見出し画像

受け継がれる系譜…

2024年 6月22日(土)

昨日の景色…

昨日の…
夕方草刈り作業アフターの…
奥猪篠畑…
時間切れで残りました…
また次回ですね…

〈気になる記事・後半…〉

極右政党の台頭に、エムバペ、テュラムらサッカー仏代表の主力黒人選手が抵抗

(記事全文…)

解散総選挙という危険な賭けに打って出たエマニュエル・マクロン仏大統領は思いがけない援軍を得た。サッカーのフランス代表チームだ。6月30日に行われる第1回投票では「極右」を勝たせるなと、スター選手が続々と若い有権者に訴えている。

ドイツ各地で開催中のサッカー欧州選手権「ユーロ2024」の記者会見の場で、仏代表チームのフォワードで黒人の、マルクス・テュラムは、欧州議会選挙で圧勝した極右政党国政選挙でも優勢になるのを防ぐため、「日々闘う」よう同胞に訴えた。  

「今の状況は悲しいと思う」マリーヌ・ルペン率いる「国民連合」が勝つ可能性を聞かれて、テュラムはそう答えた。「これが僕らの社会の悲しい現実だ。投票に行くよう全ての人に呼びかけよう。国民連合が再び勝つことがないよう、みんなで日々闘う必要がある」

フランス代表チームのキャプテンを務め、世界トップクラスのサッカー選手と広く評価されているキリアン・エムバペ(25)も同調し、「極端な勢力」に対して抵抗の1票を投じてほしいと若者に訴えた。

<代表チームは多様性のシンボル>

「極端な勢力が権力の座を勝ち取ろうとしているのは誰の目にも明らかだ」と、エムバペは訴えた。「そして我々は、この国の未来を選ぼうとしている」

エムバペは特定の政治家を名指しはしなかったが、ルペン率いる国民連合はこの発言を聞き逃さず、サッカー選手が政治に口を出すのは筋違いだと、がなり立てた

「フランス代表チームのジャージを着る栄誉を誇りに思うなら、少しは節度をわきまえ、態度でそれを示すがいい」と、国民連合のセバスチャン・シェヌー副議長は吐き捨てた。

だが、アメリ・ウデアカステラ仏スポーツ相は、エムバペを擁護して言った。「国の未来が掛かった、全く前例のない、この決定的に重要な局面で、彼は若い世代に呼びかけようとしたのだ」

サッカーのフランス代表チームさまざまなルーツを持つ選手で構成され、以前からフランスの多様性を示すシンボル的存在だった。それに対して、極右は「フランスらしくない」と不満を露わにしてきた

ユーロ2024の代表チームに選ばれた26人(監督も含む)には黒人選手も数人いるし、アラブ系のルーツを持つ選手もいることが気に入らないのだ。

極右政党の台頭に、エムバペ、テュラムらサッカー仏代表の主力黒人選手が抵抗

〈プロテニスや陸上選手も賛同〉

「こうした多様性にフランスの輝かしい未来を見て取る人たちもいる。だが国民連合などの極右は、人口の多数派である白人が代表チームの多数を占めていないことにイラ立ちを募らせている」と、ニューヨーク大学のステファンヌ・ジェルソン教授(フランス研究・歴史)は本誌に語った。

マルクス・テュラムはイタリアの名門クラブ、インテルナツィオナーレ・ミラノの所属で、父親はフランス代表としてW杯優勝に貢献したこともあるリリアン・テュラムだ。現在52歳のリリアンはカリブ海の仏領グアドループ生まれで、マリーヌ・ルペンの父親国民連合の生みの親でもあるジャンマリ・ルペン批判し、人種差別と戦ってきた

「テュラムの息子が真っ先に極右に対抗して声を上げたことは意義深い。多様性を擁護し、人種差別と暴力に抗議する政治的系譜がしっかり受け継がれた、ということだ」と、ジェルソンは言う。

6月16日には、元テニス選手のヤニック・ノア、ジョー=ウィルフリード・ツォンガ、アトランタ五輪で活躍した陸上選手のマリー=ジョゼ・ペレクら仏スポーツ界のスターたちが、スポーツ紙「レキップ」の論説ページで、極右の勝利を阻止するために1票を投じるよう有権者に呼びかけた。かつて名ストライカーとして知られたサッカー選手で、現在はフランスの五輪代表チームのコーチを務めるティエリー・アンリも「極端な勢力(の勝利)を防げ」と呼びかけた。

<サッカー連盟は政治的発言を禁止>

マクロン大統領はアスリートの声明について公式の場では発言を控えているが、スポーツ相は「アスリートたちも声を上げたがっているようだ」と述べ、歓迎の姿勢を示している。

影響力の大きいアスリートが重大な局面で声を上げたと、ジェルソンは言う。ルペン率いる国民連合の支持率が急伸する一方、マクロン率いる与党ルネサンス(再生)党の人気は低迷しているからだ。

「マクロンは苦境に追いやられている。与党は弱く、欧州議会選挙で大敗し、下院選挙でも劣勢が伝えられている」と、ジェルソンは指摘する。 テュラムとエムバペの発言を受けて、仏サッカー連盟はユーロ2024の出場選手に、次期選挙について公の場での発言を慎むよう警告した。

