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久しぶりに読書してみると、やはり考えることがある

本屋さんに行って読書してみて気づいたことを今回は2本立てでお送りします。


読書だってエンタメなんだ

昔からあまり本を読む方ではなかったんですが、それには大きな理由がありました。ページ数をついついチラ見してしまうのが鬱陶しかったんです。

本を読むときは、まずはじめに最後まで紙を繰って全体のページ数を確認します。そして本を読んでいる間、どれくらい進んでいるのかを確認したくて紙の端にある数字に目がいってしまうんです。これでは気が散る上、数字を見ないようにと目をそらすとかいう謎の駆け引きに気を取られて話もあまり入ってこず、いつも考えものでした。

ところが昨日、暇つぶしにと本屋に行って小説を読んでみると、そんなことは感じられませんでした。確かにたまにページ数は目に入るんですが、内容はしっかりと追えている。情景が頭に浮かんできて、久しぶりに良質な読書体験ができたような気がしました。

何が変わったのか。おそらくそれは、読書をエンタメと捉えられるようになった結果なのだと思います。

小さい頃の私にとって、読書をすることは勉強と並列に語られることでした。それはただ活字に向かって上から下へ目を動かし続ける行為であって、内容や面白さには大して目を向けていません。そのせいあってか、小学生〜中学生で読んだ本の内容のほとんどは全くと言っていいほど覚えていません。時間が経ったのもあるかもしれないけど。

当時漫画やアニメ、ドラマ、ストーリー性のあるゲームなどのエンタメへの経験が浅かった私は、小説を面白いものではなく国語の授業の延長線上だと捉えてしまっていたのだと思います。この頃はゲームや漫画で頭が悪くなるとかいう迷信をひそかに信じてましたが、むしろ逆だったのかもしれません。

私がエンタメを理解したのはそれこそ大学に入ってから。Amazon Prime Videoが学生限定で安くなっていることを聞きつけ、暇な時間を潰すためにアニメを見始めたのが始まりでした。そこからエンタメの何たるかを本格的に知り、ついにはゲーム機を買って友達と協力プレイをするまでになりました。

読書と義務感や強迫観念が結び付かなくなった私は、やっとエンタメとして本を読むことができました。アニメでは24分×12話で1クールのところを、小説は短いものならものの3時間程度で読めてしまうでしょうから、むしろコスパがいいじゃないかと思ったくらいです。これから本を読むことが増えてきそうな気がします。

本屋さんって難しい

これから読書の機会が増える予感がする、とお話ししました。そこで本を買おう、あるいは借りようと思うと、とりあえず書店や図書館に行かないといけません。

書店に入ってまず飛び込むのは新書やメディア化した小説。直木賞、芥川賞、本屋大賞に「図書館店員が選ぶ!」など、いろんな賞をとった作品は、それはそれは面白い文章に違いないのでしょうが、なんだかちょっとハスってしまって手に取りづらいものです。図書館に至ってはそれすらもなく、ただ名簿順に本が陳列されているだけですから、選ぶ基準がほとんどありません。

読書好きの方は「この小説家の文章は面白いな」とか「これは話題になってたな」とか、いろんな情報を集めてらっしゃるんでしょうが、特に私のような小説と縁のない数年間を過ごしてきた人間にとってはそれはあまりにも難しく、結局は作家個人の知名度や自分のなんとなくのシンパシーで選ぶことになってしまいがちです。背表紙には絵なんて書いていないから、基本的にはタイトルと作家名だけで選ばないといけないのは、正直かなりネックです。

しかも自分が有名作家の本を手に取っている横でよく知らない作家の小説を手に取っている人を見ると、なんだか負かされた気分になってしまいます。これは単なる私の卑屈かもしれませんし、まずは有名どころを漁るのが常識かもしれないので、ただの愚痴ではあります。

久しぶりに本屋に行ってみて、改めてそんなことを思いました。本屋で本を探すのって難しいなと。数百、あるいは数千とある選択肢の中から興味のあるものを選び出す作業は、背表紙のごく少ない文字数では毎回完璧に行えるはずがありません。あるいは本屋で出会いを求めるのではなくて、そもそも読みたい本があって、それを本屋に探しに行くという逆の展開を踏まないといけないのかもしれないな、とか考えました。いわゆる現代のマッチングアプリみたいなシステムです。

いずれにせよ私が今後読書にハマっていくためには、何かしら情報を集めるなり教えてくれるサービスを見つけるなりして、小説に詳しくならないといけないようです。それが知れただけでも今回は十分値千金だったと思います。

とりあえず朝井リョウの「何様」、買いますね。なんか帯に「何者」のサイドストーリーだ、的なことが書いてあったような気がしたので、そちらも合わせての購入になるかもしれません。

ようやく読書が楽しいと思えるようになりました。感動です。
モチベーションが一時的に向上したので深夜の4時にもなってひたすらキーボードを打ち続けています。
今日はまだまだ文章が書けそうです。モチベーションが下がる前に、あと2本ぐらい書けるとベストですね。徹夜になるとまずいな。

それではこのへんで。徹夜、ダメゼッタイ。

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