ひげめがね

書きたいことを書いてます。

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最近の記事

何者にもなれなかった恐怖と、何者にもなれなかったことを受け入れる勇気と、何者にもなれなかったと諦めるにはまだ早いと抗う気持ちをごちゃ混ぜにして生きていく。

    • ずっと苦しかった自分を救ってくれる言葉って本当にあるんだなって思う。

      • 「楽しい予定をいっぱい入れるの、涙はお預け」

        宇多田ヒカルの新曲「Gold ~また逢う日まで~」がリリース。 最初はゆったりとした曲調で、ピアノの音色が心地よく、でもどこか寂しく心に染みるものがあった。 だが、後半になるにつれて徐々にアップテンポというか、popな感じになっていき、初めて聞いた時は「鳥肌立つわ、、、」って心の中で思った。 宇多田ヒカルの曲は、こんな自分にも勇気をくれたり、寄り添ってくれたり、ああ、こんな自分でもいいんだなって思わせてくれるものがある。 「いつか起こるかもしれない悲劇を 捕まえていう 『

        • 1人で生きるより

          この悲しみも切なさも、1人で綺麗に昇華できるほど出来た人間ではないので、言葉を綴ることで自分を楽にしたい。 上手く言葉には出来ないけれど、僕は彼が大好きで、彼も僕を好きだったんだ。けど、上手くはいかず、彼に新しい人ができて、僕は諦めた。けど、時間が経っても、まだ、あなたを心のどこかでずっと思ってしまう自分がいるし、あなたはもう僕の見えないところで新しい幸せを楽しんでいるのに、僕はいつまでここにいるのだろうか。 宇多田ヒカルは、1人で生きるより永久に傷つきたい、と歌っている

        何者にもなれなかった恐怖と、何者にもなれなかったことを受け入れる勇気と、何者にもなれなかったと諦めるにはまだ早いと抗う気持ちをごちゃ混ぜにして生きていく。

          君にごめんと、ありがとうと、さよならを

          4年ほど付き合っているパートナーと、昨日お別れした。関係性を終わらした。LINEで終わってしまっただからだろうか、とても悲しい、すごく寂しいという感情は正直そこまで湧かなかった。4年も付き合っていたのに、その年月とはまるで反比例するほどに悲しい感情が湧かなかった。 きっと、もっと早く終わらせるべきだったんだと思う。本当はお互いにこれ以上はお互いがお互いを愛せないということに気づいていたのに、分かっていたのに、この関係が変わってしまうことの方が怖くて、その恐怖に打ちひしがれる

          君にごめんと、ありがとうと、さよならを

          言葉にするということ

          自分の感じていることを、一度言葉にしてみる。そうすると、感じていたこと以上のことがわかる。自分の心が感じたことだからなんだって理解していると思っていたが、実は自分でも知らない自分、気づけなかった自分がいることがある。 この、「自分でも知らない自分」「気づけなかった自分」をどれだけ認識して、大切に出来るかが大切だと思う。 毎日、朝起きてSNSを見て、ニュースアプリや天気アプリを開いて、電車に乗れば色んな屋外広告に訴えかけられ、またSNSを見て、眠りにつく。 僕らは世界から

          言葉にするということ

          人新世の「資本論」を読んで

          結論から言うと、「出来れば読みたくなかった」と「読んでよかった」という複雑な心境である。 前者の「出来れば読みたくなかった」は、「読まずにいればこの世界の現状とこのまま資本主義が破壊を進めていく先の結末」を論理的に知ってしまったからである。なんとなく知ったのではなく、論理的に、納得してしまったのである。 それを踏まえ後者の意味は、「そんな状況下であることをこの本を通して理解することが出来てよかった」ということである。人は、自分が無知であることに関してはどうしても自発的に気

          人新世の「資本論」を読んで

          時速15kmの世界で

          恋人が中野に引っ越した。その手伝いに行った。 2回目の中野は、天気がよく、美味しそうなごはん屋が並んでいて、居心地の良さを感じた。 手伝いを終えて、家に帰り、カフェに行くために自転車に乗った。以前、自転車の速度は時速15kmだということを知った。 時速15kmで走る世界は、少し肌寒く、ただ新しい発見の予感による期待と興奮で心が踊る。時には間違えて自転車じゃ通れない道に入ってしまうこともある。 知らない街、初めての道、手を繋ぐ親子、買い物帰りの夫婦。そこには、僕が知らな

          時速15kmの世界で

          誰かを、何かを愛すことができるか

          自分は誰かを、何かを愛せているだろうか?愛するということは、受動ではなく能動で献身的な活動だと思う。誰かは恋人や家族、友達や仕事仲間だけでなく、隣に住んでいる人や立ち話をしているおばあちゃん、酒に潰れたサラリーマン、誰かや何かを愛せない人、そして自分自身。何かとは何だろう。それは自然かもしれないし、食べ物かもしれない。はたまた、物体としては存在しない仕事や繋がりかもしれない。 自分が知る、自分の理想や尊敬する人は多分与えて生きていると思う。それは物理的な物に関わらず、時間的

