「自分の仕事」が深く腹落ちした瞬間

つい3日前の電車の中での出来事。
その日、コーチングスクールの同期たちと会うために横浜市営地下鉄に乗り込み、座った瞬間。

ふと頭に浮かんできた、自分の仕事の定義。

自分ではない存在に対して、自分の金銭的・物質的・社会的な利益とは関係なしに純粋な思いやりや愛情を向け、行動を起こしている人々の願いを成就させる。
そのために僕は情報を収集し、学び、彼ら/彼女らの願いの実現に向けて応用していく。

本当にふと浮かんできたが、この言葉が浮かんだ瞬間に胸が熱くなるとともに、不思議なことにとても懐かしい気分になった。

数年振りに実家に帰り両親の顔を見た瞬間や、故郷のなじみの風景を眺めて幼い頃を思い出している瞬間と同じような気分。

言葉自体は真新しいが、それが示す内容はとても馴染みのあるもの。
「あぁ…俺の仕事はこれだった」と心の中で呟いた。

獣医師になったのもそう。
産業カウンセラーの資格を取得したのもそう(自己投影はけっこうあったけれど)。
副院長としての仕事もそう。プロ・コーチ養成スクールで学んでいるのもそう。

全てが繋がって感じられる。

コーチング・スクールに通い 9ヶ月間、自己適用を進める中で自分の仕事の定義ももちろんしてきた。
そのときに設定した定義にも強い違和感はないけれど、
2日前に頭に浮かんだこの定義ほど深く腹落ちするものでもなかったのだと今ならわかる。

頭でっかちに理性を働かせて出してきた「自分の仕事の定義」ではない。
人生を通底していた仕事、自分の心の奥で言葉にされるのを待っていた自分の仕事。


それがようやく表に出てきた瞬間だった。
コーチングを受けること、自分のものにして自己適用を進めていくことは、
人生に素晴らしい力を与えてくれると改めて、そして今までよりもさらに深々と実感した瞬間だった。

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