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32才獣医師、動物のために臨床を離れました

こんにちは。
今日は、自分自身の仕事について振り返ってみたいと思う。

7年前、小動物臨床の獣医師としてこの世界に入った。
最初の1〜3年は、週5〜6日、動物たちの診察に没頭する日々だった。

仕事はとてもやりがいがあった。
最初は何もわからない状態から、診断して治療をしていく。
不安そうな顔の家族も、笑顔になっていく。

やりがいがあったからこそ、燃え尽きてしまって仕事を休んだ時期もあった(そのあたりの記事はこちら)。

そうこうして産業カウンセラーの資格を取得した頃、
代表に誘われてサーカス動物病院の一員となったのが2020年8月。

臨床獣医師を続けながら、半年ほどたった頃、いつの間にかマネジャーの仕事も始めていた。

僕はもともと内向的で、目立つことも嫌いだった。
人前で話すのも苦手で、いつも緊張して、逃げ出したくなっていた。
学生時代はいつも顔が赤くなるから、よくからかわれていた。

マネジャーをやるなんて想像もしていなかった。
まぁ当然というかなんというか…
マネジャーは思った以上に大変で、悩むことの方が多かった(今もだけど)。
当時の悩みの大半が、うまくいかない人間関係。
部下との軋轢。同僚との軋轢。軋轢、軋轢、軋轢…

いま振り返れば、正論・べき論を周囲に振り撒いていたのだから当たり前なのだが…苦しい時期だった。

でも、そこで大切なことをたくさん学んだ。
特に、メンターの方からもらった「メンバーに愛情を持って接することが大事」という言葉は、今でも心に残っている。
その言葉を胸に、仕事に、人に、真摯に向き合い続けようと努力してきたことは胸を張れる。

人と対話を重ねた。
同時に、制度面では人事評価制度の立ち上げ・洗練や、
採用フローの構築、採用実務にも取り組んできた。

僕が入社した当時、僕含めて5人しかいなかったサーカス動物病院は、
いつの間にか30人に届きそうな規模になっている。

そして、今年の8月。

32才になった僕は臨床の最前線を離れる決断をした。
診察室での仕事が嫌になったわけではない。

積み重ねてきた臨床の知識・技術が無駄になるのでは?
臨床の能力を失うのは嫌だな…
そんな思いもあったけれど、振り切って動き出した。

人事・マネジメントの仕事に全ての時間を使うことで、
より良い病院を作り、もっと多くの人に価値を提供できると信じたから。
今、僕は人事の責任者として働いている。

VDT、サーカス動物病院に就職してから、自分の人生は大きく変わった。
自分一人の世界に閉じこもっていたら、こんな経験は絶対にできなかったはずだ。

この変化が最終的にどんな結果に繋がるのかは、まだわからない。
でも、変わりゆく自分自身と世界の中で、自分の仕事を自分で選び続けていることには確信がある。

最終的にどこに行き着くかはわからないけれど、楽しみだ。


May your choices reflect your hopes, not your fears.
あなたの選択が、恐れではなく、希望を反映したものでありますように。

ネルソン・マンデラ


僕は今、希望を反映した選択をしているか?
恐れに支配されていないか?

常に自分に問いかけながら、新しい道を歩んでいる。


世の中に「働きやすさ&働きがい」のある職場はきっとたくさんあるのだろう。
そして、サーカス動物病院も間違いなくその1つだ。
それも、僕にとってはとびきりだ。

サーカス動物病院は、働く人の「希望を反映した選択」を全力で応援する職場だ。
興味があれば見学にきてみて欲しい。ちょうど採用活動を始めてもいる。(ちょっと宣伝!

もちろん採用とは全く関係ない見学でも大歓迎。
いつかこの記事を読んでくれているあなたと、
コーヒーでも飲みながら話している日がくることを楽しみにしつつ、
この記事はおしまい!


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