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32才獣医師、動物のために臨床を離れました
こんにちは。
今日は、自分自身の仕事について振り返ってみたいと思う。
7年前、小動物臨床の獣医師としてこの世界に入った。
最初の1〜3年は、週5〜6日、動物たちの診察に没頭する日々だった。
仕事はとてもやりがいがあった。
最初は何もわからない状態から、診断して治療をしていく。
不安そうな顔の家族も、笑顔になっていく。
やりがいがあったからこそ、燃え尽きてしまって仕事を休んだ時期もあった(その
「自分の仕事」が深く腹落ちした瞬間
つい3日前の電車の中での出来事。
その日、コーチングスクールの同期たちと会うために横浜市営地下鉄に乗り込み、座った瞬間。
ふと頭に浮かんできた、自分の仕事の定義。
自分ではない存在に対して、自分の金銭的・物質的・社会的な利益とは関係なしに純粋な思いやりや愛情を向け、行動を起こしている人々の願いを成就させる。
そのために僕は情報を収集し、学び、彼ら/彼女らの願いの実現に向けて応用していく。
本
コーチングを自己適用したら、24時間何かに夢中
僕はコーチングを自己適用し始める前は、自分のことを行動が遅い人間だと考えていた。行動する前に考えてしまうタイプで、初動が遅れてしまうタイプ。
そもそも明確に固定された「自分」などなく、「自分とは〇〇な人間だ」と考えること自体が間違っていたのだけれど。この話はまたどこかで。
今は違う。初動もはやくなったし、行動量も増えた。雪だるまが坂道を転がり、大きくなっていくように、今後もその傾向は増し続けて
「仕事」の定義(≒ 流儀)
仕事の定義ルー・タイスを祖とした認知科学に基づくコーチングでは、仕事を「人の役に立つことで、自分がお金を払ってでもやりたいこと」と定義しています。
この定義、まさに本質!と僕は感じます。
「仕事とはお金を稼ぐこと」という解釈もありますが、それはコーチングの文脈では「資金調達(ファイナンス)」として定義されており、明確に区別されています。
「仕事」を果たすために、必要経費を「資金調達(ファイナ
ただいま帰還しました!
2021年5月27日:
前回更新。
次は何をテーマにしようかなぁ?などと考えているうちに…
タイムリープ!
2022年6月1日:
帰還しました!
いやー、月日が経つのは早い(゜o゜;
光陰矢の如し。
狩人×2…けれど、ただ休載していたわけではありません!
大きく大きく知見を広げ、深めておりました!
空白期間のあらすじ|2021年5月27日〜2022年5月31日副院長就任
昨年の8月1日から
認知の癖丨10パターンの一覧
ご要望がありましたので、認知の癖のよくあるパターンたち一覧を軽くご紹介します。
※ご注意!
人や媒体によって細かい名称に差があったり、10パターンという数が微妙に異なったりします。何をもって癖とするかも曖昧なものです。
「人を苦しめるケースが多い、選りすぐりの10パターン」とでも考えておくとちょうどいいかもしれません。
1. べき思考〜すべき、〜してはならない、といった思考にとらわれてしまう癖
認知の癖③丨個人化ーあれは自分のせいだ…と思ったら
僕が動物病院にスタッフに多いと考えている認知の癖、最終回です。その名も「個人化」。物事を当事者意識を持って捉える、いわゆる「自分ごととして考える」ことが習慣となっている方に多い印象です。
「個人化」とは
周囲に生じるさまざまな事象について、自分に関連付けて考えてしまう癖を指します。まさに「自分ごととして考える」こと。多くのビジネス書でも「自分ごととして考える」ことが礼賛され、「社会人たるもの当
認知の癖②丨全か無か思考ーいつも失敗ばかりだと思ったら
前回に引き続き、今回も私が動物病院のスタッフに多いと考えている認知の癖についてです。その名も「全か無か思考」、別名「白黒思考」です。完璧主義といったほうが通りはよいかもしれません。
「全か無か思考」とは
さまざまな物事を「全か無か」、「白か黒か」、「成功か失敗か」などの2極点だけで捉えてしまう思考の癖を指します。僕は動物病院では「べき思考」同様に「全か無か思考」が育ってしまいやすいと考えていま
認知の癖①丨べき思考
人が物事を捉えるときの認知には癖がついているという話をしました(その記事はこちら!)。今回はその中でも獣医師・動物看護師に多い(…と佐々木が考えている)「べき思考」についてです。
僕が「認知の癖」と表現しているものは、認知行動療法の専門用語で「認知のゆがみ」、「推論の誤り」と呼ばれています。
「べき思考」とは
その名の通り、「●●すべき」、「●●のようにあらねばならない」、「●●すべきではな
ストレスと向き合うコツ③丨2種類のコーピング
コーピングとはストレスに適切に対処する方法・行動のことを指します。コーピングは大きく2種類に分かれており、意識的に使い分けたり、併用したるすることが大切です。さて、その2種類とは!?
問題焦点型と情動焦点型です。この2種類の違いは、アプローチする対象の違いです。詳しくは後述!
忙しい日々の中で、誰もが半ば無意識にコーピングを行っています。なんか疲れたな…と思えば、美味しいものを食べに行った
佐々木のnoteの歩き方
このnoteをイチからジュウまで読む必要なし!いわば参考書!イメージは「Veterinary Internal Medicine」や「私はこうしている」!はい、私は内科系の臨床医です笑
看護師さんにとっては「AS」のような雑誌!
必要なところだけつまみ食い大歓迎!つまみ食いしてもらうことを前提で記事を書いています。
クリエイターページ=目次
このページからnote内のいろいろなコンテンツに
産業カウンセラーになりました!
つい先日、産業カウンセラー試験の結果が通知され…
無事に合格できておりました!
勉強は続いていくし、やること自体はあまり変わらないんですけどね。
これまで「産業カウンセラーの卵」と自己紹介文を載せていましたが「〜の卵」を消した瞬間はやっぱり嬉しい笑
ご報告でした!
「ストレスをなくそう!」は苦しさをうむ!?
ストレスの対処法をまとめているのに、このタイトルはどういうこと!?と、のっけから混乱してしまう方。このタイトルで混乱してしまうのならば、ある思い込みがあるのかもしれません。
ストレスの対処法シリーズを始めたものの、大前提を紹介していなかったことに気づきました。というわけで、今週はシリーズはお休み。ストレスに対処していくために、大切となる考え方を紹介します。
ストレス対処の本質は「ストレスを減ら
ストレス対処のコツ②丨自分の「心の癖」を知る
ストレッサーに直面して、あなたの中で起きることそこには「認知」が深く関わっています。心理学者のラザルスが提唱し、今日のストレス研究の礎となったともいえるモデルです。人がストレスを感じ、対処行動をとるまでの過程には2段階の認知評価が介在するとされます。
認知とは理解・判断・論理などの知的機能を指し、精神医学的には知能に類似した意味であり、心理学では知覚を中心とした概念です。心理学的には知覚・判断・