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シルバーブロガー七転八倒

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要介護者が人生の晩年に挑む奮闘記ブログ集です。
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記事一覧

ひずみ~世界の歪みから・シルバーブロガー かく語りき~

以前、脳の疾患(脳卒中)」を患った事がある

脳に損傷を負うという事は、

実に不思議な体験で、

MRIで撮影された脳の断面画像には、はっきりと白い影(損傷部位)が写っている。

その後、再発も経験し、健常者に比べると、正常に機能している脳の部位は明らかに少ない。

脳が個人の「自我」とか、「個性」や「人格」の源であるなら、発症前の自分と発症後の自分がまったく同一である保証は、どこにも無いし、む

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増税対策・必殺「本を買わない読書術」

僕の通っていた大学は「古本屋街」に有り、
また、僕には、浪費癖が有る。
この二つの事実の当然の帰結として、自宅には、無駄に、たくさんの本が有る。

学生の時分なら、まだしも、意外と本は邪魔だ。
とは言え、若い頃の習慣は、なかなか、抜けないもので、今でも、古本屋を見かけると、つい立ち寄り、店内を物色し、何か購入し、自宅へ持ち帰ると、当然、本棚から、空きスペースが、減って行く。

決して広い豪邸でない

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妖怪「ぬかビックリ」現る

僕はケータイの「ネック・ストラップ」を使っている。僕は片手が不自由だからケータイを使う際に、ストラップは必需品です。

ケータイの操作中に,急に手を使う必要に駆られ、手から、ケータイを離しても、路上にケータイを落とさずに済み、なかなか便利だ。「ネックストラップなんて、ダサい」と思われるかもしれないが、手が不自由な、僕には「マストアイテム」です。

もちろんネックストラップを使わない事もあるが、普段

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嗚呼、哀しみのエリマキトカゲ

僕は、むかし脳卒中を患った事が有る。その後遺症が、生活に様々な支障をきたしている。手足が不自由だし、嚥下も、うまく出来ていないようで、食事の後の卓上や衣服や床に気付くと「食べこぼし」が着き、散らかっている事が、よく有る。その為、お箸も「介護用品」の物を使っている。

 僕が、生きる上で大切にしたい事の一つに「食への感謝」が有るから「食べこぼし」なんて、もっての他だ。みっともない上に、食への冒涜だ。

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展覧会は無料で楽しめます

幼い頃から「絵心」が、なかった。無いだけに「憧れ」が強く、
 絵画を見掛けると、つい見入ってしまう。僕は「基礎疾患」の有る高齢の障害者なので「検査入院」だの、リハビリ入院だのと、病院に行く機会が多く、その際の滞在時間も、若く健常な人より長い。



どこの病院にも、玄関先や、待合室、病棟に、絵画の一枚ぐらいは飾って有る。

そして病院は、退屈だ。

退屈だから、入院中は、空き時間を持て余し、「リ

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言葉の不思議

この数年の間に、我々の健康への意識は、かなり変わりましたよね。

もっとも、僕は、今までだって、健康には、充分、留意してました。



何故なら 僕は高齢な上に、基礎疾患が有り、以前「脳卒中」を患った事が複数回有るからです。 脳に疾患歴の有る高齢者が、気になる健康は、やはり「脳の健康」です。

聞いた話では、脳は、強い刺激や、強い感動を受けると、その刺激で、活性化され、「若さ」や「健康」を保てる

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持病と加齢と病床と/旅情と山人

僕は、昔患った、病(脳卒中)の後遺症と、加齢が元で、よく体調を崩し、ちょくちょく入院をする。幸い今年はまだ無事だが、入院生活から離れていると、ふと入院生活を懐かしく思ったりする事が有ります。
それは旅人が、旅情に、山男が山に、誘われるように、ふと思うのです。
旅と、山と、病床の共通項は「非日常」です。そんな普段と違う空間を流れる時間は独特だから、病室を流れる時間は、特殊な時間なのです。どう特殊かと

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通院はムズいよ。

せっかくの連休だから、1日ぐらいは有意義に使おうと思い、普段は仕事で、通いそびれている、 歯科医へ行こうと、週末も診療してくれるクリニックを調べ、予約の電話をすると、土曜の予約は、既に埋まっているとの事だった。

僕は、歯科予約のタイミング程、難しい事は無いと思うので、これから、その 「最良のタイミング」を検証してみます。



そりゃあ、歯やハグキが痛い等と、口内に異変を感じたら、誰でも通院

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吾,テレビドラマに戦慄せり。

僕は、ケータイの「メモ」とか「メモ帳」ってアプリをよく使う、もの忘れが多いので「備忘録」替わりに使っている。

こうして僕は、物忘れが多い癖に「記憶」には、ある種の執着が有る。

人生とか、自己とは、記憶や、記録の集合体にすぎないと思うからです。
 僕が何者か?僕が覚えてなければ、僕という現象は、成立しないし、僕が、いかにそれを力説したって、それを証明する資料(記録)が無いと、その主張(自分が誰で

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死肉の行方

近所のスーパーで、牛肉が安かったので、普段より、厚い肉を購入した。

歳をとるにつれ、食欲が落ち、特に「肉を喰いたい!」って気持ちが、若い頃より希薄になっていた。

お湯を注ぐだけで、食せる物や、レンジで温めるだけの食事で済ますと、「食す」という行為の本質を見失う。久しぶりに、血の滴る厚い肉を頬張って、我々が、「肉食動物」である事が実感出来た。

 虎だって、狼だって、補食の際、相手の必死の抵抗で

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老い先短し、なに喰お?初老

僕には複数の基礎疾患が有る。故に、食事には、かなり気を遣っている。血糖・尿酸・コレステロール等と、何を、どれだけ口にするか?という制約が有る上に、
僕は体が不自由なので「障害年金」を受給している。つまり、年金生活者だから、バリバリの貧困層だ。少なくともセレブじゃないから、食費の上限という切実な制限も有るけど、 昔、まだ若く、体も健康で、収入も、そこそこ有った頃より、貧しい生活を強いられているか?と

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野良ジジイのボヤキ

先日見た情報番組によると、近年「野良猫・犬」が激減しているらしいです。野良が減ったと言っても「何故減ったのか?どう減ったのか?」が気になるところです。保護猫として保護され、恵まれた境遇を得て、野良でなくなったか?保健所に捕まり、殺処分されたか?では、減り方が大分違う。

野良猫だって、野良犬だって、昔は街の一員でした



昔「野良ネコ」や「野良犬」は、近所で、わりとよく見かけた。

僕は、セレ

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断捨離の極意

この三連休を、だらだらと過ごしてしまったので、最終日の今日ぐらい有意義に過ごそうと、本棚の断捨離に取り組んでみましたが、

本の処分は、以外と難しい。棚に学生の頃の古い本をみつければ、30年以上も捨てずに、置いてあるのは、何故だっけ?等と、いちいち手が止まり、はかどらない。

また、久しく見てない古いアルバム等見つけようものなら、又、手が止まり、本棚に並んだ全てが、愛おしくなる。どうせ全てを骨壺に

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くるみ割り介護ロボ

先日読んだ、ある経済記事によると、日本のAI技術は、先進国の中で、かなり立ち遅れているらしい。かつて日本は、テクノロジー最先端の国だった筈なのに、何故? いつの間にテクノロジー後進国状態になっていたの?
このままじゃ、いかんでしょ!少子高齢化の現状を慮れば、高齢化社会の医療の現場・介護の現場の人手不足はAIで補うしか無い筈だから、AI技術の向上は、国策として取り組むべきでは?
僕も若くはないから、

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