東雲(しののめ)北斗

I・アシモフばりの、SFタッチの科学エッセイや文芸コラムを得意とするエッセイ・コラムラ…

東雲(しののめ)北斗

I・アシモフばりの、SFタッチの科学エッセイや文芸コラムを得意とするエッセイ・コラムライターで、 ただの道楽ライターです。 ここでは、電車や、バスの待ち時間や、仕事の空き時間等で、パパっと手軽にスマホで読める軽い読み物を意図したブログ記事を綴ってます。

マガジン

  • 創作大賞

    創作大賞←この企画が存続する限り、毎回チャレンジする予定なので、 マガジン作っちゃいました。

  • 時間という現象

    タイトル通りのテーマを集めました

  • インチキ進化論

  • シルバーブロガー七転八倒

    要介護者が人生の晩年に挑む奮闘記ブログ集です。

  • 世界という現象

    我々が普段「世界」と呼んでいるものは、確固たる物質存在ではなく、我々の「多数決」的な認識で、その姿は変化する、という流動的な側面を持っているという視点で捉えた世界像を描いたエッセイ集です。

最近の記事

ショートショート作品/スローバラード

この記事は、イベント「創作大賞」の応募小説です。シロウトの小説にアレルギーが有る方は、ご注意下さい。まずは募集要項に従い、「全体のあらすじ」から記します。 あらすじ・車好きの少年が、車に寄せる思い入れを「友情」に見立て描いた小説で、 奇異な経緯から、「魂」を宿した車と少年の交流の物語です。短い作品ですが、読んだ後、洗車に行きたくなるような話として読後も残る物語になればと想い描いた小説です。 ・・・以下本編・・・・・・・・・・ 親しい友人が、カーディーラーに就職したので

    • 衣替えは、お早めに

      イヤー  今日は暑かったですね。 昨日は「曇り」で、暑すぎなく程よい塩梅だったから、  突然季節が進んだように感じました。   僕は、こうして季節が変わる度 「もう夏か」とか「早くも秋だな~」とか「今年も早かった」なんて不思議な事を感じる。 何故季節があっと言う間に進む? 多分、これは「準備」の問題かもしれない。 たとえば、まだ過ごし安く、暑くなりだす前に衣替えを済ませ、夏服を準備しておけば「もう真夏日かよ~」って焦らず済むから、四季の衣替えを「前倒し」で

      • 「今」って、いつ?

        「時間」とか「時代」という概念は、実に難解で、複雑なものだと思う。 たとえば「今」ってヤツは数秒後には、あっと言う間に過去に成ってしまう。 じゃあ、その「今」って、いつなの? 「時間」そんな、あいまいなもの、本当に存在している? 誰もが気軽に使っている身近な言葉だけど、僕には、さっぱり分からない。 僕がこの、おかしな記事を書いている「今日」も今は、まだ成立していない。 今夜入眠し、明日に成ってから、振り返ってからでないと、時間が経過した感を実感できない。

        • 命短し食せよジジイ

          僕は、食べる事が好きなので、食事を大切にしている。 生きるとは、喰う事だ。また、食事にとって大切な事は、単に貪る事だけでは無い。食す事、生きる事は、自分の為に他者の命を潰す事だから、食べる事と食への感謝は、同等であるべきだろう、とは言え、高齢な独身者の僕がスーパーやコンビニで購入して済ませるような食事に心からの感謝の思いを捧げるのは、案外難しい。 1年365日の全ての食事に同等に礼を払ってはいない。  例えば定食屋で清算し、店を出る際、店の店員さんになら「ご馳走様です」

        ショートショート作品/スローバラード

        マガジン

        • 創作大賞
          2本
        • 時間という現象
          26本
        • インチキ進化論
          5本
        • シルバーブロガー七転八倒
          31本
        • 世界という現象
          29本
        • 四季折々の徒然譚
          20本

        記事

          悪い予兆

          最近、天災か人災か?判断が難しいような災害の話が、毎日報じられています。 たとえば、熊の出没騒動も、人が木を伐採し、森を汚すから、彼らも森に住めないのだから、熊騒動の元凶は我々で、熊は被害者の筈だ。また、危険外来種の被害も同様ですよね。又、自然災害だって、環境汚染による「温暖化」で、災害が、拡大・多発化しているから「人災」ですね。同じく戦争も・・・と、地球上のあらゆる悲劇が我々が起因となっているなんて、困った話です。 これから、どんな恐ろしい時代が来るのだろう?

          希望の新種

          群馬県で先日見つかったイルカの化石が新種である事が、判明したという報道が、先日、有ったが、どこか不思議な話です。そのイルカは既に「化石」なのに、新種か?在来種か?そんな種別判断に意味有る? 実際、彼らも新たに発生した訳じゃないし、我々が、今まで彼達を知らなかっただけなのに、新種!新種と、とんだ「から騒ぎ」だ。 そもそも、地球環境は今、地球史上最悪と言える程、悪化しています。棲む環境が変われば、生物もそれに適応する為、変わって行くのが「進化」で、新種のイルカぐらい生まれ

          科学だけが現実ではないらしい

          昨日、ある情報番組で、植物に水を与えずにいたり、近くて゛、植物を切る音を立てたり、していると、我々には、聞こえない程の微弱な音(マイクロ波)を、植物が発する事が研究の結果判明しているらしです。 どこかメルヘンチックな夢物語のように聞こえますが、 そもそも僕は、そんな研究が行われている事も、そんな研究成果が分かった事も、知らなかったから、それが「夢物語」か?科学的か?判断しようがない。 たとえ、どんな科学オタクだって、今、どんな科学研究が行われ、何が判明しているか?全てを把握

