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#日記
おじさんにナンパされた話
人生で初めてナンパされた。
ただし、相手はおじさんで、僕もおじさんである。
その日僕は某大手古本屋で目当ての小説を探していたのだが、突然、後ろから「いい本あった?」とおじさん(推定40代)に話しかけられた。
最初はただの変な人だと思っていたので、はあ、とあいまいな返事をするに止め、小説探しに戻ろうとしたのだが、おじさんはそんな僕の態度にもくじけることなく話しかけ続けてきた。
「どんな本を探して
弱みを見せるということ
弱みをなくしたいなぁ、と思う。実際にはそれは無理なので、見えなくしたい。
別に、強くありたいわけではない。
弱みを見せたくないというのは、弱みがあると、そこにつけこむやつが現れるから。
アイツの娘を攫え。
金がないのか。そうか。貸してあげようか。
。
弱みを見せないということは、なにもしないことに似ている。何も始めなければ、何も起こらない。
別にそれもいいだろう。じゃあ、なんでやらな
ししゃも、どうなのよ
晩御飯に子持ちししゃもが出た。
ししゃもは美味い魚だ。身体いっぱいに詰まった卵。控えめな身。やわらかい骨。頭や尾びれも気にならない、まるごといけちゃう美味い魚。
僕はししゃもがすきだ。
そしてだからこそ、ししゃもの未来を勝手に妄想して、憂いてしまう。
ししゃもはきっとさ、小さくて弱いから、こんなふうにたくさんの卵を孕まないとやっていけないのだろう。ばら撒いて、数撃ちゃ当たる戦法だ。
いや、
あれなんだったんだろう
その時はなんとも思ってなかったけど、思い返すとちょっとよくわからないということがある。
高校生の頃、地域のイベントで年に一度ジャズライブが開催されていた。当時、青少年の活動を支援する施設があって、僕はそこが企画・運営をしていたジャズ教室に通っていた。そして、職員が出演を取り付けてきたそのライブに参加することになった。
そのライブは無料ということもあり、また地域のイベントなのでノルマなどもなく、
ちょうどよさについて
最近気づいたのだけど、僕は日常のあらゆるものに、自分なりのバランスを反映させたくなってしまうようだ。
それは、扉の閉める音を限りなく小さくしてみるだとか、本棚にうまれた隙間を本を並べ直すことで均してみたりだとか、そういうことだ。
今日は、社内の昇格式でネクタイをしなかったし、本屋のレジで配られている無料の栞を一枚だけ裏返してやった。ざまみろ。
思えば人間関係もそうかもしれない。
仲間はずれ
要するにプロアクションリプレイはクソって話
若かりし頃に持っていた全能感。
あの頃はすべてが思い通りに回っているように感じられた。
あいつはきっとこう思っているにちがいない。
俺は、すべて理解ってる。
あいつはつまらない。
俺は、特別である。
あいつは。
俺は。
それで良かった。生きていて心地が良かった。
いつからか、ふと、全能感が枯れた。
飽きたと表現するほうが正しいかもしれない。
自分の認知を超えたモノに価値を感じるよ