 まずは、出版社の方々に深謝の意を表する。自分のミスで、訂正と再提出が必要となった時、引き受けて下さったことにも、深く感謝を申し上げる。(*セルフ出版社様は、初版の時にお世話になりました)

 次に、お世話になってる心理カウンセラーの先生に、深く深謝の意を表する。先生は、自分の話を傾聴すると同時に、新しい道を切り拓くことに大いに助力して下さった。

 次に、自分のような未熟者を雇用して、快適かつ確りと勉強できる労働環境を提供して下さっている医療関係の財団と大企業に、深謝の意を表する。

 そして、伯胡(ホーチミンの尊称・敬称)をはじめ、多くの先哲の方々に深謝の意を表する。

 最後に、誰よりも、父に深謝の意を表する。今日まで、自分が生きて、そして、哲学者としての志と道を確立することが出来たのは、父のおかげである。同時に、父方祖母・叔父にも深謝の意を表する。

5 結語

 読者の皆様方、もし宜しければ、拙作のご購入と、ご感想の投稿の程、宜しくお願い申し上げます。
 拙作が、読者の皆様方に、精神的・思想的・理論的、そして、実践的・社会的にも、本当に役に立つものになることを願ってやみません。著者自身である私も、自ら著述した思想や理論、教訓や理想等を、実践や応用していきます。
 謹んで、御礼を申し上げます。

6 紹介音楽

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