          誰かを、何かを愛すことができるか

          雨に打たれて

          雨の音が心地いい。プレハブのようなものに雨が落ちて、独特の音が聞こえる。今日は蒸し暑くなく、快適な夜で、梅雨でジメジメして嫌気がさすこともあるけど、こんな夜も素敵だと思う。 父が新しい職を始めるらしい。もう始めているかもしれない。コロナの影響で自営業だった仕事はほとんど減ってしまい、これでは収入がないということで、トラックの運転手になるために免許を取りにいった。 自分は、50歳を超えても新しいことを始めようとする父にちょっと感心した。もちろん家族を養うために仕方なくとった

          雨に打たれて

          歩み

          あひるの空を読み返した。高校バスケ漫画だ。素敵な漫画だと毎回思う。そこには綺麗事なんかない、リアルな出来事しか書かれていないからだ。作者もコメントに、「読者を傷つけたい」と書いていた。あひるの空を読んでいると、心がうずうずする。もどかしくなる。過去に戻りたくなる。 合宿の練習がきつすぎて立ち止まってしまう女子がいた。その女子生徒に対して監督は、「人は目指していた何かに断念するときに必ず理由をつける。その方が楽だからだ。」と言った。 また、「走りっぱなしの奴なんてこの世にいな

          1年前の自分へ

          とある会社にインターンとして4月に入社し、そのまま正社員になって1年が経った。まず、あの時の自分に言いたいことがある。勇気を持って一歩踏み出してくれてありがとう。あの選択がなかったら、今日この時間にこうしてnoteを書くこともなかったんじゃないかと思う。初めてのインターン、バイトとは違って、お金稼ぎじゃない、会社を成長させるためのメンバーとして入ってみて、素敵な1年だったんじゃないかなと思う。 毎日自分が結果を出せているか、会社の為に何か影響を与えられているか、給料以上の活

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          独りの時間を、愛そう

          日曜の午後、駅近のいい感じのコーヒー屋さんに行ったら満席だった。仕方がないから18時くらいから行こう。きっとその時間なら空いているだろう。 インスタのアプリを消した。先週消した。かと言いながらもちょくちょくグーグルの検索口から見てしまう。好きなスポーツ選手のストーリー、ちょっと気になっている人の投稿、どれも素敵だと思う。 インスタのアプリを消したのは、インスタに支配される時間を奪い返したかった。僕は暇さえあればいつでもSNSを開いてしまう。惰性でだ。特に開くことに意味など

          独りの時間を、愛そう

          僕たちはどこへ向かうのだろうか

          朝、ジムに行った。その前に髪も切った。これだけで今日の1日はやり切ったと思う。よくやった自分、ナイス。 最近読んだ記事に、共感するものがあった。テーマは豊かさと幸福、みたいな感じだったと思う。昔はコンビニは深夜営業していなかったし、スマホもなければパソコンも普及していなかった。きっと、今の自分がそんな昔にタイムスリップしたら、ストレスが半端じゃないかと思う。きっと僕だけでなく、この日本に住む人たちのほとんどが。僕はまだ20前半の人間だけど、小さい頃と比べて便利なことが増えた

          僕たちはどこへ向かうのだろうか

          あの頃の自分へ

          思っていることを言葉にすることは大切だ、と大学3年生の時に実感した。その時にはブログを書いており、自分のセクシャリティと向き合う大きなきっかけとなった。話す相手がいないのならば、自分と対話しながら書けばいい、ブログとは中々いいツールだと思う。 自分がゲイだと薄々気づき始めたのは、確か中学1年生の時とかだった気がする。野球部の男の子を好きになった。クラスが違ったので、少しでも近づくために、仲良くなるために、共通の知り合いを伝ってなんとか友達になった気がする。あの時は緊張しすぎ

          あの頃の自分へ

          父と、ハムカツと

          一週間ぶりに実家に帰った。二月の頭に引っ越してから、週に一回は日曜日の朝に作る父のご飯が食べたくなり、帰っている。きっとまだ親離れはで来ていないんだと思う。 ここ最近、This is us というアメリカのドラマをアマゾンプライムで見ている。昨日シリーズ1を見終わって、シリーズ2を見ようとしたらシリーズ2以降はレンタルしないと見れない。困ったもんだ。無料になるまで待とうか。 ある家族のヒューマンドラマなのだが、リアリティがあり、馴染みやすいドラマで、「すごく面白い!」とか

          父と、ハムカツと