東雲(しののめ)北斗

I・アシモフばりの、SFタッチの科学エッセイや文芸コラムを得意とするエッセイ・コラムラ…

東雲(しののめ)北斗

I・アシモフばりの、SFタッチの科学エッセイや文芸コラムを得意とするエッセイ・コラムライターで、 ただの道楽ライターです。 ここでは、電車や、バスの待ち時間や、仕事の空き時間等で、パパっと手軽にスマホで読める軽い読み物を意図したブログ記事を綴ってます。

マガジン

  • 世界という現象

    我々が普段「世界」と呼んでいるものは、確固たる物質存在ではなく、我々の「多数決」的な認識で、その姿は変化する、という流動的な側面を持っているという視点で捉えた世界像を描いたエッセイ集です。

  • シルバーブロガー七転八倒

    要介護者が人生の晩年に挑む奮闘記ブログ集です。

  • 四季折々の徒然譚

    タイトルの通りで「季節」や、それに伴う風物詩に纏わる想いを綴ったコラムを まとめてみました

  • 時間という現象

    タイトル通りのテーマを集めました

  • 言葉という現象

    タイトルのまんまです。

最近の記事

「世界」という勘違い

先週、ボイジャー1号の通信トラブルが、一部復旧したという報道が、有りました。 これは、僕には、なかなか面白いニュースに思えた。  我々は、日頃、見たり、触れたり出来て、確認できるものだけを「存在・実存」とか「実態」等と認識しているが、 そもそも僕は、そんな通信トラブルが、有った事すら知らなかったから、僕にとって「通信トラブル」は、無かったも同然だ。 この状況をそのボイジャーに当てはめて考えると、なかなか面白いと思うので、検証してみます。 そもそも、ボイジャーは「惑星

    • 断捨離の極意

      この三連休を、だらだらと過ごしてしまったので、最終日の今日ぐらい有意義に過ごそうと、本棚の断捨離に取り組んでみましたが、 本の処分は、以外と難しい。棚に学生の頃の古い本をみつければ、30年以上も捨てずに、置いてあるのは、何故だっけ?等と、いちいち手が止まり、はかどらない。 また、久しく見てない古いアルバム等見つけようものなら、又、手が止まり、本棚に並んだ全てが、愛おしくなる。どうせ全てを骨壺に収まらない事は分かっていたって、なかなか捨てられない。 きっとピラミッドや古墳が

      • スキップ・クライシス

        新しいオーディオを買った。長年愛用してきたCDラジカセが壊れかけているらしく、再生のボタンしか押してないのに、勝手にスキップ再生になってしまう為、もう限界だろうと買い換えようと、家電店へ向かうと、天候も良く、気候も今週末は初夏の気温だったから、春が短く、もう夏が来たようだった。季節までスキップして春が飛ばされたなら、地球も故障したのだろうか?我々の様な環境を汚す害虫に、こんなに沢山たかられては、そろそろ寿命だろうか? どんな害虫も、自分の棲む木をまるごと食い潰してしまう程の

        • 野球観ようぜ!

          いよいよ、始まりましたね、球春到来です! 僕のような長年の野球ファンにとって「新年度」は、開幕戦と共に始まるようなものなので、僕の体内カレンダーは会社や社会と少しズレているが、僕は、決して強豪・名門ではないチームのサポーターだから、秋を待たずに「自力優勝消滅」という形で早々にシーズンが終わってしまう事も多いから、春先が野球の旬だと感じる。昨年は居なかった新戦力、移籍で心機一新の躍進を狙う者も、デビューしたての新人も、今シーズンに、どう活躍し、どんな結果を残すだろう?と想像する

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        • 世界という現象
          29本
        • シルバーブロガー七転八倒
          30本
        • 四季折々の徒然譚
          20本
        • 時間という現象
          24本
        • 言葉という現象
          6本
        • 令和にこそ「戦争と平和」(ただのブログ集です)
          10本