          科学だけが現実ではないらしい

          「世界」という勘違い

          先週、ボイジャー1号の通信トラブルが、一部復旧したという報道が、有りました。 これは、僕には、なかなか面白いニュースに思えた。  我々は、日頃、見たり、触れたり出来て、確認できるものだけを「存在・実存」とか「実態」等と認識しているが、 そもそも僕は、そんな通信トラブルが、有った事すら知らなかったから、僕にとって「通信トラブル」は、無かったも同然だ。 この状況をそのボイジャーに当てはめて考えると、なかなか面白いと思うので、検証してみます。 そもそも、ボイジャーは「惑星

          「世界」という勘違い

          断捨離の極意

          この三連休を、だらだらと過ごしてしまったので、最終日の今日ぐらい有意義に過ごそうと、本棚の断捨離に取り組んでみましたが、 本の処分は、以外と難しい。棚に学生の頃の古い本をみつければ、30年以上も捨てずに、置いてあるのは、何故だっけ?等と、いちいち手が止まり、はかどらない。 また、久しく見てない古いアルバム等見つけようものなら、又、手が止まり、本棚に並んだ全てが、愛おしくなる。どうせ全てを骨壺に収まらない事は分かっていたって、なかなか捨てられない。 きっとピラミッドや古墳が

          スキップ・クライシス

          新しいオーディオを買った。長年愛用してきたCDラジカセが壊れかけているらしく、再生のボタンしか押してないのに、勝手にスキップ再生になってしまう為、もう限界だろうと買い換えようと、家電店へ向かうと、天候も良く、気候も今週末は初夏の気温だったから、春が短く、もう夏が来たようだった。季節までスキップして春が飛ばされたなら、地球も故障したのだろうか?我々の様な環境を汚す害虫に、こんなに沢山たかられては、そろそろ寿命だろうか? どんな害虫も、自分の棲む木をまるごと食い潰してしまう程の

          スキップ・クライシス

          野球観ようぜ!

          いよいよ、始まりましたね、球春到来です! 僕のような長年の野球ファンにとって「新年度」は、開幕戦と共に始まるようなものなので、僕の体内カレンダーは会社や社会と少しズレているが、僕は、決して強豪・名門ではないチームのサポーターだから、秋を待たずに「自力優勝消滅」という形で早々にシーズンが終わってしまう事も多いから、春先が野球の旬だと感じる。昨年は居なかった新戦力、移籍で心機一新の躍進を狙う者も、デビューしたての新人も、今シーズンに、どう活躍し、どんな結果を残すだろう?と想像する

          「おはぎ」と「ぼた餅」

          先日、アイスバーの箱買いをした。箱のまま冷蔵庫に仕舞っても無駄だから箱の中身だけを冷凍室に仕舞い、箱は処分してしまった。 そのアイスバーを食べると、食べた後そのバーの棒に「応募はできません」と、書かれてあった。そんな事言われたって、何の応募が有って、何故、応募できないか?すでに箱を処分してしまった僕には、知る術がない。単に食欲に任せて頬張った直後にそんな事言われちゃ「不意打ちの奇襲攻撃」のようで不快だった。アイスなんて、買う→食う→満足とシンプルに成立する行為なのに、「応募で

          「おはぎ」と「ぼた餅」

          ロカボという呪文

          僕には、基礎疾患が有るので、 主治医に、決して太らないように注意されている為、 同じような食品でも「低糖質」とか「ロカボ」等と記載の有る商品の方を選ぶようにしているが、せっかく入手したロカボ食品も、美味しすぎては「どうせ、ロカボだし・・、もう一口くらい・・・」と、つい自分を甘やかしてしまう。きっと、ロカボには「油断」も含まれていのかも知れない。 そのロカボが、僕の健康に、どんな影響をもたらすか? 「もう一口」という油断・誘惑が、後々自分の健康をどう左右するか? 美味しさの代償

          郵便ポストに誰かの気配

          僕は、いつの間にか郵便受けに溜まっている、不要なチラシが嫌いじゃないので、 郵便物を取りに郵便受けへ向かいと「今、僕のポストにどんなチラシが入っているだろう」と想うと、ワクワクし胸が弾む。 チラシとは実に複雑で奥が深い文化だと思います。 たとえば、僕は「宅配ピザ」をめったに頼まないが、そんな僕にポストにもピザのチラシは、しょっちゅう入っているのは何故?  チラシを作る費用と、それを投函する人件費を上回る収益が啼くちゃ、その取り組みは無駄で赤字だから、チラシを使った業務は意

          郵便ポストに誰かの気配

          愚猿

          近年、環境の悪化と気候の温暖化の影響で、今まで存在しなかった細菌が、発生し、感染症もこの二年で飛躍的に増加したらしい。二年といえば、ロシアの軍事侵略が始まったのは、二年前で、二年間戦争中だから、この二年は、生命の環境への適応力と人の愚劣さのせめぎ合いだった訳で、和平は、まだ実現せず、細菌同士は、争ってもいないから、我々は、彼らより、ずっと愚かなのでしょうね。 そもそも細菌に対し、我々は、良いイメージを持たないが、我々の体にだって、無数の「善玉菌」と「悪玉菌」が居て、そ

          ロマンの政治転用

          先日、新聞の科学面に、我々の棲む「天の川銀河」より、その外の銀河の方が、回転速度が遅い事が判明したという記事を読んだ。 どうもピンと来ない話だ。いったい、どんな人が、この記事を書き、どんな人が、読むのだろう? 水槽の外を知らない金魚には「水槽の外」は無縁な筈だ。銀河の中と外の違いは、銀河の中の誰にも関係ないでしよ? 悲劇や不条理に溢れた時代に「銀河の外」とは、実に、のん気な話だ。 一昔前なら、宇宙科学の画期的な新発見なんて話題に、みんなが、興味を抱いた頃が有った。当時の