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ちょうどよさについて

最近気づいたのだけど、僕は日常のあらゆるものに、自分なりのバランスを反映させたくなってしまうようだ。

それは、扉の閉める音を限りなく小さくしてみるだとか、本棚にうまれた隙間を本を並べ直すことで均してみたりだとか、そういうことだ。

今日は、社内の昇格式でネクタイをしなかったし、本屋のレジで配られている無料の栞を一枚だけ裏返してやった。ざまみろ。

思えば人間関係もそうかもしれない。

仲間はずれのクソ野郎を目の前に芽生える謎の愛情のようなもの。

あれは、欲望がでっちあげた感情なのかもしれない。

生きられそうです