        記事

          「おはぎ」と「ぼた餅」

          先日、アイスバーの箱買いをした。箱のまま冷蔵庫に仕舞っても無駄だから箱の中身だけを冷凍室に仕舞い、箱は処分してしまった。 そのアイスバーを食べると、食べた後そのバーの棒に「応募はできません」と、書かれてあった。そんな事言われたって、何の応募が有って、何故、応募できないか?すでに箱を処分してしまった僕には、知る術がない。単に食欲に任せて頬張った直後にそんな事言われちゃ「不意打ちの奇襲攻撃」のようで不快だった。アイスなんて、買う→食う→満足とシンプルに成立する行為なのに、「応募で

          「おはぎ」と「ぼた餅」

          ロカボという呪文

          僕には、基礎疾患が有るので、 主治医に、決して太らないように注意されている為、 同じような食品でも「低糖質」とか「ロカボ」等と記載の有る商品の方を選ぶようにしているが、せっかく入手したロカボ食品も、美味しすぎては「どうせ、ロカボだし・・、もう一口くらい・・・」と、つい自分を甘やかしてしまう。きっと、ロカボには「油断」も含まれていのかも知れない。 そのロカボが、僕の健康に、どんな影響をもたらすか? 「もう一口」という油断・誘惑が、後々自分の健康をどう左右するか? 美味しさの代償

          郵便ポストに誰かの気配

          僕は、いつの間にか郵便受けに溜まっている、不要なチラシが嫌いじゃないので、 郵便物を取りに郵便受けへ向かいと「今、僕のポストにどんなチラシが入っているだろう」と想うと、ワクワクし胸が弾む。 チラシとは実に複雑で奥が深い文化だと思います。 たとえば、僕は「宅配ピザ」をめったに頼まないが、そんな僕にポストにもピザのチラシは、しょっちゅう入っているのは何故?  チラシを作る費用と、それを投函する人件費を上回る収益が啼くちゃ、その取り組みは無駄で赤字だから、チラシを使った業務は意

          郵便ポストに誰かの気配

          愚猿

          近年、環境の悪化と気候の温暖化の影響で、今まで存在しなかった細菌が、発生し、感染症もこの二年で飛躍的に増加したらしい。二年といえば、ロシアの軍事侵略が始まったのは、二年前で、二年間戦争中だから、この二年は、生命の環境への適応力と人の愚劣さのせめぎ合いだった訳で、和平は、まだ実現せず、細菌同士は、争ってもいないから、我々は、彼らより、ずっと愚かなのでしょうね。 そもそも細菌に対し、我々は、良いイメージを持たないが、我々の体にだって、無数の「善玉菌」と「悪玉菌」が居て、そ

          ロマンの政治転用

          先日、新聞の科学面に、我々の棲む「天の川銀河」より、その外の銀河の方が、回転速度が遅い事が判明したという記事を読んだ。 どうもピンと来ない話だ。いったい、どんな人が、この記事を書き、どんな人が、読むのだろう? 水槽の外を知らない金魚には「水槽の外」は無縁な筈だ。銀河の中と外の違いは、銀河の中の誰にも関係ないでしよ? 悲劇や不条理に溢れた時代に「銀河の外」とは、実に、のん気な話だ。 一昔前なら、宇宙科学の画期的な新発見なんて話題に、みんなが、興味を抱いた頃が有った。当時の

          冬眠代行のススメ

          食糧難や、気候の乱れから、冬眠出来ず、街中に出現する「アーバンベア」が、近頃、話題になっています。 彼等も好きで、冬眠せず起きている訳じゃない筈だ。本来の自然のリズムで生活した方が、快適だろう。 そんな彼らの代わりって訳じゃないけど、僕は今週末に「冬眠」にチャレンジしました。  僕の勤める会社の冬季休業は12連休だったので、正月気分に浮かれ毎日、出歩いていたら、出費が、かさみ、給料日前の週末に遊び歩く軍資金が足りず、おとなしく「巣籠り」して、給料日を待つのが、無難だと、

