我々が普段「世界」と呼んでいるものは、確固たる物質存在ではなく、我々の「多数決」的な認識で、その姿は変化する、という流動的な側面を持っているという視点で捉えた世界像を描いたエッセ…
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閉ざされた部屋(世界の発生②)
例えば、今、目の前に、過去10年間1度も開けられていない「鍵で閉ざされた部屋」が有ったとして、今、10年ぶりに、その部屋が、開かれ、そこに、壁一面が、赤く染められた「赤い部屋」が、出現しても、その部屋が「閉ざされていた10年間、ずっと、「赤い部屋」のままだったかどうか」は、分からないはずだ、その可能性が高いだけで、ずっと無人のままだったから、
「そうだった事」を誰も証明する事も確認する事も出来な
「世界」という勘違い
先週、ボイジャー1号の通信トラブルが、一部復旧したという報道が、有りました。
これは、僕には、なかなか面白いニュースに思えた。
我々は、日頃、見たり、触れたり出来て、確認できるものだけを「存在・実存」とか「実態」等と認識しているが、 そもそも僕は、そんな通信トラブルが、有った事すら知らなかったから、僕にとって「通信トラブル」は、無かったも同然だ。
この状況をそのボイジャーに当てはめて考える