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政策か学歴か

2024年 5月28日(火)

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「ごめんね。バレちゃうから」と小池百合子さんは言った…都知事の元同居人が学歴詐称疑惑を語った

2024年5月27日 12時00分

(記事本文抜粋…)

学歴詐称疑惑については、小池氏の国会議員時代から取り沙汰され、都知事選に出馬し、初当選した2016年のころにも一部で報道があった。

2度目の都知事選前の20年5月、ノンフィクション作家石井妙子氏の「女帝 小池百合子」(文芸春秋)が発売され、カイロ留学時代の同居人が仮名で告発した内容が関心を集めた。

疑惑はいったん沈静化したが、昨年11月、「女帝」の文庫化に伴い、元同居人が実名で登場。さらに今年4月10日発売の文芸春秋5月号で、元側近で弁護士の小島敏郎氏が、声明案づくりを通して「学歴詐称の隠蔽(いんぺい)に加担した」と主張。記者会見も開き、再燃した。

◆旧ジャニーズの性被害告発にも触発され…

「こちら特報部」は4月下旬、元同居人北原百代氏(83)に取材した。
実名に転じた理由を「仮名のため『事実ではない』と言われるのが悔しく、文庫化の際に出版社に申し出た。真実を知ってほしかった」と説明する。旧ジャニーズ事務所所属タレントによる実名の性被害告発にも触発されたという。

北原氏が語った内容は以下の通りだ。

小池氏と出会ったのは72年春。ともにアラビア語を学ぶためカイロに来ていて、知人の紹介でアパートでの同居を始めた。

◆「問題を読んでも意味がわからないから」

北原氏はこう回想する。

ある時、小池氏が部屋で懸命に机に向かっていた。5月に始まる進級試験の勉強だった。「大変でしょう」と声を掛けると「問題を読んでも意味がわからないから、とにかく解答欄を埋めるため教科書を丸暗記している」と話したという。

だが「小池さんは『進級試験の結果を見に行ってきた。駄目だった』と帰ってきた」。そして「小池さんは同じアパートに住むカイロ大教授に追試の相談をしたが、『あなたは最終学年(4年)ではないので追試を受ける資格がない』と言われたそうだ」。

◆卒業しないまま帰国したと考えるのが自然

北原氏の説明では、小池氏は76年10月、日本に一時帰国。翌11月、カイロに戻った小池氏は、一時帰国中に受けたインタビュー記事を北原さんに手渡した。「エスコート役に芦屋のお嬢さん カイロ大新卒」と大きな見出しがあった。

そういうことにしちゃったの?」と北原氏が尋ねると「うん」とうなずいた。小池氏はほどなく、正式な帰国が決まった。帰国前夜、北原氏にこう話したという。「日本に帰ったら本を書くつもりだけど、北原さんのことは書かない。ごめんね。バレちゃうから

北原氏は「帰国直前の進級試験で落第したのは本人から聞いている。卒業しないまま帰国したと考えるのが自然だ。アラビア語も卒業できるレベルにはなかった」という見方を示した。

◆疑惑の再燃、背景に政治的な意図?

疑惑が取り沙汰される時期が知事選に近い傾向があるため、背景に政治的意図をみる向きもある。

ただ、政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「選挙のたびに経歴が注目されるのは当然のことだ」と話す。

政治家の経歴有権者の判断材料となる。過去には学歴詐称で出馬を断念したケースも多くあるという。

疑惑が払拭されない理由について「『卒業証書がある』という小池さんの説明に納得できない有権者が多くいるからではないか」と推測しつつ「学歴に関心が集中するのはおかしな話」と苦言も。本来、どの大学を出たかよりも、学んだ内容や政策が問われるべきで、小池氏の疑惑を巡り、あまり望ましくない状況が生じていると言えそうだ。

◆デスクメモ

「A校5人、B校10人」。子どもと塾を見学して合格者数の張り紙を見ると、こうして学歴信仰が刷り込まれていくのかな、と思う。小池氏の説明に物足りなさはあるが、疑惑が長引く背景に学歴重視の風潮も感じる。いずれにせよ、政策より学歴が注目される状態は健全ではない。