          お掃除迷想録

          僕は「片付け」や、お掃除が極端に苦手です。 そんな僕でも、流石に、年末の大掃除ぐらいは、する為、  僕は、 毎年、この時期になると、仏教について思いを馳せる。年末の大掃除をする際に、仏壇の掃除から、始める。両親や先祖の位牌を「後回し」にするのは気が引けるので、自然とそんな順序で片付ける。 年末に、仏壇と、しみじみと向き合うと、そもそも位牌とは?とか、何故、線香を灯し、鈴を鳴らすのだろう?等と、疑問が止まらない。自宅に仏壇を置いていながら、仏教に無知な自分が恥ずかしい

          光合成と浪費癖

          僕は、普段、在宅事務の仕事をしている為、日光に当たる機会が無いので、せっかくの週末も、曇天では気が滅入る。昨日は、朝から雨で、気が沈んでいたが、今日は、朝から快晴で、昨日のじめじめ感を引きずったままでは、週明けの業務に支障が有るので、光合成をしようと、街中へ繰り出すと、ひさしぶりの日差しに身も心も軽くなり、浮かれ気分で、つい財布の紐も緩み、普段より、多額の消費をしてしまって、「来週の仕事を頑張り、不要な出費で受けたをダメージを挽回しよう!」と気が引き締まったので、 今日の光合

          押し入れ経済学~イベント#お金について考える応募用の過去記事の再投稿です

          押入れの掃除をしていたら、古着のポケットから、銀行の封筒が見つかり、結構な額のお金が、入っていた。何かの都合で下ろした預金が不用になって、そのまま失念していたのだろう。 こういう、予定外のお金は、もともと自分のお金なのに得した気分になってしまう、よく考えたら、本来、お金には、何の価値も無い。つまり、100円でパンは買えるが、100円は食べられない。つまり「価値の代用」に過ぎない。 お金は、「価値」と交換ができるだけで「価値」そのものでは無い、日本人は、この「交換」があまり上手

          押し入れ経済学~イベント#お金について考える応募用の過去記事の再投稿です

          時は幸なり。

          あっという間に師走になりましたね。僕は、この時期になると、毎年、不思議に思う事が有る。 僕だけではないだろうが、この時期になると「今年も、あっという間だった」等と、不思議な感慨を抱いたりするけど、そんな筈無いよね。 基本的に「時間」は、常に一定の速度で進んでいる筈だから、あっという間に進んでしまったり、ゆっくり進んだりする訳がない。 実際、「今日は普段より、時計の針が速く回っている」なんて感じた事無いけど、 実感としては、時間は、たまに、速度を変える。楽しい時間は「あっ

          「虫唾」って何だべ?

          「虫唾が走る」という微妙なニュアンスの表現が有るけど、  これは日本独特の表現だと思い、どう翻訳すれば、外国の方に伝わるか?ネットで調べてみると、「ゾクソするほと気持ち悪い」とか「気が滅入る」等と、少しズレたような、ピンとこないような翻訳しか検索にヒットしなかったから、外国の人には虫唾は走らないのだろう。 この両者の違いは、歴史的、文化的な相違に起因していると思う。 つまり、ヨーロッパの諸国は、同じ信仰を持った隣国と陸地で繋がっているから、他者と接し慣れている為、他なる価

          「虫唾」って何だべ?

          便利は怖いよ。

          家電量販店へ行った。いろいろなコーナーの、たくさんの商品にAI○○と名付けらた製品が並んでいたが、僕は、この手の商品が嫌いだ。こんなに造られているのだから、「AI」とは、さぞ便利なのだろう。しかし、そんなAIを搭載した家電が家中に有れば、さぞ退屈な生活になってしまわないだろうか?と不安です。 僕は、便利ほど退屈なモノは無いと、思います。 たとえば、僕には、失業経験が有り、今は就職に成功し、勤めている。失業中は、当然、使えるお金が、少ないから、出費には、慎重だったが、働き、