フランスの有権者は6月30日に第一回目の投票を行うが、この日には奇しくもユーロ2024の決勝トーナメントの幕が切って落とされる予定だ。

👉少し前にもこのnoteで採り上げていたこの話題…。

そのときはそのフランスの政治的背景がよく分からなかったので、エムバペがなんの為に発言していたのかよく分かりませんでした…。

でも…
今回の記事で…
そのだいたいの政治的背景と、エムバペだけでなくチームメイトのテュラムなど複数の選手たちや、サッカー以外のアスリートたちもその声を挙げているということも知りました…。

そして…
エムバペ以上にその今回の政治的な部分に深く関わっているテュラムのことも…。

テュラムのお父さんも…
元フランス代表の選手でワールドカップのファイナリスト…。
そしてお父さんの代からその政治的なところで、この極右の国民連合の生みの親であるルペン氏とやり合っていたとのこと…。

これはまさに…
「テュラム親子」vs「ルペン親子」
の因縁の対決の様相です…。

今もその極右の国民連合という組織がどのようなものなのか詳しくは分かりませんが、この記事などで見る限り、人種差別をする白人主義的な過激組織なのかと見受けられます…。

ただ…
これだけ世界的に人種差別や人権問題への取り組みが進んでいるはずのこのご時世に、なぜ今どきフランスでそんな極右的な組織が支持されているのかがわたしにはよく分かりません…。

イメージ的には…
より「自由」を主張するお国柄で、そのぶん人種差別や人権問題に特に力を入れているように思えるのですが…。

もしかしたら…
それとは別に“より根強い差別意識”というのが、このフランスには何らかの理由で残っているのかもしれせん…。

わたしも一度フランスに行ったときに…
そんな“差別意識”というのを肌で感じた経験があります…。
そんなひとつのちょっとした経験で…
人ってその記憶が深く刻まれるものなんですね…。
それ以降…
二度と行きたいと思わないし…
フランスが苦手というか嫌いになりました…。
今となっては…
ただフランスワインを買わないくらいでしかありませんが…

それにしても…
そのようなあからさまな人種差別などをするような組織がそのフランスを台頭する事になるとすれば、それはフランスだけでなく、世界的な一大事です…。

そういうことであれば尚の事…
サッカー選手やアスリートたちが政治的なところに口出しするのは“当然有り”だとわたしは思います…。
逆に…
サッカーやそのスポーツだけしか興味がなくて、何も考えずに、それを他人任せにしている人間のほうが“問題有り”だとわたしは思います…。

できれば…
フランス代表のすべての選手たちもみんなで声を挙げてもらいたいですね…。
エムバペやテュラムだけでなく、グリーズマンとかラビオにテオ・エルナンデスにジルーなんかも…

いずれにしても…
わたしたち日本国においても他人事ではないかもしれません…。

こと日本国においては…
もっとまともな政党が台頭しなければ…
それこそ先行き真っ暗な非常事態…。
このまま選挙で与党が死守したとすれば、それこそその中の極右的な人材が何をしでかすか分かりません…。

わたしたち日本国民も…
そんな“意識”で…
この今のフランスで起こっている出来事を深く観察しておく必要がありそうです…。

世界はリンクしていて…
繋がっています…

セルビアがEURO2024辞退を示唆…クロアチアvsアルバニア戦でのチャントが問題に

(記事全文…)

セルビア代表が不適切なチャントに対する適切な対応が取られなければ、EURO2024から辞退する可能性があることを示唆した。20日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。  

問題となっているのは19日に行われたEURO2024・グループB第2節のクロアチア代表とアルバニア代表の一戦。試合は2-2の引き分けに終わったが、同試合中両チームのサポーターから「セルビア人を殺せ」といった内容のチャントが歌われていたことが明らかになっている

これを受け、セルビアサッカー協会(FSS)のヨバン・スルバトビッチ事務総長はセルビア国営放送の『RTS』に対し、「起こったことはスキャンダラスなことであり、たとえ大会の継続が不可能になったとしても、UEFA(欧州サッカー連盟)には制裁を求めるつもりだ」と大会の途中棄権も辞さない姿勢であることを明かした。  

その後、UEFAはクロアチアとアルバニアのサッカー協会に対し、「試合中のサポーターによる人種差別的または差別的な行為の可能性」を調査するための懲戒手続きを開始したことを声明で発表しており、今後の動向には注目が集まっている。

👉「政治」と「スポーツ」…。

切り離さなければならない問題なのかもしれませんが、どうしても切っても切れない関係にあるのかもしれません…。

だからこそ…
スポーツにできること…
スポーツにしかできないこともあるのでは…

先ずは…
選手アスリートひとりひとりのその意識から…。

特にプロ選手…
プロサッカー選手に関しては…
そのサッカーにおける『プロ意識』だけでなく、世界における『人権意識』や世界の『平和意識』も備え育み、世界の一大事に備えて“その意識”も頭に入れながら、日々の人並み以上のレベルの高い日常を過ごしてもらいたいと願います…。

そして…
できることなら…
テュラム親子のように…
そのような大事な意識の系譜を…
子や孫に引き継いでもらいたいものです…

〈気になる記事・前半…〉はこちらから…


《イチオシ👉お薦め動画…》

【邪馬台国オリオン座説】




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?