👉他人の記事にとやかく言うつもりはありませんが、この記事の題材である「小池都知事の学歴詐称疑惑」と「学歴重視の風潮」という問題の結論とは、わたしはちょっと観点がズレているような気がします…。

確かに「学歴重視の風潮」というのは、この日本に昔からあったもの…。
だからこそ…
小池都知事も、かつてそのキャリアを駆け上る為に必死にカイロで勉強していたのだと思います…。
それは小池さんだけでなく、多くの日本人が望み目指していた事…。
それが当たり前であったし、それが人を評価するひとつの目安でもありました…。

ただ今の時代…
その「結果論」として…
幾ら優秀な学歴があったとしても必ずしも「優れた人物」ではない事実や、必ずしも「将来が約束」される訳でもない事実が、わたしたちの今の社会で明らかになって来ました…。

そうして…
その「学歴」に頼ることなく…
この今の社会で逞しく生き活躍する人たちや…
その確かな目で優れた人材をリクルートする人や会社も多くなって来ました…。
それでも…
未だにその「学歴」に頼る人や会社もありますが…。

でもその「学歴重視の風潮」というのが、縮小して行くのは時間の問題なようにわたしは思います…。

ただ今ここで問題なのは…
“「政策」が良ければ「学歴」は関係ない”
ということではなく…
“その「目的」の為に手段を選ばず「嘘」をつく”
という事が問題なはず…。

その前者がまかり通れば…
みんな「学歴詐称」したり「嘘」をついても「優秀」であれば問題なしとなってしまいます…。

別に一般社会で特に「学歴詐称」があったとしても何の問題もない仕事や会社もあります…。
それを問題視しなければ…。

でも…
こと公人である政治家となれば話は別です…。
ただでさえ…
選挙で選ばれて政治家先生となった大半の人たちは、恐らく人並み以上な嘘をつく事になるのでしょうが、少なくともそれになる前は、純粋に嘘なく生きる人物であって欲しいです…。

「嘘は泥棒の始まり…」

これは長年の経験とその結果論から、いつの時代でも通用する言葉…。

確かに「立派」で「優秀」で「素晴らしい」他人に役立つ仕事や地位につくことはイイことです…。
でも…
その「目的」の為に…
なりふり構わず「手段」を選ばず「嘘」をついてまで、それに執着して手に入れる事は、泥棒の始まりです…。

そうして手に入れた仕事や地位でも…
恐らくその「手段」を選ばず「嘘」をついて、その仕事の成果を得る事になるのではないでしょうか…。
まさに今の政治家先生たちのように…

今の時代のこの日本の社会で起きている様々な出来事…。

「自民党問題」然り…
「ジャニーズ問題」然り…
この「学歴詐称問題疑惑」然り…

これらを通して…
時代はいったい“何”をわたしたちに問い掛けているのでしょうか…。
特に、今の子どもたちや若い世代の者たちに…。

「これでイイのか日本人…」

少なくとも…
この問題のこの記事に登場する…
元同居人の北原さんや元側近で弁護士の小島さんたちは、その晩年において、自分たちが関わり「見て見ぬふり」をしてダンマリしたまま、その人生を終えたくない…終えたら後悔すると思い立ち、それぞれこの告発をされたのではないでしょうか…。

「見て見ぬふり」をしてダンマリする事で…
小池氏を庇い小池氏に加担し協力する事が良い事なのか…。
それとも…
「事実」「真実」を明らかにして、“悪い事は悪い”という社会の反面教師として、日本の若者たちの新たな時代にバトンタッチしていくことなのか…。

わたしたちの誰もが…
その“死後”には、「地位」や「名声」に「肩書き」そしてお金などの「財産」を持って“あの世”に行く事は出来ません…。

でも…
“この世”での純粋な「想い」「志し」「情熱」と、そこから生まれた正当な「行い」や「行動」から来る尊い波動は、いつまでもその魂に刻まれます…。

出来ることなら…
“あの世”には…
不純な「未練」や「後悔」を持って行くのではなく、「清らか」な「達成感」を持って還りたいものです…

〈気になる記事・前半…〉はこちらから…


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