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貴方のこと

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恋人への言葉たち
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#日記

ふたりのあい

ふたりのあい

先日父とお出かけをした。
その前の週あたりだったか、「金曜日暇か?」と父から誘われ急遽決まったお出かけ。父とのお出かけは久しぶりで、嬉しすぎて恋人に報告する程だった。
その報告を受けた恋人もまた、とても嬉しそうにしてくれた。

家を出発して数分後。父がふと口を開いた。
「あいつ(恋人)から急に連絡が来たんよ」
話を聞いていくと、私の恋人が父に連絡をしてくれて、父が時間を作ってくれたらしかった。

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喧嘩しない=平和  じゃない

喧嘩しない=平和 じゃない

昨日恋人と文字での喧嘩をしました。
その詳細は書かないけれど、お互い「もういい」と言ってしまうような喧嘩をしてしまいました。
彼に「もういい」と言われたのは初めてでした。ブチ切れた後に謝るのは嫌だと思っていたけれどその一言でとても寂しくなって、少し時間は空いたけれど謝って仲直りしました。

そして今日会ってすぐに「昨日はごめんなさい」と謝ると、「ううん。俺もごめんね」と言ってくれました。

私は今

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独りの感情

独りの感情

いつもの週末なら必ず恋人と会えていた。
でも今週は土曜日だけ会えなかった。
来週も会えないんだって。

理由は家のこと。
そんなこと言われたら何も言えないし寂しいって言葉さえも言うのが怖い。

仕方ないのはわかってる。私を不安にさせないように頻繁にLINEをくれたり、電話をしてくれてる彼の優しさも伝わってる。

でもどうしようもなく寂しい。
このことを彼に言えないことがもっと寂しい。

これは独り

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なかよしなふたり

なかよしなふたり

すごく好きな人がいるんです。
すごくすごく優しい人なんです。

彼とは付き合って半年が経ちました。
思えば怒涛の日々だった。

某出会い系アプリで出会った私達は、付き合えるまでの時間をお互いのことをじっくり知りながら、必死に繋ぎとめながら過ごしてきた。

距離を取ろうとしたくせに会いたがる彼に振り回された日々。付き合ってないのに付き合ってるような距離感にもどかしさを感じた日々。彼への恋心に蓋をして

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そのキリトリ線が私になっていく

そのキリトリ線が私になっていく

私のnoteは恋人である彼のことで溢れかえっている。それらは私が彼をどれほど愛しているかの定規にもなる。けれどそれは、見方を変えてしまえば薄っぺらいものになってしまうのかもしれない。

私は彼のことが大好きだ。彼の家族が大好きだ。
私と同じような身長のくせにやっぱり骨格が違う彼の腕の中に身体を収めて、彼の固い胸に顔を押し当て彼の匂いを肺目一杯に吸い込む。そうするといつも彼は、ふふっと可愛らしく微笑

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想いの更新

想いの更新

先日、恋人が最近流行りのウイルスに飲み込まれた。

そのせいで仕事を1週間休む羽目になったのだけど、彼は大喜びで「ゆっくりできる!」と心を躍らせていた。

幸い彼は無症状だったので、お休みの期間ずーっと電話を繋げていた ( 私はニートなのである ) 。

それはそれは楽しい時間だった。
お互いずーっと話している訳ではなく、思いついた時にチロチロっと話したり、ゲームをしてわいわいしたりと好きなように

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私の彼

私の彼

私にはよく笑う恋人がいる。

彼のことは呆れるほど書いてきた。きっと彼が見たら驚くほどだと思う。「よくこんなに書くこと思いつくね」と笑うかもしれない。
けれどきっと彼はこの言葉たちを読まない。そんなところも好きだったりする。

