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休職日記 2022.3~

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2022年3月から5月の休職に入っていた間の日常、感じたこと、復職後に考えたことなどを綴っています。
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#復職

休職日記 #40 温室から外へ、あわよくばもっと外へ

休職日記 #40 温室から外へ、あわよくばもっと外へ

気が付くと、前回の更新から1か月以上が過ぎてしまった。

この間に、産業医面談があり、ついに残業が解禁された。もちろん、無制限という訳ではないのだが「定時になったら必ず帰らなければならない」状況から「定時後も仕事ができる」状態になった変化は大きい。

解禁直後に「連日2時間の残業」というようなことはしなかったのだが、徐々に1時間、2時間・・・という日が増えてきて、この間は休日出勤も入ってきた。いろ

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休職日記 #39 平日の昼間、白い天井を眺める

休職日記 #39 平日の昼間、白い天井を眺める

水曜日の午後3時、自宅のベッドに寝転がり天井を眺める。2ヶ月前、休職していた際にもずっと見てきた面白くない景色だ。
なんでまたこの景色を眺めるハメになっているかというと、また再発して休職した…という訳ではない。流行り病の方に罹ってしまい自宅療養を強いられているがゆえだ。(皆さんもお気をつけて、私は心当たりが本当になくて困惑してます。)

幸い持病がないのと、若いのと、ワクチンも3回打っていたからな

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休職日記 #38 頭の回転

休職日記 #38 頭の回転

学生時代から教育NPOの活動に携わっていた。ニッチな業界なので、具体的な説明は遠慮させてもらうが、文化系の活動で大会があり、その運営や審判などをやってきた。

大学生の頃は運営をメインにしていたが運営は、いろいろと事前準備が必要で負担が重いため、社会人以降は主に当日にお手伝いだけをすればいい審判として主に携わってきた。
ただ、だからといって簡単なお手伝いとは言い難い。生徒さん・学生さんたちの活動を

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休職日記 #37 頑張りとムリ

休職日記 #37 頑張りとムリ

復職して数週間が経った。元の職場へ復帰、仕事内容も休職前と変わらずだが、残業厳禁という状況が続いている。仕事自体は、やはりストレスを感じることもあるが、まあやりがいがあるし、楽しんでやれてはいる。

ただ、適応障害から全快したという訳ではなく、病み上がりの身に過ぎないからなのか、心身が疲弊するようなこともなくはない。
休職前は(労働基準法の範囲内で)それなりに残業をしていたし、仕事量も今とは比べ物

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休職日記 #36 無いものねだり

休職日記 #36 無いものねだり

先日、大河ドラマを見ていて「土いじりなんてして、バチが怖くないのか」というセリフが出てきた。どういう意味か分からなかったので調べてみると、どうも「土用の禁」ではないかということだった。

土用の禁というのは、土用の時期(季節と季節の変わり目、年に4回ある)に土いじりをしてはいけないという伝承だ。流石に土用の丑の日は知っていたが、土用の期間中に土いじりをしてはいけないという慣習は、恥ずかしながら、知

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休職日記 #35 復職して感じたこと

休職日記 #35 復職して感じたこと

先日、元の職場に復帰した。ただ、産業医から時間外勤務の一切禁止が厳命されており、働き方は休職前と全く異なる状態だ。さらに年度変わりを挟んだせいで、いろいろと組織の改組や人の異動などもあり、わりと浦島太郎のような心持ちである。

仕事の内容は休職前から一気に削減され、1つの案件のみに関わるという形に変更された(従前は、複数案件の掛け持ちが普通であった)。9時前に出て、5時過ぎに退勤する。休職前と比べ

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休職日記 #28 休職原因と向き合う

休職日記 #28 休職原因と向き合う

慣らし勤務が続いている。始業時刻までに会社に出てきて、あとは産業医から出されたワークだけして、自学自習をしろとのこと。(時間になったら、そそくさと帰る)
ただ、たかが2か月、されど2か月で「〇時~〇時まで(本来の業務時間よりは短い)は会社にいなければならない」と時間で拘束されるのが意外と苦痛ではある。

しかも、この慣らし勤務中にやっているワークというのが、休職原因の振り返りと再発防止策の検討とい

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休職日記 #25 久しぶりの会社

休職日記 #25 久しぶりの会社

気が付くと休職に入ってから2か月が経った。4月の中旬から下旬ごろには、日常生活は全く問題なく送れるし、それなりに物事に対して意欲も湧いてきていたので主治医の診察の際に復職の話を切り出してみた。主治医としては、GW明けに復職に向けて動き出すというイメージだったため、やや早い印象を持ったようだが「まあ、そういうことなら」ということでOKをもらい、会社に復職の相談を開始した。

ただ、思った以上にここか

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