言葉の不思議

この数年の間に、我々の健康への意識は、かなり変わりましたよね。

もっとも、僕は、今までだって、健康には、充分、留意してました。

 

何故なら 僕は高齢な上に、基礎疾患が有り、以前「脳卒中」を患った事が複数回有るからです。 脳に疾患歴の有る高齢者が、気になる健康は、やはり「脳の健康」です。

聞いた話では、脳は、強い刺激や、強い感動を受けると、その刺激で、活性化され、「若さ」や「健康」を保てるらしいです。そりゃぁ簡単だ。たとえば、頭上に綺麗な青空を見た時、単に「空が綺麗だ」と思うだけでなく、その途中に、一言「嗚呼」とでも、加えてみると、「空が、嗚呼、綺麗だ。」と、言い換えりゃ、「綺麗だ。」より「嗚呼、綺麗だ。」の方が、強く感動しているような気がする。「嗚呼」ひらがなで二字発声するだけなら、数秒で済む。 ただ、それだけの手間で、健康でいれるなら、日常生活に取り入れない手は無い。 しかし、この健康方は、やや、危険性を伴う。

 

この「嗚呼」という言葉には、感情を増幅する機能があるので、どんな言葉に付加するか?慎重に選ぶ必要が有る。たとえば、「残念」とか「悲しい」や、「退屈」なんて、ネガティブな言葉と、合わせると、「嗚呼、残念」と、残念感が、一段強まってしまうので、「嗚呼」とは、前向きな、明るい言葉に付加しないと、健康効果は「望めない」「病は気から」って言うからね。

嗚呼と心から発すと、健康だけでなく、日常が、豊かになります「嗚呼、楽しい」 「嗚呼、綺麗」「嗚呼、素晴らしい」ほらね?
言葉という精神から放たれるものが、健康という物理現象に影響するのは不思議だ。

「どんな状況で、どんな言葉を使うか?」は、生き方そのものです。

 

ところで先週「今年の新語・流行語」が、発表されましたが、最近の世相を反映し、もっと殺伐とした言葉に溢れたランキングになるだろうと思っていましたが、案外、普通で「拍子抜け」でした。海外に戦争中の国が有り、国内では、射殺事件が有った年の流行語が「普通」とは、今年の流行語は、時代や、社会・世相より、人の愚かさや「おぞましさ」をよく表していると感じました。「戦争や、殺人が普通とは!」ってね。

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