そんな彼は今隣ですやすやと眠っている。
今日は月曜で、本当ならもう解散している時間帯なのだけれど、仕事で疲れている彼は私の隣で安心して眠っている。

彼の眠りはとても深くて

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大好きな人達

大好きな人達

先日、彼のご家族に会う機会があった。
私自身恋人の家族に紹介してもらうなんてことをしたことがなかったから、とてもドキドキしながら彼の家に向かった。

彼のご家族の方はとても温かかった。
本来はお昼ご飯だけご一緒してお別れの予定だったのだけど、急遽お泊まりの許可が出て次の日の朝まで過ごした。

「いつでもおいで」「気遣わんでいいよ」「また遊びにおいで」「一人で来てもいいよ」
と、何度も優しい言葉をか

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あなたが好き。

あなたが好き。

恋人に抱き寄せられて目覚める朝が好き。

腕の中で眠る恋人を眺める夜が好き。

時間ギリギリまで短いキスを繰り返してはしゃぐ朝が好き。

一緒にお風呂に入って水をかけ合う夜が好き。

仕事着に着替える恋人をベッドの上で見つめる朝が好き。

お互い眠たくなるまで飲んだあと離れられなくなる夜が好き。

準備が終わった彼がベッドに座って優しくキスをする朝が好き。

何度も起きては抱きしめ直す夜更けが好き

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いつもの景色と彩る感情

いつもの景色と彩る感情

私には以前から素敵な言葉を使うなぁと感じるアーティストがいる。『RADWIMPS』というのが彼らのグループ名だ。

野田洋次郎さんはとても繊細で印象的な歌詞を書く。私にも起こり得るような日常の一コマ一コマを悲しく美しく、時には残酷に書くのだ。
私はそれがとても心地よくて羨ましい。

彼の日常は輝いているんだろうなと思う。しかしそれはきっと時々悲しく切なくなるものなんだろうなとも思う。

物は捉え方

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贅沢

贅沢

夜。外を散歩していると彼から何度も電話がかかってきた。

私がInstagramのストーリーに「1回でいいから死んでみたい」と上げたせいだ。

何度も何度も電話がかかってきた。
けれど私はなんとなく出る気にならなかった。
泣いているし、声だって上手く出せるかわからないし、上手く笑えるかもわからない。
そんな状態じゃあ更に心配をかけてしまう。

けれどそのストーリーのせいで彼は酷く心配をしてしまって

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あんまり頑張りすぎちゃだめだよ。

あんまり頑張りすぎちゃだめだよ。

私は先日、スマホのメモ帳に恋人と好きなところを無心で書き綴った。
その間頭の中にいた彼はずっと笑っていて、彼の中の私もずっと笑っていて欲しいと願った。

彼は笑顔を絶やさない。
私にとってそれはとても尊敬できるところであると同時に、少し心配なところでもあるのだ。

いつだったか彼に
「貴方の笑顔が好き。だけど無理して作った笑顔は嫌い。」
と話したことがあった。
彼はそれをどう受け止めたのだろうか。

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私の夢

私の夢

人は常に夢を持って生きていると私は思う。
ほんの些細なことでも夢になり得る世界だから、本当にみんなの心は夢で溢れている。
少しズレているかもしれないけれど、またあそこのご飯食べたいなとかまたあそこ行きたいなとか、そんなことでも夢にだってできるのだ。

しかし私は、夢を持っていても確実にそれを叶えたいと思うほどの欲望を抱えたことはなかった。まぁ叶えばいいなくらいにしか思わなかったから、夢に向かってが

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きっと私の方がとっくに鷲掴みにされてる。

きっと私の方がとっくに鷲掴みにされてる。

つい先日一緒に朝を迎えた日が(日中は私が仕事に行っていたけれど)、3日間続いた。
それはそれはとても幸せな3日間だった。

一日目はドライブをした。
いつもとは違うドライブコースを選んでくれてとてもわくわくした。折り返し地点として立ち寄った道の駅でココアを買って、ふたりで「あちちっ」とか言いながら冷まし合っていた。
どっちが野良猫を手懐けられるかを競ってどちらもめちゃくちゃ逃げられたり、ずっと距離

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